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幸福実現党に関する、参院選・選挙結果と考察
- 2010-07-12 (月)
- 幸福実現党の政策とニュース
今朝、参院選の選挙結果が出た。
すでにほかのサイトで得票数などは書かれているが、こちらのサイトでも簡単なまとめと分析を行ってみます。
あとで党から詳しい解説が出ると思いますが、それまでのつなぎに、うちの個人的な分析をご参考までにどうぞ。
まず、得票数と得票率を分析するため、二つの表をご用意した。
(1) 幸福実現党の、地方別の票と得票率まとめ
★前回衆院選と比較するため、今回・前回を上下二段に並べた表を作成。
それと、
(2) 比例区 得票数
の二つである。
読むのが面倒な方は、とばして表の後の考察へどうぞ。
――――――――――――――――――――――――――――
(1) 幸福実現党の、各県ごとの得票数と得票率まとめ
※上段は平成22年7月参議院結果
下段は平成21年8月衆院選結果
選挙区 候補者
投票総数 得票数 得票率
——————————————————
北海道 大林 誠
投票総数 得票数 得票率
2,767,346 ●22,166 ●0.80%
3,329,159 ●45,263 ●1.36%
——————————————————
青森 候補者無し
投票総数 得票数 得票率
614,205 ―― ――
784,492 ●9,739 ● 1.24%
——————————————————
岩手 候補者無し
投票総数 得票数 得票率
648,442 ―― ――
802,881 ●7,719 ●0.96%
——————————————————
宮城 村上 善昭
投票総数 得票数 得票率
989,029 ●7,319 ●0.74%
1,363,736 ●12,095 ●0.89%
——————————————————
秋田 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
591,308 ―― ――
671,747 ●5,661 ●0.84%
——————————————————
山形 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
605,515 ―― ――
712,976 ●12,488 ●1.75%
——————————————————
福島 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
992,441 ―― ――
1,189,353 ●12,774 ●1.07%
——————————————————
茨城 中村 幸樹
投票総数 得票数 得票率
1,290,429 ●11,664 ●0.90%
1,547,319 ●40,043 ●2.59%
——————————————————
栃木 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
897,834 ―― ――
1,070,223 ●18,117 ●1.69%
——————————————————
群馬 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
922,385 ―― ――
1,094,024 ●21,589 ●1.97%
——————————————————
埼玉 院田 浩利
投票総数 得票数 得票率
3,180,454 ●9,536 ●0.30%
3,742,777 ●74,833 ●2.00%
——————————————————
千葉 牧野 正彦
投票総数 得票数 得票率
2,657,839 ●12,669 ●0.48%
3,192,049 ●46,859 ●1.47%
——————————————————
神奈川 加藤 文康
投票総数 得票数 得票率
3,898,727 ●13,459 ●0.35%
4,869,353 ●65,242 ●1.34%
——————————————————
山梨 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
434,660 ―― ――
509,990 ●6,356 ●1.25%
——————————————————
東京 矢内 筆勝
投票総数 得票数 得票率
6,082,403 ●10,496 ●0.17%
6,879,903 ●88,335 ●1.28%
——————————————————
新潟 笠巻 健也
投票総数 得票数 得票率
1,160,554 ●10,987 ●0.95%
1,417,578 ●15,434 ●1.09%
——————————————————
富山 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
573,930 ―― ――
656,878 ●7,512 ●1.14%
——————————————————
石川 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
548,664 ―― ――
703,618 ●7,859 ●1.12%
——————————————————
福井 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
415,004 ―― ――
477,980 ●6,461 ●1.35%
——————————————————
長野 臼田 寛明
投票総数 得票数 得票率
1,110,625 ●8,959 ●0.81%
1,294,864 ●14,283 ●1.10%
——————————————————
岐阜 加納 有輝彦
投票総数 得票数 得票率
967,331 ●18,138 ●1.88%
1,213,113 ●18,665 ●1.54%
——————————————————
静岡 中野 雄太
投票総数 得票数 得票率
1,718,868 ●17,633 ●1.03%
2,083,951 ●31,870 ●1.53%
——————————————————
愛知 中根 裕美
投票総数 得票数 得票率
3,208,758 ●37,338 ●1.16%
3,961,936 ●80,446 ●2.03%
——————————————————
三重 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
887,351 ―― ――
1,066,925 ●15,838 ●1.48%
——————————————————
滋賀 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
653,378 ―― ――
766,382 ●11,938 ●1.56%
——————————————————
京都 北側 智子
投票総数 得票数 得票率
1,091,522 ●11,962 ●1.10%
1,416,209 ●17,568 ●1.24%
——————————————————
大阪 深田 敏子
投票総数 得票数 得票率
3,910,129 ●21,027 ●0.54%
4,618,472 ●88,212 ●1.91%
——————————————————
兵庫 高木 義彰
投票総数 得票数 得票率
2,360,831 ●20,651 ●0.87%
2,972,910 ●62,466 ●2.10%
——————————————————
奈良 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
648,545 ―― ――
808,548 ●10,792 ●1.33%
——————————————————
和歌山 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
482,385 ―― ――
596,682 ●10,679 ●1.79%
——————————————————
鳥取 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
311,778 ―― ――
361,371 ●3,839 ●1.06%
——————————————————
島根 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
420,494 ―― ――
460,780 ●4,985 ●1.08%
——————————————————
岡山 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
864,721 ―― ――
1,061,695 ●12,965 ●1.22%
——————————————————
広島 植松 満雄
投票総数 得票数 得票率
1,203,716 ●17,496 ●1.45%
1,579,578 ●26,985 ●1.71%
——————————————————
山口 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
728,838 ―― ――
854,431 ●10,166 ●1.19%
——————————————————
徳島 竹尾 あけみ
投票総数 得票数 得票率
372,636 ●3,462 ●0.93%
456,259 ●5,467 ●1.20%
——————————————————
香川 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
459,810 ―― ――
571,364 ●7,150 ●1.25%
——————————————————
愛媛 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
667,586 ―― ――
836,816 ●11,372 ●1.36%
——————————————————
高知 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
402,078 ―― ――
427,637 ●3,791 ●0.89%
——————————————————
福岡 吉富 和枝
投票総数 得票数 得票率
2,196,258 ●25,693 ●1.17%
2,646,936 ●40,124 ●1.52%
——————————————————
佐賀 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
424,187 ―― ――
501,512 ●5,920 ●1.18%
——————————————————
長崎 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
705,668 ―― ――
827,283 ●11,091 ●1.34%
——————————————————
熊本 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
890,010 ―― ――
1,044,432 ●16,099 ●1.54%
——————————————————
大分 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
604,471 ―― ――
701,234 ●11,046 ●1.58%
——————————————————
宮崎 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
518,197 ―― ――
632,694 ●10,956 ●1.73%
——————————————————-
鹿児島 候補者なし
投票総数 得票数 得票率
796,371 ―― ――
988,009 ●11,498 ●1.16%
——————————————————
沖縄 金城 竜郎
投票総数 得票数 得票率
543,730 ●10,832 ●1.99%
679,632 ●10,213 ●1.50%
——————————————————
地方区 得票数合計
投票総数 得票数 得票率
58,421,441 ●291,487 ●0.50% (←今回)
70,447,691 ●1,070,803 ●1.52% (←前回)
――――――――――――――――――――――――
(2) 比例区 得票数
平成22年7月参議院選挙
政党名 得票数 得票率
民主党 18,258,978 ● 31.53%
自民党 13,955,350 ● 24.10%
みんなの党 7,863,504 ●13.58%
公明党 7,572,040 ●13.08%
共産党 3,535,346 ● 6.11%
社民党 2,215,683 ● 3.83%
たちあがれ日本 1,221,748 ● 2.11%
新党改革 1,159,878 ● 2.00%
国民新党 991,887 ● 1.71%
日本創新党 490,124 ● 0.85%
女性党 410,340 ● 0.71%
幸福実現党 226,340 ● 0.39%
合計得票数 57,901,218
――――――――――――――――――――――――
【得票数 まとめと分析】
いかがだったでしょう。
まず得票数。その票数だけを見て、がっかりした方も多かったに違いない。
数だけ見ると、
「えっ、前回の三分の一しか票が取れてないよ!
実現党の支持率、前回の三割まで減っちゃったのか……」
と思えてしまう数字なのだ。
だがちょっと待った。
この数字、そういうことではないのです。
なんといっても、票が少なかった理由の筆頭は、
①候補者が少なかった
ということ。
前回は地方の全ての県の全ての地区に候補を出したが、今回は、上の表を見ると、二十八の都道府県で候補者を出していない。
四十七都道府県のうち、半数以上に候補者がいなかったのだ。
条件を前回と同じくするために、支持率が変わらないものとして、立候補した県の数で、予想得票数を計算してみると、前回比で、
(47-28) ÷ 47= 0.4
となるから、今回は、地方区ぜんたいで、
前回の4割ぐらいの票が取れると、前回と同じ、ということになる。
では、現実に、どのくらいの票が取れているか。
表の数字をみると、だいたい地方区全体、前回比で3割ぐらい。
ということは、前回の七割ぐらいの票を集めた、という計算になる。
これは、実は、選挙前にリサーチされた、幸福実現党支持率のリサーチと同じ数字であった。
けして三分の一に落ち込んだのではない。
前回の七割ぐらいに落ち込んだのだ。
いま、地方区だけで計算したが、比例区にもその影響は出ているのではないかと思う。
全国スタッフのがんばりはかなりのものだっただろうが、やはり、マスコミが全く味方しない実現党は、候補者を多くし、現実の路上で一声でも多く聴いてもらうしか戦い方がない。
そのスタイルにとって、候補者の数が票と相関関係にあるのではないかと推測される。
では、前回の七割に支持率が減ったとして、その減った原因は何なのか……
まず、大きな原因として、
②死票が嫌われた
有権者は自分の票が死票になることを嫌い、組織票とか、ひいきの政党があるといった人々以外は、ほとんどの人が二大政党のどちらかに入れたのではないか。
さらに、今回は、
③小政党の乱立
があった。
おそらくどこの小政党も、予測より遙かに少ない得票数に今ごろ渋面をつくっているのではなかろうか。
小選挙区制で、ただでさえ、小政党に投票する人が少なくなったところへ、前回は「正論を語る小政党」は、実現党ぐらいしか見あたらなかったのに、今回は「たちあがれ日本」などをはじめ、いくつもの小政党が乱立して、票を奪い合った。
議席ゼロは実現党だけでなく、なんと、国民新党なども同じ。ほかの小政党も一議席とるのがやっと。
そして、そこへ、とどめのように
④みんなの党の躍進
があった。
今回は投票率がひどく低かった。
おそらく投票に行かなかったのは、マスコミに扇動されて去年民主に票を入れた人たちだろう。
察するに、その層は、マスコミの言うイメージを鵜呑みにして、去年民主に入れることで、「革命を成し遂げ」たり、「自民にお灸をすえ」、世の中が良くなると思ったはずなのに、埋蔵金は出てこず、民衆の英雄だったはずの鳩山氏は見る影もなくなり、マスコミの言われたとおりの未来は訪れない。
なんだかよくわからない、つまらない気持ちで、今回の選挙、投票を放棄したのではないか。
だが、それでもまだ、去年の夢の続きで日本を変えられると思った人々がいて、「みんなの党」を選んだ、ということだろうと思う。
じつはこの政党はかなり主張に問題がある党で、行き詰まるのは時間の問題のような気がするのだが、もちろんマスコミを唯一の情報源とする一般の人々はそんなこと気づくはずもない。
結局、この国の人々の意識はわずかしか変わっていないのだ。
それを痛感したのが、今回、某女性仕分け人議員が真っ先に当選確実が出たことと、女性柔道家の議員の当選である。
特に、前者は百七十万票を獲得したと言うから唖然とする。仕分けが国をダメにしていることが全く分からない人々が、なんと首都圏だけで百七十万人いたのだ。
もはや、これから、東京の人が、他県を「田舎は民度が低いよなぁ」と笑いものにしたら、
「……東京都民は、仕分け人の女議員さんに百七十万票入れたっけねェ」
と瞬時に言い返せば、ぐうの音も出なくなるだろう。
もっとおそろしいことに、この女性に関して「百七十万票も得票できるのなら、都知事選に出ても良い勝負が出来るかも知れない」「民主党がばらばらになったら、彼女は知事になってしまうかもしれない」という恐ろしい予測がちらほら出ていることだ。思わず背筋が寒くなった。
……まあ、都民を見ても、その程度の認識である。
マスコミ信仰の徒である人々にとっては、「みんなの党」は、自民じゃないし、トップの渡辺喜美さんはなんとなく父上の代からなじみがあって信用がおける気がするし、なにより最も大事なこととして、マスコミからも叩かれていない、ということあたりで、「民主に続く希望の星・パート2」みたいな感覚で入れたのではないかと思う。
特に、実現党との関連で言えば、郵政の件で、「みんなの党」は正論めいたこともいっているので、衆院選で幸福実現党に入れた「正論好き」の人々の票も、かなりこちらに流れてしまったのではないか。
実現党に入れても死票になるが、みんなの党なら自分の票が生きる。
以上が実現党が票を減らしたことに関する、大まかな考察である。
どうしてどうして、これらの荒波をくぐりぬけて、前回比七割の支持率をとどめているとは、りっぱな実力の証明ではなかろうか。
少なくとも、一回で終わる泡沫政党ではなかった、と言える。
【地方の健闘、沖縄の躍進】
さて、都道府県別に実現党の票を見てみると、面白いことに、東京都周辺はまったく奮っていない。
そのかわり、東京を補うかのように、地方は前回の七割から八割程度の得票率を得、健闘している。
地方では、場所によっては支持が増えている、といえる。
その根拠として、こんな話を聞いてきた。
……じつは、うちのご近所の支部の会員さんの中に、リサーチ会社のパートをやっている人たちがいる。
その人たちの話では、
「ふしぎなのよねぇ。
前回の衆院選で、「どの党にいれますか」「だれにいれますか」の電話アンケートをやったときは、まる二日、電話をかけて、「幸福実現党とか、その候補者に入れる」っていったひとは一人いるかいないかだったのよ」
「だけど、今回は、予算の都合でそれよりずっと少ない人数に電話調査したんだけど、一日で一人とか、三人とか、うちの候補の名前言う人がでてくるんだよねえ」
「しかも、面白いことに、「候補者の名前」で出てくるの。その人たち、政党名だと「白票で出す」とか、「まだ決めてない」っていうんだよー。党より候補者なんだねぇー」
……現場が言うのだから間違いない。
ひとえに、マスコミを介さずに街頭で声をからした候補者達のがんばりである。
その中でも、今回最高に票をのばしたMVPは、沖縄であった。
前回にくらべ、三割増しの得票数。(棄権率を考えると、支持率はもっと伸びているとも考えられる)
……得票率で言えば、都内の十倍くらいあるのではないか。
理由ははっきりしている。
これはもう、間違いなく、マスコミが「九万人」と報じた、「普天間反対の大集会」に乗り込んでいって、さんざんな目に会いながら
「普天間に基地は必要です!」
と叫び、訴え続けたその姿と主張に因したことが、票をのばしたのだ。
ほんとうによくやってくれました。すごいよ沖縄。
【明らかに信用はついている】
さらに、じつは、ここには書けなかったが、まちがいなく実現党が浸透しているという手応えがある数字があるのだ。
それは、各県の中の、さらに各市町村別の得票率である。
今朝、わが県の選挙結果のテレビで、市町村ごとの得票率を見ていたうちの実母が驚いて叫んだ。
「ちょっと! ××市だけ、実現党の候補の得票率が異常だわ! よその倍以上あるじゃないの! これ、どうしたのよ!」
……そうなのだ。
うちの県の候補者は、最も重点的に回ったはずの市内ではなく、ちょっと離れた隣の隣ぐらいの市で、倍以上の得票率を得ていたのだ。
なぜか。
じつは、得票が、よその市の倍以上あった××市は、前回の衆院選に、うちの候補が立候補して戦った区域なのである。
今回、彼は、前回戦った××市を出て、県庁所在地のある、●●市に引っ越してきて、一から仕切り直して参院選を戦った。
正直、彼が、はじめて、必死に回った、●●市内の得票率はたいしたことがなかった。
しかしね前回、衆議院の時に戦った××市の得票数が、なんと、他の地区の二倍から三倍近くはねあがっていた。
ありがたいことに、前回の選挙区の人たちは、彼を覚えていてくれたのだ。
彼の主張を記憶していてくれ、一票をいれてくれた。
今回の選挙で、彼は総合で、一万票以上を得票することができている。
こうしたことは、全国で起きているはずである。
候補者の本気と熱意が燃え上がる地域は、あきらかに結果が出ている。
まちがいなく、回を重ね、本気で戦い続ければ、信用がついてくる。
実現党の選対は、おそらくこの事実に意を強くしているに違いない。
『何ら恥じることはない。この戦いは、次につながる』、と。
【幸福実現党の意志】
少し前になるが、幸福の科学で行った、ジーン・ディクソンの霊言では、「民主がダメでも政局はまとまらず、日本は混乱し続けるばかりだろう」とのことであった。
(ちなみに、ディクソン女史の霊言では、その混乱が続く中、日本が中国の属国になるのは確実で、もはや時間の問題だそうである)
しかしもうひとつ、今後の政局に関して、西郷隆盛の霊言であったか、
「いまの小さい政党は、みななくなる。資金難で潰れていく」
とも断言されていた。
これは実現党にとっては、有利な話、とも受け取れる。
なぜなら、小政党が全て潰れてしまっても、確実に実現党は戦い続け、信用を増し続けていくだろうからだ。
大川総裁は、
「幸福実現党が政権を取るには、三十年ぐらいかかるでしょう。
そのとき私は地上にいません。
でも、皆さんの理想を妨害する勢力は、すべて私が撃ち落として行きたいと思っています。
みなさん、数十年後、私の墓前に「やりました! 政権、とりました!」といって報告にきて下さい。」
というような内容を、青年部相手の講義で話したという。
この大川総裁の意志は、まちがいなく、実現党の意志である。
彼らは、自分たちの死後に来る日本の繁栄のために選挙を戦っている。
今はまだ、出ては打たれ、出ては殴られ、死屍累々を築いては、人々に指さして笑われる実現党。
しかし、歴史上、打ち倒されても打ち倒されても、ひたすら前に出て勝利した人々は、枚挙にいとまがない。
前回の衆院選の終了後、
「長州藩は負け続け、負け続けして最後に勝った。我々もそれに続く!」
という話を本地川党首がしていたが、世界の歴史にも有名な話はいくらもある。
あのマハトマ・ガンディーの指導した、「非暴力、不服従」によって独立をかちとったインドの人々。
映画「ガンジー」では、隊列を組んで迫ってくるインド人たちを、えんえんイギリス兵が殴り倒す場面がある。
イギリス兵たちは、嘲笑っただろう。
力一杯、殴り倒したインドの人々を見て、「もう次はやってくるまい」と思っただろう。
だが、人々は、再び立ち上がり、ひたすら前に出て幾度でも打ち倒された。
そして、その意志は母国を変えた。
彼らは知っていたに違いない。
正しい理想の名のもとに、打ち倒されるは栄光である。
打ち倒されて立ち上がるたびに、その身は勝利に近づいている。
実現党もまた、この参院選を敗北とは思っていないだろう。
倒されて立ち上がる姿こそが、最大の信用を増す実績になっているのだから。
……さて、次の戦いは、早ければ秋、といわれている。
幸福実現党、つかの間の夏休みに突入である。
みなさん、ごくろうさまでした。
衆院選で、また会いましょう。
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