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09衆議院議員総選挙 幸福実現党 比例区得票数とかんたん分析

 選挙の開票が終わった。
 小心者の小生、昨日の夜はドキドキして、テレビを見るでもないのに、寝床でひたすら、「眠れん、眠れん」、と唸っていた。
 議席がゼロなのはわかっている。
 最初から、それはわかっている。
 わかっているのだが、もしかして、もしかすると、などと思ってしまって眠れない。

 我が家でも、幸福実現党に入れた選挙好きの実母が、夜中にラジオを聞きつつ、「ちょっと! 腹が立って寝られないわ! なにお前んとこ、「幸福実現党80票」って!」( ←まだ開票始まったばっかりでしょうが) などと、親切にもいちいち、大声で自室から選挙速報を叫んで下さるので、なおのこと眠れない。
 
 いっぽう、伴侶はといえば、「ああ、だいじょうぶ。議席はゼロで確定してるから」といって、明日の仕事に備えてすやすや寝てしまった。
 
 結局、夜中の一時半に「大川総裁 落選確実」の報が産経ネットで出されて、ようやく寝ることが出来るのだった。

 さて、開けて得票数が出る。
 幸福実現党の比例区の獲得票数とパーセンテージは以下の通り。

北海道 20,276票 0.60% (新党本質を上回る)
東北  36,295票 0.67 %
北関東 46,867票 0.62 %
南関東 44,162票 0.51 %
東京  35,667票 0.51 %
北陸信越32,312票 0.71%
東海  57,222票 0.68 %
近畿  80,529票 0.72% (改革クラブを上回る)
中国  32,319票 0.75%
四国  19,507票 0.86%
九州  54,231票 0.67%

 おおむね0.7%をきる、というところか。
 全体的に、得票数を見ると「西高東低」の傾向があるように感じる。新しいものは西のほうが受け入れやすいだろうか。

 にもかかわらず、北信越、よくがんばった。あれだけがっちりしている閉鎖的なところであるのに。
 しかも、実を言うと、かなり重要な選挙区に 『悪気はないのだが、選挙ならびに自分自身に関してものすごい勘違いをしており、結果、会員さんをみな怒らせている(のに本人は気付いていない)という、ちょっとアレな候補者』 がいるという噂も知っていて、かなり心配していたのだが、全体として悪くない結果だ。

 北陸の地元の人たちの粘り強い性格からくるがんばりだろうと思う。
 
 意外にも関東が落ち込んでいる。出馬取り消し騒ぎが尾を引いているか。

 近畿はあれだけの共産党の牙城だというのによく食い込んだものだ。総裁自らの連日の街宣が効いたか。

 四国はさすが、である。しかし、地元の新聞で一面に報じても、まだまだ届かないのだなあ。

 さらに、小選挙区を見ると、さらによくがんばった! と言いたくなる。

 たとえば、このブログでとりあげた、東よしかず候補の所など、カリスマ予想屋といわれる「知子夫人」事前の予測では、八百票程度だったのだが、なんと蓋を開けてみると二千四百票近い様子である!
 予測の三倍だ! よくやったぞ!

 「知子夫人」の予測は、かなり正確と言われているのだが、幸福実現党に関しては当たらず、おおむね、予想の二倍から三倍の票を皆が取ってきているようだ。

 知子夫人だけでなく、以前、都知事選の際には、各新聞社では幸福実現党の得票数は0.2%と予測していたのだが、その三倍以上も得票してきて驚き、いらい政党扱いするようになったという話を聞いた。

 今回もだいたいその程度の票が取れていたことになる。
 追い込みが効いたのだろう。
 みなさん、お疲れ様でした。

 小生はと言えば、これほど、活動が広がり、浸透し、世論を変えて、ネットでも(ちょっと珍獣扱いにはなっているが)受け入れられると思わなかった。
 五月の最初ころの日記にも書いたが、いつ団体がつぶされてしまうような大バッシングが来るのではないかとヒヤヒヤしていたのである。
 まあ、これからの様子見で予断はならないのだが。

 この国の常識から考えれば、素人が挑むなどいうことが、絶対不可能であるはずの選挙戦……だったはずなのに、ポスターの印刷の仕方すらもわからないような素人の大軍団が、よくぞ健闘したではないか。

 さて、選挙翌日の今日は、負けた党の選挙事務所には全て例外なく警察の査察・家宅捜索が入る。

 幸福実現党の選挙事務所はもちろん、幸福の科学の支部や正心館も同様の扱いらしい。(なにごともないように祈る)

 支部は一日、お休みである。

 明日あたり総裁が動かれ、明後日あたりなにかニュースが入らないかとわくわくの小生である。

 最後に、「それでも、あんなにがんばったのに……一つぐらい議席が取れたっていいじゃないのよ……」と布団をかぶって泣き泣き落ち込んでいる会員さんのために、以下、八月中旬、総裁先生の不出馬騒ぎのときの、本地川さんの御言葉を引用。
 
本地川氏「先生から、『おお、弟子たち、お前達は強いな』……そういわれるようなね、弟子になっていきたい。

 一つ一つのことを一喜一憂するのでなくてね、ゴールは先なんだと。

 宗教立国が、遙か先の目標ですから。

 明治の時だってそうじゃないですか、明治維新だって。

 薩摩、長州、土佐、たった三藩しか立ち上がらなかったんですよ。300諸藩がある中で。
 彼ら負けましたよ。
 蛤御紋でも。
 負けましたよ。
 長州。
 攻められて、もう藩存亡の危機に立ちましたよ。
 でも志を棄てなかったから。最後は勝利してたんじゃないですか。
 今、私たちもそこなんです。
 目先のことに一喜一憂するんじゃなくてね、本当に仏の願いを受けて、最後までやり抜きたいと思います。
 共に頑張っていきましょう。
 ありがとうございました。」(要約 小生)

 
 ……十年かけて、信用をかちとればいいんです。
 必ずどこかで、この国の人々は気付きますから。

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