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9月16日総裁講義「国難選挙と逆転思考」(4) 「汝の敵のために祈る」大川総裁の姿
- 2009-09-24 (木)
- 大川総裁講義シリーズ
前回記事、9月16日総裁講義「国難選挙と逆転思考」(3) 中国より非常識だった鳩山民主と、「預言者と政治力」について ……より、続きです。
総裁は、今後の政治の流れを、ここで再度総括している。
順を追ってみてみよう。
(1)北朝鮮の脅威は、いまのところ防がれている
大川総裁「外交に関しては、まだまだ非常に危険な面は持っているが、今、戦力的には、現状、現在ただいまのアメリカと日本と韓国の戦力から見れば簡単に金正日の計画は成功するようには思えない」
この件に関して、幸福実現党が一役買っている。
大川総裁 「得票にはならなかったし、票は減らした可能性はかなり高いと、私は実際、見てます。
右翼の街宣車が来て、停まってうちの街宣を拝聴している、拝聴会をする状態があった。右翼の街宣は、票が取れるような街宣ではない。その右翼が尊敬するような街宣をやっていた。票はある意味では減ったかも知れない。が、迎合はしないで言うべきことはいったので、その意味で一定の影響は与えた」
のである。
しかし、前回のブログで記した台湾と日本政府の態度によって、どういう事態が来るか。
(2)大川総裁「今後、日本近海に中国の原潜が出没する」
近海を中国の原潜がウヨウヨ!?
……さらりと一言だけ言われているのが怖い。
こんなになっても、日本人は危機を感じないのだろうか。
まさか、まだ、「中国に悪意なんてありませんよ」「中国の原潜が近海まで来てくれる、これぞ日中友好、すばらしい」とか、民主党連合政権が言い、マスコミが追随するのではなかろうな。
ここで、総裁は、
(3)「日本はパトリオットと空母を持っていることは大事」
と言われる。
大川総裁「こんな時期に、ただただ平和を説けない。
それは、戦争するという意味ではなくて防衛の範囲内で国として当然、考えるべき事は考え、考える人が考えてくれないと困る」ということである。
特に、
「一般庶民にとっては、誰もどうすることもできないことなので、しかるべき立場にある人が責任持って考えなければいけない。」
これは国家の戦略や分析が関係してくるのだ。大きな予算や作戦によって、国を守らねばならないところなのだ。
しかし、民主党が動こうとするかどうか。総裁はパトリオットに関して、「撤回されるかも知れない」と、恐ろしいことを言っている。あの政権ならやりかねない。
唯一、民主党を動かしうる力としては、マスコミがあげられるが、この人たちがまた国が亡くなっても部数が欲しいような人たちである。
だから、
(4)大川総裁「現政権が、もしその辺の所、完全に穴が開いていくようであれば、また言論等に見て、だいぶ言わなければいけない」「今のところは様子を見たい」
大本教や日蓮宗の話をした後でこう言われると、聞いている側としてはかなり辛い。
総裁は、これに関して、「今のところは様子を見たい」とおっしゃる。
沈黙してお弟子を守りたい気持ちと、警鐘を鳴らさねばならない気持ち、両方をお持ちだろう。
これに対して、幸福の科学は、本地川さんが前に言ったように「おお、弟子よ、お前達は強いな」と、総裁が言われるような団体にならなければならないと思わずには居られない。
最後に、対中国で総裁が考えていることは、
(5)一刻も早く中国を自由主義化すること
大川総裁「間違って貰いたくないのは、中国を敵視して、敵対関係に入って戦争したいというような考え持っているわけではありません。」
これは幸福実現党としても繰り返し言っている。
大川総裁「13億の人口がある無視しがたい大きな国、近隣国で、アメリカの不況から中国シフトも大分起きている」
昨日もニュースで、中国のお金持ちの人びとが、日本にツアーで来て、高額なブランドや電化製品・あまつさえマンションまで買っていくというニュースの特番があった。
安全な食品、ニセモノないブランドショップ、性能のいい電化製品、治安のいいマンション。
それらは中国の人びとからみてもあこがれなのだ。
大川総裁「経済的に緊密であるのが政治的にも、節を曲げることなく友好関係に持って行けるんでしたら、それはいいことだと私は思っています。」
しかし、そのネックになっているのが国家の体制である。
大川総裁「(中国には)専制国家的な面は相当強くある。これを早く、今の中途半端な立場でなくて、早く自由化、民主化をきっちりした国になっていただきたい」
そのために、幸福の科学では、実質無償で中国に出版権を渡し、政府のお抱えみたいな出版社が公務員をつかって大川総裁の書籍を翻訳・編集して、中国全土で売るという事態も許しているわけである。
なお、今回の映画「仏陀再誕」の次のアニメは「奇跡の法」だそうで、それは中国をターゲットにしている、という噂も聞いたことがある。
そして、中国との関わりについて、最後の最後に総裁は
大川総裁「この辺はそんな単純ではありませんので、そう考えていただきたい。」
と締めくくった。
のんきな小生は、伴侶に「ここ、どういう意味かな」と聞いたら、伴侶から即答で答えが返ってきた。
「ここのくだりと最後の一言は、特に、鳩山政権と中国政府へのアドバイスだと思う。
まず、鳩山政権への警告としては、
『中国は怖い国なんだよ。下半身は人間でも、上半身はマルクスの亡霊が憑いた毒蛇。 彼らはいつも「日本を飲み込んでみたい」という誘惑にさらされている。
だから、経済的に密になってきたからといって、隙を見せちゃいけないよ』
っていうことだと思う。
中国への対応を誤ればいつ国難に見舞われるかわからない。
これは、鳩山政権の政治家たちだけでなく、マスコミや経済人への警告でもあると思う。
一方で、中国政府には
『民主化はもう変えられない流れなんだよ。早く自由化しなさい。国を強権で治めていてもいつか破綻するよ。早く覇道を捨てて、民主化して平和的に発展をめざすことが、中国国民にとっても、人類にとっても幸福な道なんだよ』と助言しているんだと思う。
先生の霊眼には、中国が自分の理想通り、ハワイからアフリカ沖まで覇権をにぎって夢が叶ったとしても、内乱や天変地異や戦争でバラバラになって、中国の覇権 対 新興国の戦いも起き、苦しんでいく無惨な中国の姿が見えているんじゃないかな。」
……それもまたこの世の地獄だな。
だからいま、総裁は、手足を縛られ、口をふさがれたようになっても、言葉を選びながらなお、鳩山民主党政権や、自らを選ばなかったマスコミや国民、そして唯物論国家・中国を心配し、真剣に助言をしておられるのか。
……それはまるで、 「汝の敵を愛せよ」と言った、イエス・キリストのように。
……宗教家というのは、どこまで優しいのだろうと思ってしまう。
おそらく、宗教家が本当の意味で、「敵」とするものは、自らのうちにしかないのだろう。
すべての人が自らとつながり仏とつながる仏子だという認識こそが、宗教家を宗教家たらしめ、仏神に近づけているのだ。
……それにしても、本当にこの数年で北朝鮮と中国の及ぼす危機が大きくなってきた。
総裁の目には、つねに、さまざまな可能性によって枝分かれした膨大な未来の選択肢が見え、人類の幸福と不幸が見えているのだろう。
選択によって未来の道がどんどん切り替わっていくのが水泡の爆ぜるが如く浮かんでは消え浮かんでは消えしているのだろう。
北朝鮮のもたらす不幸なビジョンは今現在ではある程度減ってきたが、かわりに中国の脅威がまだまだ不幸な未来を多く作り出すビジョンが見え、そのまだ見ぬ未来の人びとの苦鳴が、総裁の耳には響いているに違いなく、それらを起きぬようにするために、迫害を受けても言うべきことを言おうとしておいでなのだ。
……続く講義では、難儀なことに、この国を襲う脅威は「経済」「教育」「人口」についても触れていく。
……次回に続きます。
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