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2010-06
大川総裁、菅政権の船出を命名 ……『「国難パート2」発進』
- 2010-06-10 (木)
- 幸福実現党観察日記
菅首相の会見が為された。
閣僚のメンバーも発表になったが、「表紙の付け替え」内閣であることは言うまでもない。
しかし、マスコミは、
「この政権、キーワードは『市民』である」「今までの内閣は世襲でお坊ちゃんだったので打たれ弱かったが、この政権はそうではない。長期政権になるだろう」
「海外からも、オバマは同じ市民活動家出身だということで大変喜んでいる」、
と持ち上げ、
さらには、資産をワイドショーで取り上げて、「この夫妻がいかに慎ましい生活をしているか」を、とうとうと讃えている毎日である。
あまりの絶賛ぶりに、「なんだ、ちっとも短期になりそうじゃないじゃないの……」と眉をしかめる日々であるが、じつは、首相の会見の少し前、テレビにはこんな映像が。
うわあ。
これ、とんでもないスキャンダルじゃないのか。
しかも、画面を見て分かるとおり、ほんと、会見の直前。
(それ以降の記事はhttp://mainichi.jp/select/seiji/news/20100609ddm041010078000c.htmlはじめ多数。)
まるで、政権の前途多難を象徴するような図。
ネットの書き込みの中では、
「民主党にとっては、思わぬところから火の手が上がったが、そもそも民主党自体は可燃物満載」
という声もあった。「可燃物満載」とは、うまい表現ですね。
だというのに、、この大スキャンダル、やっぱり、マスコミは「たいしたことじゃない」といった案配。
この国ではテレビで流されなければ何もなかったと同じなのである。ああ、腹が立つ……と思っていたら、
荒井聰 国家戦略相、事務所実態ないのに4、222万計上
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100609-OYT1T00052.htm?from=top
……うわ。
自民党だったら、議員辞職モノのスキャンダル出た。
(読売新聞、このネタを知っていてタイミングを待っていたんでしょうねえ。やるなあ。)
しかも、
蓮舫大臣が、 「もう2度と、政治とカネ問題でご疑念抱かせません! いかがでしょうか!」と演説(http://www.j-cast.com/tv/2010/06/08068236.html) したところでコレである。
民主党は大あわて、菅首相は翌朝よってくるマスコミの取材無視で「おはよう」とだけ答えてあとは無言、荒井氏は記者団の待つのとは別の玄関から出入りする始末。(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100609/plc1006091144020-n2.htm)
ちなみに、事務所費の問題というのは「何がそんなに問題なの」という人もおられるかも知れないから、念のため書いておくけれど、
安倍首相の在任時に、赤城農相が全く同様の問題でマスコミの俎上に上がり、
【光熱費月800円で辞任要求するのか 」 安倍首相、赤城農相を重ねて擁護】
という見出しでニュースになったことがある。 月、八百円で大騒ぎになったのだ。
これに対し当時の民主党の小沢一郎代表は「(赤城氏の)主たる事務所とされている 実家は父母が使っていないと言っている。『架空ではない』と言っている だけでなくちゃんと(領収書などを)公表すべきだ」と反論し、マスコミも「政治家は八百円までだったら泥棒したっていいんですねえ~」とばかり、揶揄の声をあげていた。
松岡元農相の時にも、同じ事務所費の問題が持ち上がり、そのとき、マスコミは総出で叩きまくり、あげく自殺にまで追い込んだといわれている。
ところが、今回のマスコミの対応は、その日の昼前のフジニュースでは、一応「政治と金、再燃」といっていたものの、日テレ、テレ朝、フジは昼のニュースで取り上げて、「郵便物をいくつか受け取っていた」などとかばっている。
それを受けてか、
【荒井氏の処分必要ない=首相、事務所費問題で】(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060901016 )
なんだかもう、民主が政権をとってから、普天間、口蹄疫、そしてコレと、もはや、ニュース番組を見る理由は、「事実を知るため」ではなく「各局のポリシーがどの辺にあるかだけを確認するため」みたいになってきつつある。
じじつ、支持率は六十パーセント。
しかし、「可燃物満載」とはよくいったもの。
荒井氏の出身、北海道に関してだけでも、
・石川議員が規制法違反、
・鳩山氏は言うに及ばず、
・小林氏の北教祖違法献金につづいて、四つ目のスキャンダルであり、
事務所費の疑惑に関しては、
じつは、今年の一月、川端文科相や蓮舫氏にも事務所費の疑惑があったはずである。(蓮舫氏にいたってはご立派な自宅の邸宅を“事務所”として報告し、 架空の賃貸料を報告していたもよう……それにしても、事務所費の問題など、自民党時代にはそれだけで自殺にまで追い込むような報道ぶりだったのに、全く報じる気配さえないな)
という三つ目のスキャンダル。
それだけでなく、口蹄疫の飛び火、経済に外交、山積みの課題はまだまだ残っている。
大川総裁の読みを昨日アップしたが、ネットでも「余命三ヶ月の内閣」というのも無理はない。総裁の予言は、決して裏付けがないものではないのだ。
さて、その、菅政権のはじめての会見。
翌日の新聞・テレビ等では、 「日米重視」「政官一体」「小沢氏排除」などときわめてまともな内容が出されているように見える。
どうやら、少し前の「菅直人の守護霊の霊言」であったように、当分は失言をひたすら慎み、穏当なふりをしていく、という戦略がよく見える。
ところが、この就任演説をじかに聴いていたネットの衆は、なかなかに手厳しい。
またたくまに、「ルーピー以上にスカスカ」という評判が立ち上がり、「NHKも聞くに堪えずに、首相会見の放送時間を切り上げた」とまで言われている。
全文の内容は以下。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100608mog00m010014000c.html
そもそも冒頭から、「政治の役割は最小不幸の社会を作ること」という単語は、まさに、麻生元首相いわく「左の本格派政権誕生」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100608-00000176-jij-pol)を象徴するかのような一言となった。
そして、その具体的な方法はといえば、 「目指せスエーデン(←首相の発音はそう聞こえる)型社会!」である。
管首相 「スウェーデンなどの多くの国では、社会保障を充実させることの中に、雇用を生み出し、そして若い人たちも安心して勉強や研究に励むことができる、まさに社会保障の多くの分野は、経済を成長させる分野でもある。こういう観点に立てば、この三つの、経済成長と、財政と、そして社会保障を一体として強くしていくという道は、必ず開けるものと考えております。」
……スウェーデン。
スウェーデンという国が実際どうなっているか、すでに大川総裁はレクチャーしている。
だが、たぶん菅総理は知らないのだろう。
スウェーデンは、
・全就業者の約3分の1が公務員で、
・病院は90%以上が国営、治療を受けるには最低1ヶ月待ち、
・青年失業率が高く、若い人はみな出稼ぎ、
・自殺率が高く、
・税金がばか高く(勤労者は、直接税で約33%、間接税で約17%。あわせて約50%は税金として支払わされる、人によっては85%が税金)
・しかも勤労意欲を失わせるほど累進課税率が高い、
・外食も出来ない、家もろくに修繕できない
・五十ぐらいのたばこ屋のおじちゃん夫婦が税金払うより倒産して生活扶助を受けた方がいいといって店をたたむとか、大工さんは仕事するとバカ高い税金とられるから、仕事は受けないで仲間でうちを建てあうとか、国民は節税で躍起(参照http://homepage2.nifty.com/tanimurasakaei/eikokubyounosinndann.htm)
……ものすごい話が聞こえてくる、あの貧しくて暗い社会が理想か。
伴侶曰く「そもそも、そんな理想的な国があったら、周辺の人たちはみんな亡命しているよ」
しかしそんな事実は聞こえてこない。
なんだか、管さんの言い回しは、かつての「北朝鮮は地上の楽園」みたいな主張にかなり近い。日本をあんなふうにするのがこの人の理想なのだ。
その実現のために「奇兵隊内閣」を組織して実現に励む、という。
ううむ、奇兵隊ですか。
奇兵隊の名を出されて、博学なネットの衆からはたちまち
「奇兵隊とかけて菅政権、その心はトップがロウガイ」
「最後は内ゲバですって言いたいわけじゃないよな、奇兵隊って。」
「奇兵隊っていうより、国民に増税を無心する『寄生虫内閣』」
「おまえら、奇兵隊というよりむしろ赤報隊だろ」(幕末の赤報隊は、新政府の公認を得て「年貢半減」を旗頭に、世直し一揆など起こしたが、新政府になって「年貢半減が無理」ということでハシゴを外され、嘘つきの偽官軍とされた。)
と書き込みが続く。(みなさん、腹にすえかねてますね)
とりあえず、当面の結論としては、「財政立て直し」のもとに、「増税」をなすつもりでいるらしい。
自称「奇兵隊」の皆さんに言わせると、
菅首相「増税すれば景気が良くなる」
仙谷官房長官「需給ギャップを積極政策で埋めると経済にとってマイナスの影響が大きい 」
枝野幹事長「金利を上げると景気が良くなる。貸出金利ではそのままで預金金利を上げる。 」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100609/plt1006091519002-n2.htm
という恐るべき認識。
さらに、「子供手当」は満額支給しない。控除も打ち切る。
大川総裁は、この内閣を「国難パート2」が発進したと称した。
どうやら、その国難の目に見える第一弾は、増税と社会主義化による国民全員への貧乏神の憑依のようである。
……すぐそこまで、貧しい暮らしが迫ってきている。
最後に、内閣のメンバー個人に関して今まで巷でささやかれてきた問題の一覧をおさらいしてみたい。
・まず、菅総理……虚偽記載。年金未納。不倫が発覚し、四国のお遍路を五十三箇所まで回ってイメージ回復。でも本人唯物論者であることは間違いない。
・仙谷官房長官……事業仕分けを「文化大革命」のようなものだといって賞賛(←「文化大革命」が褒め言葉ってどうなんだ)
・荒井戦略相……事務所費問題で、いま、渦中の人。
・蓮舫行政相……事務所費問題。
・川端文部相……事務所費問題。税金でキャバクラ遊びをし、風俗が大好きとの噂。
・直嶋経済相……税金でキャバクラ遊び。
・細野幹事……税金で女性と不倫旅行。
・中井公安委員長……妻にDVを繰り返し、父の介護を押し付けて自殺させる。その後、水商売の韓国女性と路上で熱烈な愛情表現をし、議員宿舎キーを懇意の女性に渡していた。 (←こんな男性がこともあろうに公安のトップ……)
・長妻厚生相……ミスター「検討中」。大臣になって以降、「机の書類が落ちたら部下が拾え!大臣とはそういう存在 だ!」という名言を発したとか。
・原口総務相……献金500万円記載隠し。Twitterをしていたために国会に遅刻した、というお茶目な話も。
・千葉法相……元赤軍派系の共産主義者同盟に属し、成田闘争のおり火炎瓶攻撃をしていた。(数名の警察官を死傷させた、という話もあり) 死刑執行を一件もしない法務大臣として有名に。 (←赤軍派が法相ですか……)
・山田農水相……「とにかく殺せ」「さっさと殺せ」の人。(口蹄疫について)
これが自称「奇兵隊」内閣。
まさに「可燃物満載」のこのメンバーを「人事一新」と持ち上げるマスコミに、それを支持する国民……「国難パート2」だと呟きたくもなろうものだ。
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