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2010-11
韓国・北朝鮮で戦闘始まる~その日の首相は
- 2010-11-24 (水)
- 幸福実現党観察日記
北朝鮮が韓国の島に砲撃を加え、韓国軍も応戦した。
砲弾が飛び交い、民家が燃え、死者が出ている。
その真っ最中の日本国首相の表情がこれ。
隣の国の国境で戦闘が起きたにもかかわらず、こんな顔ができる首相がいようとは思わなかった。
この一枚だけで「もう、一日も早く倒閣してください」、と言いたくなったが、こんなのまだまだ序の口。
首相は
「報道で知った」
「砲撃は14時35分頃だが秘書官からは15時時30分ごろ知らせが」
などと、いかに情報収集能力がないかを世界に向けて、平然とばらしている。
しかも「砲撃を知った後の午後4時から約40分間、砲撃と直接関係ない民主党の国会運営担当、斎藤勁国対委員長代理との面会を公邸で続けた」
とあり、首相が官邸入りしたのは、砲撃開始から2時間以上後。
そして、「しっかり事態を把握しなければならない」と語り、おもむろにテレビをつけて見入った、という。http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188406.html
……待て待て待て待て!
首相の情報源がテレビって……国民と同じかそれ以下のレベルでしょうが。
確かに、日本にも偵察衛星はあるが、一台しかなく、軌道が会うまでは映像が取れない。(というか、「三台は必要」という声があったのに、仕分けられてなかったか?)
首相にしてみれば、尖閣ビデオも見るのを渋っていたし、柳田議員の広島での発言の映像もなかなか見ようとしなかったので、これだけ積極的にテレビを見ている、というのは確かに珍しいのかも知れない。
それにしても……この政権は、アメリカとも韓国とも全くパイプがないんだということを晒してしまった。
テロでテレビ局が占領されたらどうするのだ、この内閣。
なお、テレビ朝日のニュースでは、戦闘の映像を流しながら、
「わが軍の方も攻撃していますか?」
というコメントが入り、視聴者が
「えええっ、朝日グループにとって、母国はやっぱり韓国だったのか」
と、みなが納得した、というが、よくよく聞くと、こちらも単に韓国のニュースを翻訳して流していたということがわかった。
首相のあてにしているテレビとは、結局韓国のニュースを翻訳して流しているだけなのである。
砲撃開始から二時間半後。出されたコメントがこれ。
「首相は午後4時50分すぎ、仙谷氏らに(1)情報収集に全力を挙げる(2)不測の
事態に備えしっかり対応できるように準備する-の2点を指示した」
「国民の皆さんに備えは万全といえる態勢を作りたい」
うわあ、また問題発言出たよ。
……「備え」って、何の「備え」ですか。
明らかに地震や大水程度の災害と勘違いしてないか、この人。
これ、戦闘でしょうが。
(以上、主なソースは【北朝鮮砲撃】首相「報道で知った」鈍い初動、危機管理薄く http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101123/kor1011232101032-n2.htm )
こういうとき、官房長官がしっかり采配をふるわねばならないのでは、とおもいきや、
「現時点で日本国民の生活に直ちに影響を及ぼす事態ではない」。北朝鮮砲撃で仙谷官房長官。 2010/11/23 22:03 【共同通信】
という認識。
旧社会党は北朝鮮の「友党」だし、仙谷氏がどちらにつくか見物だ、といわれていたのだが、それ以前に、国際状況に関してこんな認識を持っているとは。
しかも、
「国家安全保障室を新設 防衛大綱の民主案判明」http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010112301000458.html
というニュースでは、陸自を削減する、などといいだしてさえいる。
なお、自民党からは、
【自民石破政調会長「あらゆる事態に適切に対応できる態勢を」 北朝鮮砲撃】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101123-00000549-san-pol
として、石破茂政調会長が「日本政府は安全保障会議を開き、 周辺事態となることも念頭に、あらゆる事態に適切に対応できる態勢をとらなければならない」
「政権、指導者が代わる 時に必ず何かが起きる。新しい指導者に忠誠を誓うためだ」
というコメントが出されている。
……どっちが与党だ。
さらに、この件に絡んで、不安なのが米国の対応の鈍さと、中国の対応。
北朝鮮の軍事行動は、中国と連携していることが確実であるわけだが、数日前に明らかに中国軍の船が日本の海域を堂々と侵犯し、北朝鮮の核について問題となったのをみはからって、(北朝鮮:核爆弾、年2個分 「拡散」脅威増す
http://mainichi.jp/select/world/news/20101123k0000e030023000c.html)
中国が
「今最も重要なのはできるだけ早く6カ国協議を再開することだ」
といい出す。
見事な連携だ。
これらの動きについて、北朝鮮と中国を二つの国と見なさずに、「中国軍北朝鮮部隊」のやったことだとかんがえると、日本と韓国を、手中に収める軍事行動は、日本人が知らない間に着々と進んでいるとしか思えない。
なのに、恐ろしいのはマスコミで、尖閣問題にしろ、隣国の戦闘にしろ、ひととおりふれたあと、全く日本に関係ないかのように普通に番組を流している。
こんなのを情報源にしている首相、すっかり安心しきっていることだろう。
掲示板で、「ミサイルが飛んできたら、官邸では誰が一番に逃げるかな」という話題に対して
「誰も逃げるわけがない。着弾して30分後にテレビで知るにきまってる」
というやりとりを見たが、もはや、笑い事ではない。
こういう時に頼りになるのは実現党の見解。
おそらくマスコミ各社も大切なソースとして、固唾を呑んでコメントを見守っているに違いない。
実現党は、
「今回の北朝鮮の砲撃は金正恩後継体制を固めるための実績づくりと見られ、即座に両国が全面戦争に入る可能性は高くはない。」
と分析しつつも、提言として、
1.日本政府は「最悪の事態」(朝鮮戦争の再開)に備えよ……具体的には、首相官邸への一元的情報集約と正確な分析体制、「周辺事態法」に基づく自衛隊の運用体制、邦人救出体制等 (……自衛隊削減とか言ってる場合じゃないでしょう)
2.情報面での日・米・韓の連携を強化し、「毅然たる」意志を明確にせよ (……首相が「テレビで知りました」、とか、ホント勘弁してください)
3.「普天間基地問題」を解決し、「日米同盟」を盤石たるものとせよ (……あらためて、沖縄県知事選がいかに重要か!)
の三点。
十二月四日の大川総裁の大講演会で何らかのコメントがあるのではないかと思われるが、それまで、日本に砲弾が飛んでこないことを祈るのみである。
このまま民主党にまかせていたら、湾岸戦争の時に、現地の邦人が「日本には軍隊がなく、助けに来てくれない」といって、自分たちでベストに砂をつめて防弾チョッキをつくっていた、なんてエピソードそっくりの事態が、再現されてしまいかねない。
せめて、この「有事」が沖縄の知事選候補者で唯一、保守本流の主張をする実現党 金城竜郎氏にとって、追い風になってくれるのではないか、ということばかりである。
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