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幸福実現党・参院選の方針転換と「勝海舟の霊言」
- 2010-04-11 (日)
- 幸福実現党観察日記
幸福実現党が方針を転換する、という予兆がある。
話せば長くなるのだが、じつは、去年の末ぐらいから、「これでいいのか」「大丈夫なのか」と、現場から声が出ており、一週間ぐらい前から、その声が高まっていた。
小生も、どうにもこの一週間は、なぜか不安で不安で、日本の将来のことばかりが気になっていた。
そこへきて、今日、封切りになった「勝海舟の霊言」を拝聴しに支部へ行く。
衝撃の霊言だった。
聞いているうちに、鳥肌が立ち、青ざめ、手が震えた。
この霊言はすさまじい。
ここしばらくの霊言では群を抜いている。
勝海舟という人の恐るべき頭の良さ、切れ味の良さ。
そして恐るべき未来。
現場の人たちの肌触りは当たっていたのではないかと思う。
この一部始終は、来月の半ばに書籍として刊行である。
しかし、その前に拝聴をおすすめしたい。
一枚目のディスクは百分程度、二枚目が九十分。
三時間強だが、時間がなければ、最初の二時間だけでも、お聞きになられるとよろしいのではないかと思う。
なぜなら、もし、小生たちの予測通り実現党が方向転換をするならば、その理由がこの霊言にはぎっしりつまっているからだ。
多くの方に見ていただきたいという気持ちで、たったいま聞いてきて、頭に残っている大きな印象を、順不同で書いておく。
言葉が完全に小生の言葉で言い換えになっていて、かつ、記憶があやふやな部分もあるので、そういう意味でもご覧になってご確認いただきたい。
もちろんここにあげたほかにも、 論点は多く、かつおもしろい。時間があったらノートと見比べて、じっくり考察してみたい。
まず、一番の衝撃。
勝先生のお考えでは、
「参院選を契機として、マスコミと日本の国民によって遂行される『幸福の科学抹殺シナリオ』(←小生が勝手に命名)とでも言うべきものが実現化する」。
このままでいくと、会員の誰一人予想しなかった衝撃の苦難が、この団体を待ち受けている、という。
先日も、吉田松陰先生が霊言の中で
「立候補は、これが最後だと思え。これで落ちたら幸福の科学が潰される」
といい、
「学園は最後の砦、幸福の科学が潰れたとしても、学園の形で法を残せる」
と仰っていたが、それがどういうことなのかを、勝先生は、簡潔かつ恐ろしい切れ味で語られた。
どういう未来か。
大まかに言うと、まず、(これは語られなかったが、前提として)、マスコミは、前回同様に幸福の科学には票を回さないように、報道しないようにしておく。
そして、苦しむ木村党首を、「焼けた鉄板の上に猫を放って猫踊りを楽しむ」ようにしてさんざん見せ物にして楽しんだあげく、参院選終了後、自分たちの偏向報道で幸福実現党が敗北したところで
「二度も負けるなんて、教えがおかしいのだ」
「維新の志士が出てきて勝てないなんて、おかしいじゃないか」
と、ガンガン叩きまくり、敗北のショックとマスコミにたたかれたショックで、疑念をもって離れた会員さんを次々に襲っては週刊誌の紙面やワイドショーなどに次から次へとひきずり出して「こんなにおかしい団体だ」「こんなにひどい内実だ」と証言させ、マスコミで連日報道する、というのである。
これで、幸福の科学という団体は、その勢力を激減させ、うまくすれば抹殺することができるかもしれないと考えるであろう。
ここからは、伴侶の解説になるが
「幸福実現党は、おそらく、あと二回、出ては全員落選、出ては全員落選、を繰り返せば、世論は耳をかたむけるだろう。しかし、次の全員落選と同時にこのアンチキャンペーンをやって潰されたら、もはや、三回目、四回目はない。」ということである。
伴侶は「目に見えるようだ。マスコミにとって、こんなに美味しいネタはないよ」とつぶやいた。
……唖然とした。
……やりかねない。
……日本のマスコミなら、やりかねない。
国難を招いただけでなく、救おうと赤心で活動している人々を完膚無きまでに笑いものにして叩きつぶし、正義を遂行したという錯覚に酔う。
勝先生曰く、これはじつは、マスコミだけではなく、 「宗教は政治に関わって欲しくない」というのが、日本人の大多数の意見なのだそうである。
……ここまでマスコミは、いや、日本人は暗愚なのかと顔を覆いたくなる。
第二点。
「日本はもはや国難が避けられない」という予言。
「昨夏の実現党の敗北は、時が経てば立つほど重くなるだろう。歴史家はあれが転換点だったというだろう」と、勝先生は説く。
さらに、イエスを磔にしたユダヤの民に降りかかった災難を引き合いに出し、「日本は、全国民が、大川総裁に『否』といったことで、大変な反作用を呼ぶ」、という。
(そのうえ、鳩山首相が実は恐ろしい冷血漢で、人々からバカにされているだけの男ではなく、いざとなったら平気で粛正し、戦争もさせる、というぞっとする話もあった。
彼は、大勢をギロチンにかけたフランス革命の精神の如き「理性」の人間であって、自分の理想(←この場合は中国を中心としたアジア共同体の実現か?)に現実があわなければ、現実を切るタイプだとも。
アメリカはもはやカンカンで、トヨタの事件は日米戦争の第一ラウンド。
アメリカと中国が手を組んで日本たたきをするというシナリオもあるという。)
結果、この国は、このままでは、地球から消える。
チベットのように。
(なお、衆院選の票読みをなぜ勝先生を含めた天上界が読み誤ったか、という話もなされている。明治でさえ、時代があまりに違いすぎたのだ、というのも面白い)
第三点。
このままでは、参院選の幸福実現党は勝ち目がない、ということ。
その理由は、ずばり、職員と活動推進局にあり、僧団の弱さ、つまりは宗教性の低さがいかにして形作られたかをばさばさと斬っている。
伝道が成功せず、この団体が広がらない理由も同様だという。
その上で、あえて、幸福の科学と実現党を滅ぼさないための策をも、明言して下さっている。
感謝の涙ものである。
……団体が広がらないことに関して、ご指摘、見事の一言である。
じつは、このくだりは、一言一句、会員の本音が満載の部分でもある。
勝先生が指摘するまでもなく、二十年近く、現場の会員が叫んできては上から押さえつけられていた意見なのだ。
全ての本音を、勝先生がすべて簡潔に代弁して下さった。
B夫人や伴侶をはじめ、当チームでいつも言われている言葉があまりにそのまんまでてきたので、正直、唖然とした。
いやはや、この部分に関しては、いくらでも「具体的に、いったいどういうことがおきていたのか」という文章が書けそうな気がする。(「裏・幸福の科学史」というべきものになるだろう。)
しかし、そうして現場の会員さんが、今まで必死で叫び訴えてきた「下からの声」は無視できても、このたびの、高級霊の声は無視できまい。
まったく、ここのくだりは、印刷して職員の室にでも貼っておいていただきたい。暗唱していただきたいぐらいである。それでも、わからない方にはわかるまいが。
逆に言えば、ここを修正すれば、幸福の科学は無敵となるのだ。そんな幸福の科学を、是非見てみたいものだ。
……それにしても、勝先生、始まったときは職員をべた褒めして、みんなを沸かせ、小生などは「なんでこんなに持ち上げるんだ」と苦々しく思って渋い顔をしていたが、伴侶が「あれが勝海舟という達人の兵法なんだよ。持ち上げて、油断させて、隙を作るんだ」と解説。
案の定、最初は褒められていたはずなのに、話が進んで行くにつれて、いきなり気がついたら一刀両断されていて、職員全員の首と胴が離れていた、という感がある。これが勝海舟という人の技なのだ、と感心した。この偉人の呼吸、生で見られるとはなんたる果報か、この芸をとくとご覧じよ、である。
そして四点目。
日本が、中国との戦争を避けるための諸作戦。
これまたまことにありがたい。
総じて、基本的に「仲良くする」「毒気を抜く」「流れを読んで利用する」というやり方で交わっていくのが、この方の戦法なのだと思われる。
ここに関連して、南北の朝鮮が統一するときに「日本が恩を売ることだ」という発想も面白い。 こんなこと、考えてみたこともなかった。
……以上、あまりにもむごい情報が満載の三時間強に、正直、時間が経つのを忘れてしいた。
夕方から見始めた御法話が終わる頃には、外は真っ暗になっている。
そんなに時間がたったのかと思いながら、拝聴を終えて、部屋から出ると、支部には木の香りが濃厚に漂っている。
大工仕事の香りだ。
見れば、男性陣がオールスターで仕事をしている。
何をしているのかというと、ポスターを貼り替えているらしい。
どうやら、それまで貼られていた、「地方の候補者と木村党首のポスター」の立て看板を、木村党首だけが映ったポスターに変えている。
そういえば、明日は、党の大会があったはずだが、それらが急遽中止になり、総裁の講演は急遽宇宙の法関連に変更となった。
(しかも、録画しないので、生中継が一回しか流れず、後日の拝聴が出来ないという話である。)
参院前に、この党は、大胆な転換点を迎えている、というのが、肌で感じる実現党の今である。
★★★★★★★★★★
拝聴を終えて、夜更け、夕食がまだだったので、伴侶と共にファミレスに入った。
夜のファミレスは若い人でごった返している。
そういえば、昨今、下げ止まった景気に安堵して、「節約疲れ」を癒すべく、ちょっとした高級品が売れ始めたとニュースが報じていた。
胸がつかえる思いがした。
この人々は知らないのだ。この先、日本をとんでもない危機が襲うことを。
勝先生は、 「マスコミには責任をとってもらう」「つぶれるだろう」「責任をとってつぶれるのはいいが、日本を巻き込むのは許せない」といっていたが、マスコミが潰れるに際し、とんでもない不況が日本を襲うこととなるだろう。
おそらく、総裁の耳には、大不況の中で、有能な社長達がその渦に飲まれて、努力も空しく会社を守りきれずに叫ぶ苦鳴や、夢が叶わない子供達の涙、家族をどうしたらいいのかと頭を抱えるサラリーマン達の叫び声が、もはや現実のもののように聞こえているのではなかろうか。
失業者があふれ、国がそれを保障して、ますますこの国は貧しくなっていく。
それだけでなく、中国の脅威がある。
不況ならば、まだ耐え抜いていける。仏法だって伝えていける。
しかし、日本という国が占領され「小日本省」となり、母国語が奪われ、粛正につぐ粛正が始まったら、もう終わりである。
そして、その未来はものすごい勢いで近づいている。
鳩山首相は全力でアメリカをたたき出し、中国を盟主としたアジア同盟に入ることを希望し、その理想の実現のためならどんな粛正もいとわぬ「貴族の冷血」を持つ男。
……そこまで考えて、ふと、自宅にて、小生の実母とお留守番している、小さな子供達の顔が目に浮かぶ。
彼らの占領された後の生活を考える。
いけない。
わたしたち大人達は自らの責任として耐えられても、子達をどうやって守ったらいいのだろう。
伴侶と二人して、「国を失ったら、出来るだけ多く法の種を世界中に蒔いてから死にたいね」、と、ファミレスの一隅で話し合っていると、暗い空から、雨が降り始めた。
……暗澹たる未来だ。
だが、ただ一つ、世界には希望がある。
それは、日本に大川総裁がまだ生きておられることだ。
伴侶曰く
「大川総裁は、負ける戦はされない。
夏の衆院選は、捨て身で北朝鮮を止めた。 もうあれから北朝鮮は日本への武力侵攻を露骨にかけてこなくなった。あれは当初の目的を達したのではないかと思う。
総裁の言葉を待とう。
今回の中国の脅威も、必ず策をお持ちであると思う。」
という。 ( ちなみに、伴侶の意見としては、「とりあえず言論を最大限に使って中国台湾併合までの時間を稼ぐ、などしながら、中国の民主化、内部崩壊を待つ」、などの手段があるのではないだろうか)
そしてこうも言った。
伴侶「……それにしても……昨年夏、総裁の立候補は、絶対にさせるべきではなかったなあ。団体にとっても、日本にとっても。辛いことだ」
日本はもはや、踏み絵を踏んでしまった。
笑いながら、意気揚々と踏んでしまったのだ。
だが、あくまで愚かなこの日本を、総裁はそれでも見捨てようとはなさらない。
今はただ、祈るしかない。
総裁とご家族が無事であられますように。
この国の子どもたちが味わう苦しみが、少しでも軽くてすみますように。
……そして、願わくば、この国がずっと「日本国」のままでいられますように、と。
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