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2009-08

2008,8,2 三重特別講演会 人生はどうしたら開けるか(1) 仁徳天皇と消費税全廃

 山吹の色のスーツに格子柄のタイで現れた総裁は、選挙の話としては未だ聞いたことがない話をはじめた。

 それはなんと、総裁が仁徳天皇の霊夢を繰り返し見る、という話である。
 しかも、その内容は

 「家の竈(かまど)から炊煙が立ち上っていないことに気づいて租税を免除し、その間は倹約のために宮殿の屋根の茅さえ葺き替えず、三年経って煮炊きの煙が立つのをみて、税をとることにした」、と言う記紀の逸話。
 そう、 天皇の曰はく、『烟気、国に満てり。百姓、自づからに富めるか』とのたまふ」(仁徳天皇七年四月)のあの話である。

 そして、総裁の夢の最後で、仁徳は必ず、総裁に言うのだそうである。

 「頼んだよ」、と。

 ……すごい。
 ……凄い話を聞いてしまった。
 霊界譚としても、夢日記としても、そしてなにより政治家の話としても、こんな泣かせる話を小生は聞いたことがない。

 総裁「仁徳天皇は、減税するにあたって、財源があるかなどとは言わなかった。ただ、人々が幸せかどうかだけを考えた。
 また、国防についても、そうである。大和朝廷が九州→近畿→奈良盆地に来たのは、海伝いにやってくる外国の軍隊から攻めづらくするため。

 民が幸福に食べているか、安全を守れるか、が政治の原点。
 幸福実現党はそれを言っている。

 その、率直な意見を聞いて戯言だ、政治の素人だ、と嘲笑している人たちは政治そのものを忘れ去っている人たち。」(要約 小生)

これを聞いた政治家は、 ぐうの音も出まい。
 ……こういうことは、本来、文芸に詳しいマスコミこそが、コラムあたりで言わねばならないことではないか。

 総裁「民主は政権交代しか考えていない。それさえすればバラ色になると思っている。
 しかし、政権さえ交代すれば民主主義というのは違う。
 それぞれの意志の本に活動して国が反映することが民主主義。
 繁栄へと導かないなら民主主義ではないそれは党派政治。独裁か、交代かのシステムの違い。」(要約 小生)

 ようするに、政権が変わっても、それだけではいいことはないよ、といっているのである。
 

 補足として、仁徳天皇について。
 スフィンクスに比肩される世界最古の墓を持ち、嫁さんが居ながら他の女性にちょっかいだした話で有名な天皇である。
 が、総裁は、免税の話が史実である根拠として、「世界最古・最大の母凌駕できるのは、それだけの徳を慕われたからだ」(要約 小生)と、といておられた。

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