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9月23日 大川総裁講義『宗教と政治について考える』 (中) 「二つの『対中国』戦術」
- 2010-10-05 (火)
- 大川総裁講義シリーズ
10月4日、一番のトップニュースはこれだろう。
小沢氏強制起訴へ 検審「起訴すべき」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101004/crm1010041546021-n1.htm
小沢氏の廻心を知るものとしては、切ないニュースではある。
だが、同時に鳥肌が立つ思いがした。
前回、当・拙ブログで引用した「坂本龍馬の霊言」。
その中で龍馬さんが言った
『世の中が引っ繰り返』り、
幸福実現党への世の中の見方が変わる、
ターニングポイントの来る条件。
それは、
『民主党関係者の何らかの逮捕劇と、外国からの屈辱』
であった。
……この、ふたつが、今日、ほぼ揃いかけている。
しかも、しつこいようだが、
『今年じゅうに』
という期限までふくめての的中。
(……改めて、坂本龍馬という方は凄い、と思う。
霊言では常に気安い口調で語られているが、実際はすさまじい見識を持っておられる方なのだ。
いったい彼の人の目には、どんな光景が見えているのか、と思う。
節目節目で是非、再臨していただきたい方だ)
さあ、世の中……いや、マスコミは、どう動くか。
いまのところ、不気味なぐらいメディアはこの問題を無視してして、これだけの大事件が、その日の夕方になっても緊急特番など組まれる様子はない。
だが、国民のほうは、マスコミの思うとおりに動かなくなってきているはずである。
本当に世の中が急激に流れ出した感がある。
では、以下、前々回の続き、「厚木支部での総裁ご講義」の中編を。
●100923『宗教と政治について考える』厚木支部(中編)
講義中盤。
話は「対中国」の戦術について、具体的に述べられていく。
総裁「中国は、今は大・中国主義を唱えているが、やがてこの国が世界とずれているところが検証されていく。」
と言われた。
一見、向かうところ敵無しで、あちこちに資本をのばし、「アジア・アフリカの覇者」として、商業的にも制覇しようとしている中国。
だが、それは
「アメリカの衰退に乗じて勢力を伸ばしているだけ」
だと総裁は分析している。
では、どうやって日本はこの国と、武力によらない部分で経済的に戦っていけばいいのだろう。二つのポイントを述べられたように思う。
① 中国の貿易は止まる~著作権の保護を訴えろ
総裁「やるべき反撃の第一弾は、知的財産権や著作権の保護について。
中国は偽ブランドの山であり、本場の10分の1で買えるため、(中国の偽ブランドを)アフリカへ持っていって売るという貿易している。
だが、いずれ貿易がままならなくなってくる。」
まず、偽ブランドの件が挙がった。
これに関する中国の惨状はいうまでもなくすさまじい。
普通の方は「ブランドものさえ買わなければ、こんな話は縁がないなあ」と思われるかも知れない。
しかし、それ以外でも身近に彼らの「活躍」を感じることが出来るジャンルがある。
ずばり、著作権に関して、海賊版のDVDがそうなのである。
これに関して、具体的な中国商法の実体をお伝えしておく。
なぜ、中国の商法が嫌われるのか。
……じつは、彼ら「海賊版売り」の商売ぶりは、私たちでも自宅にいながらにして、簡単に見ることができる。
e-bay(イーベイ)という世界的なオークション。
あそこを眺めていると、世界の映画や映像作品、日本アニメの新品などが、信じられない格安で、しかも大量に、売られているのにでくわすことがある。
これ、「出品者住所」が香港なら、まずまちがいなく海賊版だと思って良い。
出品者を見ると、「パワーセラー」のマークがついている。パワーセラーとは、たくさん売って、評価もそれほど悪くない人につく信頼のマークだ。
だが、その「パワーセラー」のマークは、とんだくわせ者なのである。
購入者に聞いた話を書いておく。
こうした海賊版の商品は、みな厚紙でできた箱にそれらしい美麗な製品版そのものの印刷をしたパッケージに入っていて、ディスクの表面もそれらしい印刷がしてあるという。
これら海賊版のとりしまりのため、「これが貼ってあれば海賊版ではありません」という、いわば「本物シール」が製造され、それらはきちんとした商品に貼られている、というのだが、なんとそのシールがシートごとごっそり横流しされて売られているらしい。
つまり、まったく意味がない。
というわけで、購入してみると、購入者に届くのは、綺麗にパッケージに本物シールが貼ってあるディスク。
一見、偽モノだとはわからない。
だが、偽モノは、再生してみるとエラーが多く、冒頭部分の発色が悪かったり。そのうちディスクエラーが頻発してまったく視聴が出来なくなることも多い。
また、紙ではなくて、プラケース入りの場合は、ケースが割れていることも少なくない。
はじめての取引の時で、これら、ディスクのエラーやプラケースの傷など、不具合があることをメールすると、売り手は、最初は丁寧に快く交換品を送ってくるのだそうだ。
だが、それも、ほんとうに最初のうちだけ。
「あ、サービス良いじゃないの」と思い、こちらはオークションの記録に「良い出品者です」という旨の高評価をつける。
そして、二件目、三件目、と取引を重ねていくと、異様に欠陥品が多いことに気づく。
当然こちらはクレームをつけ続ける。
するとやがて、
「おまえのいっていることは疑わしい」、などとと言い出し、ケースが割れているなら、証拠の割れたケースを出せ、などと言い出す。
写真に撮って送ってやると黙って良品を送ってくる。
そんなやりとりのすえに、ある日突然、あたかもこちらが悪いかのように、向こうのブラックリストに載せられていて、入札が出来なくなっている。
そこに至って「あっ、なんてヤクザな商売だ、こいつら、実は海賊版売りだったのか!」と気づくことになるわけである。
そのときに悪い評価をつけたいと思っても、一番最初につけた「高評価」は消すことが出来ない。
かくて、海賊版売りは海外のオークションで、高い評価のセラーの称号を手にしつつ、次から次へと海賊版のエジキをふやしていくのである。
……これが海賊版販売の実体。
また、最近では出品者の住所は「カナダ」などとなっているので見分けがつかない。
もちろんカナダの出品者から買ったはずの商品は、中国から来る。
なお、現在の著作権法では、『ディスクを「個人」や「家庭」という限られた範囲内で使用する場合のコピーは、著作権所有者の権利や利益を激しく損なうことは考えられない』とされ、罪に問われることはない。
しかし、これがそんな可愛いモノでないことは一目瞭然であろう。
このやり口で、DVDだけではなく、ブランドものの鞄や、電化製品でも同じようなことをしているのだとご想像いただきたい。
総裁は「HONDAの車の偽ブランドで、HONTA」というのがある」といっておられた。
しかし、それ以外にも、確か「SONYの偽ブランドで、SANY」という冗談のようなシロモノを見たことがある。
このいいかげんな体制に、世界はやがて、批難の目を向けてくる。日本はここを突かねばならない。
さらに、もっとやっかいな問題が中国を襲う、という。
大川総裁「元の切り上げにより、輸出で儲けられなくなってくる。
これは先進国になる段階で、当然超えなければならない過程」
これは、
「国内のように上からの押さえつけが通用しない」
事態だと総裁は言われる。
国内ではむちゃくちゃをやっていても、貿易は相手があることなのだ。
植民地でもない限り、こんな無法は通らないだろう。
もっとも、いま日本は植民地にされかかっているわけなのだが。
「世界の大国としてまわりの国々を率いていこうとするなら、次第に光が当たって見えてくるところが出てくる。」
中国は「語るに落ちる」
と総裁は言われた。
要約すると、こういうことではなかろうか。
……まず、貿易をフェアにしろ。
……それだけで中国は日本の敵でなくなる。
これが経済戦争を制する第一点目のポイントなのだ。
②中国には、「言われたら、言い返せ」が鉄則
もう一つは、
総裁「キッシンジャーの霊言に曰く、
中国は仲良くなったら言われたら言い返すというカルチャーが大事。
黙っていたらそのまま受けたことになるので友達だったら言い返さなければいけない。負けを認めたことになってしまうし、相手にとってもよくないんです。口で言うべきことは主張すること。」
ああー、これはわかる。わかる。よくわかる。
たとえば、日本人というのは、仲がよいということは相手に対して批判をしない、ということというのが通常の礼儀だ。
渡部昇一教授は、礼儀とは、相手の言って欲しくないことを言わない、ということを発見した、と、若き日の留学体験から書いておられた。
礼節を知った人ならば、初対面で相手に嫌なことを言うというのはまずありえない。
ところが、それが通用しない民族がいる。
たとえば韓国。
こちらが初対面だからと友好的にしていると、いきなり反日感情や反日理論を叩きつけられ、スキをつかれたこちらがぼろぼろにされて、ぐったりして別れることになる。
ところが、その数日ぐらいにあれだけひどいことを言った相手が、
「食事に行こうよー」とか、異性であれば「君、僕のタイプなんだよ。夕飯でもどう?」
などと言ってくる。
こちらは愕然としてしまう。
好著 「北京大学てなもんや留学記」(谷崎光 文春文庫)
では、こうした実例をあげて、
『「反日発言」は、要は、友だちになるための通過儀礼』とまでいっている。
この「反日」に対しては、きっちりカウンターで返さなければならない。
黙って様子を見ていてはいけないのだ。
今のは韓国の話だが、中国もご同様。
というか、もっとひどい。
前掲書では、中国人の弁護士が酒の席で、
「日本のデパートでサービスに感心したら、偽モノを売りつけられた」
という捏造記事を朗々と真実だと言い張ってきかないのに、日本人が全く論駁しない、という話が悔しさ満載で出ていたし、
さらに、著者が中国の店先で買い物をしているときに、なにかの拍子でこちらが日本人だと分かったとたんに、初対面の販売員のおねえちゃんが
「南京大虐殺知ってる? 三光作戦って知ってる?」
とまくしたててきたというエピソードが出てくる。
このとき、著者は慌てず、彼女に対して、
「知っているよ。
だが死者の数が水増しされている。
当時の南京の人口は二十万人ではないか。
あなたがたは政府に騙されている」
とやりかえしたとたん、相手がびっくりして批判が止まってしまったのだそうである。
(この著者の方は、中国語の学習に際して、さまざまな用語を覚える際、「対反日用」というジャンルを作って、突然の無礼に対してカウンターが出せるようにしておられるらしい)
……民間レベルでもこのぐらい言われる。
このくらいの自衛が必要な相手なのだ。
まして、国家の面子がかかっている外交の舞台では、さらにウソと批判に磨きがかかってくると思って良い。
これに対して日本はどうか。
総裁「政治マターがそのまま経済に絡んできます。」「言論戦で立ち向かわないと」「日本のマスコミは情けない、ディベート能力ゼロ」
自国の政治家をいたぶるときだけ雄弁で、中国に対しては腑抜け、というのが日本のマスコミ。
日下公人氏が、
『外務省は「男ばかりの三人兄弟でしじゅう兄弟げんかの経験がある」というのを採用基準の一つにしてはどうか』
ということを書かれていたように記憶しているが、中国に関しては特にそうした態度が必要になってくる予感がする。
実現党で言うと、特にディベートの強そうな人材が外務大臣に就任して、ばつんばつんやりあっていただきたい。
なお、この件に関して、総裁は、他の人々が言わないような、ちょっと意外な見方を語られている。
大川総裁「日本が言ったら大騒ぎになるのに、中国のほうからは言いたい放題、というのは、甘えがある。
ゴルフのハンディのようなもので、腕が違うから中国は日本にいくらいってもいいのだ、というような。」
意外なことだが、この「甘えの感情」が事実なら、日本人は彼らに認められている、ということになる。
しかし、総裁はこれに対し、
大川総裁「 世界の超大国になっていくならそれは通じない。
国際ルールを教えなければならない。」
「彼らは基本的な考え方として知らないのだから教えていかなければならない。
永田町にもチャイナ・ロビーは入っている。気をつけなければならない。」
と続けられた。
ほんとうは、中国を教育するのは日本の仕事なのだろう。
国民全員が巨大なウソの中で洗脳を受け、その中でのみ生かされている国なのだ。
誰かが目を覚まさせてあげなければならず、それができるのは、おそらく日本だけなのだ。
内部でごたついているときではないはずなのである。
次回、今度こそ後編をばアップしたく存じます。
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