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2009-09
9月16日総裁講義「国難選挙と逆転思考」(8) 民主党政権の浮沈と連動している、幸福実現党の評価
- 2009-09-28 (月)
- 大川総裁講義シリーズ
さて、そんな幸福実現党を、マスコミはいま、どう見ているのだろうか。
大川総裁「世間および大手のマスコミが、新政権に対して期待しつつも不安であると、じーっと見ている状況。
これは、幸福実現党として宗教が政治に出たことの是非の判断と「対」になっている。
新政権がどうなるか見て、うちがいったことを当たっているかの様子をみている」
「だから極端な批判も極端な称賛もない」(要約 小生)
……正直、ほっとした。
小生が、選挙が始まるときに一番に心配した、「マスコミの煽動による国民上げての大バッシング」、ということには、どうやらならずにすむらしい。
しかしそのくせマスコミは、「新政権の材料には幸福実現党が言っていたことが使われ始めている」(要約 小生)のである。
どうやら、
大川総裁「新政権は、週刊誌レベルで批判がだいぶ出ているが、この成果と(幸福実現党への評価は)連動してくる」(要約 小生)
ということなのだそうである。
民主党政権で国が良くなれば、幸福実現党の評価は低くなる。民主党で世の中悪くなれば、おとがめなし。
どちらにしても嫌な展開だ。
いや、もっとも、最悪の事態は、世の中が良くなっていないのに、日本のマスコミをあげての「民主党によってこんなに世の中が良くなっている」 ようなプロパガンダだけが成功して、日本はそれとわからず危機に陥り、同時に幸福実現党も叩かれるというのがいちばんきつい選択肢であろう。
なんだか、最近のワイドショーの鳩山民主へのもちあげっぷりのすさまじさを見るとそんなことになるのじゃないかと不安になる。
ここはひたすら、マスコミの「政権攻撃本能」を期待するしかないだろう。
じっさい、連日、ワイドショーで取り上げられている「すばらしい総理」「日本史上最高」「世界に高い評価」「奥様も最高」「今までにないすばらしさ」などという歯の浮くような褒め言葉に対して、日本の週刊誌には、読むと目を覆いたくなるような鳩山氏や新政権のひどい醜聞が続々出てきている。
読んでいると「誰が票をいれたの、こんな人に」と言いたくなり、「ええい、当選した後にこんなに大量にこんなひどい話を出すなら、選挙しているときに出しなさいよあんたたち!」とマスコミに言いたくもなる。
空前のヒーローとして持ち上げてみたり、叩いてみたり。
日本の最高権力・マスコミ様のご機嫌は、まだどちらに転ぶかわからないのである。
また、幸福実現党が叩かれないもう一つの理由としては、
大川総裁「他の宗教団体が選挙をしても我々以上の力は出せない。テレビ・新聞も、その感じはわかっている。その意味で一定の勢力であると言うことはわかっているので、無下に批判できない。」(要約 小生)
ということもあるのだそうである。
なるほど、この国を牛耳るマスコミ様は、内心で、「やるな、おぬし」と思って見ていたのだ。
それならそうと、素直にその部分を報道してくれると有難いのになあ。
やはりほんのちょっとでも、宗教を認める報道をするのは、日本では難しいのか。
そして、今回の衆院選の結果に対して、
大川総裁「全国の信者さんやサポーターに対して説得できないでいるかもしれない。この件に関しては、折に触れて語っていく」(要約 小生)
と言いつつ、
大川総裁「選挙は素人であったが、いつまでも素人であってはいけない。手堅く成功させていく面も為さねば」
「戦い方や政策の練り込み等はまだまだ努力の余地はあった」(要約 小生)
とも述べている。
……このあたり、総裁も、なかなか言葉の使い方が難しいだろうなあ、と拝察しながら聞いた。
たとえば、昔の会員さんたちは、総裁に怒られても怒られても、泣きながらでもついていった。いわば、根性の座ったコアな会員さんが多かった。
だが、今は裾野が広がっている。救いをもとめ、サンガの権威に認めて欲しくて活動しているリーダーたちもいるようである。
結果、やや大企業的で肚の座りが弱いところがある。
こうした人たちに、強いお叱りを出せばあっさり意気消沈してしまうし、かといって手放しで褒めるとハングリーさがなくなってしまう。
この講演に限らず、総裁は、このあたりご苦労されているのではないかなと感じる。
大川総裁「創価学会は五十四年やって、スキルもあるが小選挙区は全面敗北。共産党も戦前からやって小選挙区は全面敗北。
この制度はかなり厳しい。これを突破するのに相当な努力が居る。
智慧も必要、他党との関係もどうつくるかが研究課題」(要約 小生)
そういえば、公明党も共産党も全面敗北だったのだったな。
いっぽうで、三ヶ月の選挙活動で、百万票を余裕で超えた幸福実現党。
その事実を思うと、あとに記すが
大川総裁「幸福実現党、三議席はいけた」(要約 小生)
というのは俄然信憑性をおびてくる。
そもそも小選挙区は、小さい政党を潰すために小沢氏あたりが積極的に押していたという話を聞いた。
事実、そうなってきてはいる。
小沢さん、思惑通りである。
しかし、それではあまりにも業服だ。このまんま、小さな政党がつぶされていったのでは、絶対によろしくない。
では、どんなチャンスを狙うかというと、
大川総裁「自民党から政権交代するなら、二大政党でまずは民主党にやらせて、出来るかどうかみてから、お宅様(幸福実現党)が出来るかどうか吟味に入りたい、というのが普通の考え。
これで民主党もやっぱり駄目で自民党には、人気が戻らない、ということになれば、また期待感が出てくることだって無いとはいえません。
その日に備えて力はつけていかなければいけないと思います。」(要約 小生)
次なる潮目、か。
それはいったい、いつ到来してくれるのだろう。
「できるだけ早くきてください」といいたいところだが、それは民主党が国民にわかるぐらいまで国を悪くするということであり、なんとも切ない展開である。
いまはひたすら自衛して、左翼の跋扈する「長い冬」を越す心構えをしなければならない。
……次回に続きます。次回で最後になる予定。
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