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2010-07

7月1日『「幸福実現党の心」&「田中角栄との対話」』(5)

【角栄氏は、国を富ますための税金づくりの名人】

・黒川政調会長の質問。大事業を成功させるための、官僚の操縦術について。

 黒川政調会長「田中角栄先生も、錚々たる東大法学部卒のですね、国家、霞ヶ関の官僚達を飼い犬の如く手なずけられて……」
 角栄氏「飼い犬っていうのは君ねえ(笑)、それはさすがに怒るかも。そんなことはない。」

 ……といい、後ろに下がった候補者が咳をしたのを、やや方言なまりのあるイントネーションで叱りながら、以下、霊言。

 ・あの、(うしろの)彼にも「法案ぐらい作れないといけないよ」といったけども。
 ・法案が作れるちゅうことは、官僚の能力と同じものがあるということを、意味するわけよ。よっぱど法律の勉強してなければ法案、書けないからねえ。法律が自分で書け、立法を通せる。これは大きかった。
 ・いま税金のところ揉めてるけど、ワシはいっぱい新税つくった。ガソリン税、重量税、いっぱいつくった。高速道路も作って何年かで無料になる予定だったが、結構、収入になったので、その後、「他の高速道路つくるための財源にする」という名目で、高速道路つくり続ける限りは料金もらう、とした。
 ・税金作るのはワシは名人だったよ。彼らみたいに下手ではなかった。

 (小生 註:角栄氏の立法で有名なのが「道路三法」。これがなければ、日本全国を舗装して交通革命を起こすのに、140年かかるはずだった。これは実際、日本の高度成長の大きな力になったが、これについて、角栄氏は生前「「三法の審議を読んでいると、(私は)優秀な建設省の下級官僚ではあったと思うな」と語っている。官僚以上の実力があればこそ、彼らを率いることが出来たのだ。その実力をつけるために、ひたすら人目につかないところで勉強しなければならない)

【増税は「未来の発展」ビジョンを示せ】

 ・根本的に間違っているのは、何もサービスが無くて、税金だけ上げ、国家の収入だけを増やそうとしていること。
 ・税金をつくるときは、その税金で、何か新しい、未来の発展に繋がる税金だということを、明らかにせよ。「将来的にもこれは国を富ます、富の元になる税金です」と言え。
 ・あるいは税金も税という形で無くてもいい。
 民間と共同し、新しい産業を興すための、お金をね、集めるというスタイルで十分。
 ・とにかくお金の使い方は、まだ十分できてない。
 ・さらに、お金の使い方をもうちょっとはっきり見せないと。
 ・未来ビジョンが無かったら、増税論議は空しい。増税論議したら、国が貧しくなるように、国民が苦しくなるというイメージしか、無いんだよなあ。
 ・増税には未来ビジョンを示さないといけない。

【年金がなくても死ななかった、戦前の老人たち】

 ・お年寄りには厳しいかもしれないけど、戦前は年金なんて無かったけど、飢え死にはしなかった。
 ・だから多少、「苦しくなるかもよ」という恐怖はあってもいいと思う。それが次の若い人達に、年金がなくなったら、子供の効果を示すことになる。
 ・一人だけ子供産んで親不孝だったら終わりだから、保険のため二人産んだら、一人ぐらいは親孝行な子、出来るかもしらんと、こう思うだろ。リスクを考えると、やっぱり子供が増えてくるんだよ。
 ・「全部国家が面倒見ますから、100%心配いりません」というのは、必ずしもいいとは言えないんだよ。老後に不安があるから、子供を作っておかなきゃいけない。
 ・戦前だったら子供無い場合、養子とって、ちゃんと学校出して貰う代わりに面倒見るというスタイルあった。親戚が手伝うのも、あった。知恵として、既にあったから、全部それ国家が面倒見て、税金でやらなきゃいけないという理由はない。これは国家社会主義。
 ・出来たらだねえ、お年寄りにはちょっと気の毒かもしらんけれども、年とって、派手ーに、惨めーに死んでいただく人を一定の数、パフォーマンスやっていただきたい。ものすごく苦しそうに死んでいただくとこ多少見せないと駄目なんだよ。
 ・主要都市の、よく目立つところ、警察署、テレビ局の前で、野垂れ死にを演じきったら「子供はたくさん産んでおかないと!」という社会啓蒙になり、子供、増える。
 ・誰かそういう維新の志士に代わって、あの世に行く、天界への志士、子供増やすための志士が必要だなあ。
 維新の志士だって、斬り死にするんだから、維新の老人だっていたっていいじゃないか。社会の空気を変えるために無駄死にじゃない。
 ・百人で十分だ、百人、最後の、末期の一言で、「君たちぃ、子孫を増やしておきなさい……」って遺言残し、遺書を残して、あっちの県からもこっちの県からも百件ぐらい出たら、社会現象、社会ニュースになって、子供、増え始めるから。
 そういう遺言残して死んで貰うというのが、幸福の科学の信者の最後のお勤めで(笑)。無駄死にじゃない。社会の風潮を変えるんだから。ひっそりと東京湾に身を投げて死ぬなんて駄目だよ。こういう死に方は全然、世の中の役に立たないから駄目です。見苦しく死んでいただくことが大事で。
 ・そしたら、政治不信が起きて、世の中、風潮がらっと変わって、「これは大変だ」と。「もう国家は面倒見てくれない」と。それでいいんだ。
 「今にこんなになるんか」って、子供が急に増え始めたら、増税なくてもいけるようになる

【自然を克服するのが人類の進化、やがて宇宙へ出よ】

 ・民主党の消費税上げは5%じゃすまない。10%、15%、20%、ザーッと上げていく。25%まで上げていくんだろう。必ず不況になる。
 ・北欧みたいにしたいっていうが、北欧なんか全然繁栄してないじゃないですか! 何で繁栄してない国を手本にするんですか! ねえ。そうでしょ?
 ・発展してる国としては、恥ずかしいことですよ。菅さんは縄文式時代に生まれ直した方がええわ。
 君たちの修法では無理なのか? 菅さんを過去に送って、縄文式もう一回(笑)。ドングリ潰して食料にしてみなさい、とねえ。パンを焼いたら公害出ますけど、ドングリでやられたらいかがですか、そういう時代、お戻りになられたらいかがですかと(笑)。ちょっとね、言った方がええわ。鳩山さんにには、「どうぞジュゴンと共生して下さい」と言えばいい。
 ・自然を克服するのが文明の始まり、それを悪みたいにいったら、人類の進化はそれで止まる。
 ・地球が無くなったら宇宙、出ればいいんだよ。宇宙には住めるところはいっぱいある。それが未来だよ。間違いなく未来は住めるから。
 ・次は宇宙船も作らなきゃいけない。宇宙ロケットから宇宙船、宇宙ステーション、宇宙への移住。月や火星や、その他、住める星に移住していく。フロンティア・スピリッツがいるよ、絶対。
 ・日本はそういう意味でのパイオニアじゃなきゃいけない。宇宙まで出るとなったら大型のメーカーなんか、みんな仕事できる。
 ・未来志向じゃなきゃ、政治家はやっぱり全然、駄目だなあ。

【鄧小平に勝った田中角栄氏】

 ・民主党、悪くいっちゃあいけないのかなあ……でも、駄目だね。
 ・管が負けたらどうなるか。いっちゃん(小沢一郎氏)出てくるんかなあ、もう一回。どうかねえ。やる気かねえ。最後の一戦したいか。でもそれやる前に闇将軍といわれたんじゃあ、ちょっとなあ、可能性は無い。
 ・おそらく、今、いっちゃん動いてて、民主党を割ろうかとしてるんかなあ。「民主党、二つに割るぞ」と脅してるだろうなあ。どうも印象が悪くて、残念だなあ。
 ・師匠が悪いんかもしらんけれども、このままではいかん。
 ・ワシの弟子筋はどうも晩年運が悪いので、どうもこれは反省を必要とするねえ。
 ・だから、みんなちょっと幸福の科学に早く帰依するようにいわな、いかんですな。
 ・菅さんが尊敬している人も地獄に行ってるそうだし……ワシ行ってないよ、いっとくけど(笑)地獄霊こんな喋らないだろう。(笑)ワシ、「うーん」って言わなかったでしょう。(笑)最近よく見たからなあ。鄧小平、日中国交回復、目白の自宅も来たけどさ、(霊言見たら)「ワー!」って言ってたじゃないの……「勝ったァっ!」と思ったよ、あれ見たら(笑)。
 ・(鄧小平に)勝った勝ったぁ! 少なくとも(ワシは)天国に入っている! 日本は正しい! だから中国に植民地化されるような立場には無いと思うな……天国いらっしゃい。こっちだよ。そっち地獄よ。こっち天国よ。はい、こっちいらっしゃい。(笑)ディズニーランド作っただけじゃあ駄目だということでね。これは(中国に)幸福の科学の教えを広げなさいということだね。

【幸福実現党は、自民党の後継政党】

 ・民主党に言いたいことは、民主党でも幸福の科学信じてる人はいっぱいいるんだろうからなあ。そういう人はちゃんと幸福実現党支持者になりなさいということやな。
 ・自民党は、もう耐用年数過ぎたかもしれない。戦後何十年もやったからな。
 ・だから、幸福実現党が自民党の後継政党だと私は思うよ。これ自民党がやれることを、全部やろうとしているから、これ次の自民党に代わるものだろうと思う。
 ・自民党の心ある人はこちらの方に寄ってらっしゃい。次の選挙当たりを契機にして、党として急に人が集まってくるような状態にしたいもんだなあ。
 ・そうしたらワシは日本列島改造論超えて、地球改造論を霊言させてくれよ。ね(拍手万雷)

 ……以下、最後に政調会長と会話。

黒川政調会長「本日は本当に、暖かくも、また切れ味鋭い御指導ありがとうございました」
角栄氏「君みたいなインテリに頭、下げて貰ってうれしいよ。な」
黒川政調会長「とんでもありません。ありがとうございます。全候補、身を賭してですね、蟻の一穴を必ずや開けて参りたいと思います」
角栄氏「蟻の一穴なんかいわずに、一穴なんかいうのはワシは悪いイメージがあるから、もうちょっとでかいトンネルを開けてくれんかなあ。
 土手の蟻の一穴じゃあとても小さい。バーンと開けるような、トンネルと言ってほしいなあ。」
黒川政調会長「大きな未来ビジョンを持って突き進んでまいりたいと思います。
 本日は本当に御指導ありがとうございました。」
角栄氏「はい。はい、どうも。(場内拍手)」

【新入社員の頃、角栄氏に似ていると言われた大川総裁】

 以下、大川総裁のコメント。

 ・田中角栄先生、ありがとうございました。地元へのご挨拶を伺ってのご降霊かと思います。
 ・どうか、残り少ないあれではございますけれども、良い戦いを為されて、実績を上げていただきたいし、また、この次に続く戦いをしてください。
 ・衆院選が次は来ると思いますので、それに必ず繋がる戦い方をしたいと思います。
 ・やはりこれだけ天上界から大勢の人が応援してくれてるのに、この世の人間、答えられなきゃ情けないと思いますので、一つ頑張りたい。
 ・私も新入社員で入る前、会社の人事の人と面接して「田中角栄みたいやなあ」とよく言われました。「角栄みたいや」「角栄さんみたいだなあ」と。どこが似ているのかなあ、と、ようわからんかったですけども。だから、まあ似てるとこあるんでしょうかねえ。どこかね。
 ・まあ一つ、まあ一つですね、この地方からパンチを繰り出してくださいね。
 じゃあ、頑張りましょう!

(小生 註:驚いたことに、つい最近、民主党がこの内容と同じことを言い出した。

 ★菅首相「成長分野へ優先的に」……消費税率引き上げ時の使途
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E4E2E09B8DE2E4E2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000

 菅直人守護霊の霊言にもあったが、本当に幸福実現党の政策を盗っているのだなと感心する。
 今回の田中元首相の弁に、何を思うだろうか……。

 それにしても今回の霊言、地元の人の中には、目白の邸宅などで陳情を受けていたような姿を彷彿とさせる、と、ひどく懐かしがる声もあった。
 本宮ひろ志氏の実録漫画「やぶれかぶれ(絶版 本宮ひろ志傑作集所収)」の最後に、氏が田中角栄氏と会ったときのことが細大漏らさず漫画で書かれていたが、その時の、大声で笑い、鼻をすすり、人の気をそらさぬ話術を駆使している姿を思い出し、目頭が熱くなった)

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