Home > Archives > 2009-08

2009-08

●政見放送のスタイルについて/「ミニドラマ北朝鮮による脅威 第三弾 完結編」 一般のリアルタイム反応

 ●政見放送真っ盛りである。

 こちらでは、政見放送の順番は、「幸福党」「公明党」「民主党」の順であった。
 面白かったのは、民主、公明などは、有名女優のような人を配して、対話式で「こんなによいことがありますよ」「これだけバラマキいたしますよ」と、自分の政党に投票するメリットを説明する、「政党のテレフォンショッピング」のような印象を受ける。
 なるほど、工夫されている。もしかすると、欧米あたりで有名なやり方なのかも知れない。
 マーケティングの手法のようにも見える。

 しかし、そうした「政治商売」のマーケティングの中、ひとり、維新のサムライ代表のような姿で、総裁が熱弁をふるっている。
 この姿が、人々に印象を刻まないはずはない、と思うのだがいかがか。

 なお、こちらでは、公明党の政見放送の際に、地震がおきたとのことで、政見放送の画面の下部が潰れてしまっていた。こんなこともあるのか。
 こんなタイミングにあたった政党は運が悪い。

 ……さて、ではいま、リアルタイムで、幸福実現党にはどんなレスポンスがあるのか。
 それを知ることができる場所の一つが、視聴者がビデオを見ながら、次々に感想の字幕をコメントとして画面に書き込める「ニコニコ動画」。
 
 ここに、
2009年08月06日 01:02:38 投稿 【北朝鮮が韓国・日本に侵攻!!】http://www.nicovideo.jp/watch/sm7851109
と、
2009年08月18日 22:22:10 投稿 【幸福実現党】 北朝鮮による脅威③ 完結編http://www.nicovideo.jp/watch/sm7973689がアップされていた。

 だが、今回は、書き込まれるコメントの質が違う。
 今までは袋叩きっぽかったのが、アップされてまる一日、八~九割が、支持する書き込みである。
 風向きが、変わってきているのだ。
 ネットの衆、やっと、気がついたか。
 幸福実現党というのは、じつは、掲示板や、こうしたコメントつき動画サイトを愛用しているネットの人々の意見に、最も近い政党である。
 発足から三ヶ月、徐々に、徐々に、幸福実現党の主張を認める人々が増えてきていた。
 そして、投票日期日数日前に、アップされた動画に対するレスポンスが、「九割の好評価」なのである。

 総裁の獅子吼、実現党のみなさんのがんばりぬいた姿勢、そのすべてが、認められているのではないかと推察する。

 ところが、ニコニコ動画のコメントは、次々に古いものから消えていくことになっており、さらに、ドラマが好評だと「アンチ」といわれる批判者やおそらく他宗の攻撃者が大量の書き込みをしてくるので、いま、最初の頃の好意的なコメントが残っていない。

 ということで、小生の伴侶がメモをとっておいた、ニコニコ動画の「皆の衆」の、実現党に対するナマ感想を、まとめてみた。
 生まれて三ヶ月の宗教政党が、ここまで受け入れられていることに驚かれるに違いない。ご参考にどうぞ。

 では以下スタート。太字はニコニコの書き込み。( )内は小生の感想。

【北朝鮮による脅威③ 完結編 】

 まず、ビデオ開始すぐ、ミサイルが日本を飛び越すシーン……
01
【コメント】「無駄にクオリティ高い」
 「この女子アナ、この前のビデオで死ななかったっけ?」「こいつら何回死ぬんだ」
 「世界一の漁獲量の八戸イカ釣り艦隊が……!」

 (小生感想……すでに、クオリティについては一定の評価があるらしい。
 また、「こいつら何回死ぬんだ」のコメントの背景について。
 ニコニコ動画の皆の衆はアニメ好きだが、昨今のアニメでは、幾度も登場人物が同じ時間を繰り返して、その時間から出られないというパターンは有名らしく、中には毎回主人公たちが惨殺される時間を繰り返し、そこから抜け出すという奇抜なホラーミステリもある。
 このドラマでももう同じメンツが二回死んでいるので、書き込みの中にはそうしたアニメの名前も出てきたようである。
 彼らの慣れ親しんだアニメと同列に論じているあたり、このドラマが親しまれている証拠だと感じる。
 それにしても、八戸イカ艦隊ってイカつり漁船の群れのことか? 勇ましい名前だな。)

 ●ミサイル落下に関して、職場での様々な反応が映る。職場の女の子の一人が 「日本はいっぱい悪いことしてきた」という台詞を聞くや、ニコニコ動画の皆の衆は……

【コメント】「この女、おまいらの敵」
「誰か彼女に歴史を教えてやれ」
「民主に投票しただろ」
「敗北主義」「憲法九条の会w」
「友愛されたw」
「『これまで悪いことしてきた』って、64年前の一時期だけだろ」
「この女性役の人かわいそう」

 (小生……いきなり凄い叩かれぶりだ。戦後日本の正義をすり込まれて育った女性の役だが、ふつうのドラマでは、この女性のほうが「正義の味方」として作品が作られるため、こういうのは新鮮なのだろうと思われる)

 ●そこへ、北朝鮮が、十七発のミサイルを撃つ

 コメント「うわあ……」
「うわ……地元だよ」「着弾しすぎ」「でもリアルはこうだろ」「見ていて吐き気がする私はチキン」
「軍部が暴走したら十分アリ」「お前ら仕事しろ」「←この状況で仕事は無理」

 ●そこではじまる職場の喧嘩
04

【コメント】「面白すぎる」「こんな職場イヤだ」
「素晴らしい職場だこれ」「いちいち喧嘩すんな」
「この女プロ市民かよw」「盛り上がってきた」
「で、何の会社?」
「九条があるから落ちない」「九条なんてあてにできるか」

(小生感想……みんな真剣に見ているなあ。なお、「w」とは、(笑)の意味。ちょっとばかにして使うことが多いようだ。)

 ●やがて、ニュースが入る。
05
 先制攻撃の報道に、騒然となるマスコミ。騒然となる職場。

【コメント】「おっけえええええ!」
「かかってこんかい!」
「マスコミ騒ぎすぎ」
「先制攻撃おっけえええ!」
「抗議してきたら日米の援助停止してやれ」

●続いて、各国の対応が発表される。
【コメント】 「リアルだ」「ロシア?」「ロシア?」「なんでロシアが?」「ロシアにも信者が多いのか?」
「……ねえ、韓国は?」「何で韓国だけないの?」
「インドとオージーは支持するだろうな」

 (小生感想……盛り上がる皆の衆。すごい関心度だ。ロシアが日本に味方してくれることが、とても意外であるらしい。反ロシア感情が強いのは、太平洋戦争のことがあるからだろうか。
 なお、ここまでで、きわめつけのコメントは、以下)

「自民党にもこういうものをずっと前につくってほしかった」」(ほか多数が同意見)
「CMで流せ! 日本は確かになめられている!」」(これも多数同意見あり)

●最後に、テレビの画面にはチャイムと同時に、以下の映像が……
06

 【コメント】
「ええええええ!」
 「神展開!」 「嘘だろこんなにうまくいくのか」
 「ハッピーエンド!」 「抑止できたったことか?」
 「超展開」 「……このくらいやらないとだめ」

 以上が、三作目のストーリーへの主な感想。

 また、前作、二作目の
 【北朝鮮が韓国・日本に侵攻!!】 
 では、特に評判が良いのが、ドラマの後の軍事解説。
 二作目、軍事解説のグラフィックを見ながら……

【コメント】
「あってる」「ここまであってる」
「国連決議とかでいつも北への制裁に反対するのは中国。」「北朝鮮行動は中国の手の中」
「日高高樹によると実際に在日米軍は空っぽになりつつある」
「ミャンマーとパキスタンに港を建設しているのは知ってたけど、スリランカまでとは」

 皆の衆、我が意を得たり、であり、さらに、自分の知らない軍事知識が出てくるので、かなり面白く見ている様子である。それにしても皆、詳しいな。

 最後に、一作目から三作目まで、全体の感想をまとめると、以下のような書き込みが目立つ。


「ここまで正論を言う政党は今までなかったな」「正論だ。。。」「正論なんだがカルトなんだよなー」
「ここまでのPVはカルト精神だけじゃ作れないなw」
「これはもっと評価されるべき」
「幸福実現党は信用ならんが、これは事実だよな」
「ミサイルUターン技術でダイジョウブ」
「安全保障の考え方は本当にまとも」
「あれ、幸福実現党とかばかげた名前だと思ったら案外まとも」「自民党より広報がうまいw」
「宗教入るわけじゃないし支援しようかな」「カルト だが正論w」「つかまじ正論で困るwwww」
「スゴーーーーーーーー」
「自民と連立してくれ!!」
「ただ移民の話だけは勘弁してくれ」
「幸福実現党の北朝鮮政策に同意するが、俺は新風を支持」
 「この政党いい」「一番マトモだね」
「移民政策さえなければ」
「あんたら案外まともなことも言ってるんだが怪しいの何とかなんないのかなあ」
「幸福は社民の代わりに居てもいい気がしてきた」
 

 ……これが、幸福実現党の映像が出てきたときに、さんざん叩いていた人たちの現在の意見であるかと感心する。

 ミニドラマの成功、心よりお喜び申し上げる。

 最後に、きわめつけのコメント、

 「お前らなんだかんだ言って幸福実現党大好きだなwwww」 

 今回、これがどのくらい票に反映するかは未知数である。
 ネットでは四割が自民支持でも、一般には七割が民主支持だったりするので、まだネットの影響力は弱い。
 しかし、ネットというのは、いつも一般に先んじてブームが起きているように思う。
 必ず、実社会にもこの流れは押し寄せる。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

Home > Archives > 2009-08

Search
Feeds
Meta

Return to page top