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2011-01
大川総裁と楽しむ「やり直し英語」(4) 総裁おもしろエピソード編
- 2011-01-09 (日)
- 英語学習法
知られざる
「大川総裁の英語勉強本」
の内容ご紹介を続けてきた。
これらの英語シリーズの記事は、皆様方が英語をマスターする気になったときに
「そういえば、あそこのサイトで勉強法とか紹介してたなあ」
と思い出してお読みになり、実践していただけると幸いだなあ、ぐらいのつもりで書いている。
今回は勉強方法ではなく、英語本に出てくる大川総裁の知られざるエピソードのご紹介をさせていただく。
英語に関する、総裁の知られざるエピソード集の白眉といえば、
・書籍「高校基本英会話入門 重点講義 英会話上達の秘訣」
・CD「高校基本英会話入門 重点講義 英会話フレーズの解説」
の二冊。
書籍とCDは内容が異なっていて、書籍が前編、CDが後編なのでご注意を。
2010年9月30日 総合本部にて収録、とある。
読み返し、聞き返してみると、海外旅行に行く人だけでなく、英語の勉強をしたい人全員が一通り知っておいて良い内容になっている。
たとえば、大川総裁曰く、
「一日三時間は英語を音楽代わりに掛け流ししなければしゃべれるようにはならない」
「同じCDを何度も聞く」
という、学習に関するアドバイスからはじまり、いざ、海外での実践編では
「主語、述語、その説明をいれれば文になる。主語が分からなければ、「 I 」を主語にして、要求を入れる述語を」
「通じなかったらとにかくわかる単語をならべる『名詞攻撃』する」
「まず、『英語が分からない』というボディーランゲージをする。耳と口を指さしてから、手と首を横に振る。」
「店ではうっかりYes、などと返事すると交渉に入られてしまう。 『Just looking』といえば、店員は売り込みに来ない」
という、現場の智慧、さらに、
「仏法真理とはちょっとちがっているが、恥をかき、『屈辱のリベンジをしたい』という思いで行うのが学習の王道」
……などという秘訣が出てくる。
しかも、
「当時、大川総裁のいたころ、ハーレムでは、警官がパトカーを離れて五分後に戻ってくると『部品』になっていた。」
「武勇伝を作ろうとしてハーレム入りした三菱社員三人が、消えてしまって二度と帰ってこなかった。」
などという実例を出され、
「海外ではあまり蛮勇をふるわないほうがよい」
という心構えまで説いてあり、
「タクシーの運転手はウイスキーを水代わりに飲んでいるドライバーもいるから要注意」
「イスラムなどの他国人がドライバーをやっていることも多いが、道を知らなかったりするので要注意」
(といいつつ、片手にウイスキーの瓶をもったタクシーの運転手を見て、乗るのをやめようとおもったら親切に降りてきて「乗れ乗れ」というので乗り、かなり切ない目にあった話も載っているのだが)
などというタクシーに関する注意事項も語られている。
いままで何冊もやり直し英語の本を読んだ小生だが、これほど役に立つやり直し英語の本は読んだことがない。
簡潔ながら、要点が全て入っている。
後は実行するだけ。
さらに、語学学習だけでなく、注意して読むと、
「私は理想の男性が現れるのを待っています」
「私は理想の女性が現れるのを待っています」
「私は彼女と離婚する理由がいくつもあるのです」
あたり、「ううむ」と唸ってしまう。
さらに、CDを聞くと
「理想の男性を待っています」
という文章に関して、大川総裁自ら
「これは私の心の余裕で入れました」
「いやー、かわいそうですねぇ。……一生、現れないかもしれない」
というような事を冗談交じりながら、意味深な口調でおっしゃっていてぎょっとする。
しばし、その胸中を考え込まされてしまう。
さて、面白いのはこの「講義」のエピソード編。
大川総裁のニューヨーク支店勤務の話は、いろいろな講義で、ちらちらと出てきてはいるのだが、そのどれにも出てこない話がこれらに出てくる。
かんたんな要約をあげておくので、詳しくは本とCDでどうぞ。
――以下、エピソード要約――
大川総裁が、ニューヨーク支店の研修生として派遣された、という話はご存知の方も多いと思われる。
「幸福の科学原論」であったと思うが、研修生として出されるのは、会社から認められたよほどのエリートだ、という話をされていた。
しかも、総裁はその中に入っていたばかりではなく、研修期間の終わりには、ニューヨーク支店から、
「このままこの男を支店勤務に切り替えてくれないか」
という打診が本社のほうにいったという。
これは、常人なら何年もかける出世のルートをワープしたような、常識では考えられないものすごい仕事ぶりを示すエピソードであった。
ところが、そこまでたどりつくには、なんともかんとも大変なご苦労をされたという話が、この講義で語られている。
まず、若き日の大川総裁、なんと、海外への派遣にあたって、英会話学校に行かされなかった、という。
なんでも、先輩が「三ヶ月、英会話学校に通ってから渡米する」というのを聞いて、ゲラゲラ笑ってしまわれたそうなのである……しかも、間の悪いことに、重役の前で。
当然、ご自身の番になったら、重役たちはそれを覚えていて、コストカットの意味も込めて、英会話学校には通わせてもらえず、若き総裁、そのまますぐにアメリカに送られた。
初日から多難で、いきなり、ホテルでは、黒人の掃除のおばちゃんの「garvage(生ゴミ)」という単語が聞き取れないばかりに掃除してもらえない。(なんでも、日本人にとって、「黒人の英語は半分しか聞き取れない」、のだそうである)
アパートに落ち着いたと思ったら、なんと、前任者のゴミ出しの位置が完全なルール違反だったために、ゴミの中を調べた近所の人が名前と電話番号を探り当て、怒鳴り込まれることとなる。
警察に送られたら事情が説明できない、とばかり、若き総裁は、必死にたった三語の単語をならべて「別人だ」と抗弁する。
難儀な話だなあ、と思いきや、もっとひどいのが商社の仕事と大学の講義。
その商社では、総裁の代で、研修生は六代目。
初代、二代目といった、最初の研修生たちは、ほんとうに研修して、学校に通っていれば良かったのが、代をおうごとに仕事が増え、六代目ではもはや、外為の仕事のすべてをやらされるようになっていた、とのこと。
その中には、現地の人との交渉、タフ・ネゴシエーションも入っているというから恐ろしい。
研修生と言えば、入社して、たった二年目ぐらいの新入社員である。
なのに仕事は山積み。
ベルリッツのマンツーマン二時間×五十回の講座の受講せよなどといわれても、時間など取れるわけがない。
若き総裁が、ベルリッツをの百時間をクリアして卒業証書を持って帰ると、職場の人々がみな「初めて見た」と驚いたという。
驚いたのは、若き総裁で、「えっ、卒業するものではないのですか?」と聞き返すと、なんと、歴代の研修生は、全員、三十時間ぐらいで沈没してしまうのだそうだ。
総裁曰く、
「よほど仕事が早くできない限り、学校に行けないという『罠』が待っていた。
仕事が出来れば出来るほど忙しくなり、抜けられなくなってくる状況。
ものすごく段取りを良くして仕事を早く片付けなければ、学校に行けない」(要約 小生)
……仕事を抜けて二時間の語学クラスなど、とうてい行ける状況ではなく、先輩たちは、そんなものにいっていたら仕事が出来なくなるのを知っていて、シラーっと見ていたのだそうだ。
なお、ベルリッツの語学学校では、生徒が先生を指名できるだけでなく、先生も生徒を逆指名できるのだそうで、若き大川総裁に対して、ネイティブの先生たちから
「この人は面白い。また相手をしたい」
「彼と話をしたい」
という指名率はそうとう高かった、という。
その理由は、総裁が「毎回二時間、どのような話題でも話が出来る」、という教養の力があったため。
ふつうは、延々二時間、趣味の話題ばかりしていられないのだそうで、二時間、日本人と二人で部屋に籠もって会話をするのはかなり疲れるらしい。
だが総裁は、どのような話題でも書籍を読み込んでいるので、いくらでも話について行けた。
ベルリッツの教師たちだけでなく、たまたまボストンに行く途中であったハーバード大学卒の弁護士などからも、半年ぐらい「付き合え」と、電話がかかってきたという話も載っている。
いずれにしても、最終的にものをいうのは、人間としての「教養の力」であり、
異文化コミュニケーションとしての自国の知識や、
何かを聞かれたときにはっきりと「自分の意見や考え方をを言うことができる」こと。
また、
「英会話の中に出てこなかったとしても、相手は、言葉の外側にある部分を『人間の力』として感じ取り、自分より上か下か判定する。下と判定されたら、長く付き合ってくれない」
という言葉も重要なポイント。
「いちばん嫌なタイプの人間は、英会話をするとペラペラだが、内容がない人間」
「空の袋は立たず」
ということも覚えておきたい。
(これは宗教活動においても言えることで、教義だの受け売りだのはぺらぺら言えるが、人間として努力していない、中身のない人間というのは、なんともかんとも、嫌なものなのである。
一般の人というのは、そういう嗅覚がものすごく発達している。 中身がないと直に見破られてしまうもなのだ。)
次に、ベルリッツを卒業すると、今度はニューヨーク市立大学の大学院へ行かされることになった。
実は、当時、若き総裁と同期の営業部門の研修生がNYU(「私立」のニューヨーク・ユニバーシティー)の外国人向けの語学研修コースに行っていた。
だから、総裁も、てっきり、自分も、同じNYUに行っていたのだと思い込んでおられたら、そこはなんと、
「ネイティブで、実務暦五年のウォールストリートの金融マンたちの大学院のゼミ」
だったのである。
……それを、帰国してから気がつかれたというのだから、恐れ入る。
別な総裁のご著書に、当時、昼は仕事に忙殺され、カラオケにまでつきあわされて、夜には分厚いテキストで予習、深夜にシャワーを浴びると下の部屋の主から、ドンドンと床を叩いて無言で抗議された……みたいなことが書いてあったが、心底すさまじい生活をされたのだと思い知る。
大川総裁 「普通に仕事をしながら、週3回、語学学校・大学院に通えと言うのは、『倍の仕事をしろ』と言われている」
「仕事を、いかに早く、要領よく切り抜けて片付ける、ということをかなり訓練された。その結果、仕事がずいぶん早くなり『人間は変わるものだな』と思った」
と書かれておられる。
失格して途中で日本に送り返された研修生も数多くいた、とのこと。
英会話テキストの英文には
「その新入社員はたくさんの約束があった」というような文章があったが、若き日のお姿がそうであったのだろうなあと感じられる。
そのニューヨーク暮らし、きわめつけのエピソードは、CDに入っている
「ニュージャージーで警官に追い回されて発砲された話」であろう。
ここに記載はないが、総裁があまり酒は飲めず、ビールでいうと小瓶か中瓶、水割りでいうと二杯が限度という体質なのは有名な話。
だが、商社マンにそんなこと、許されるはずもない。
第5回講演会 「発展の原理」によると、
「どうしても仕方がない付き合いがあって、午後の7時から夜中の三時まで八時間、二杯しか飲めない力量で酒を付き合うとどうなるかということですが、もちろん氷ばかり入れて飲んだ振りをしながら歌を歌っている。こういうことで付き合うわけであります。」(1987年12月20日 日本都市センター)という壮絶なエピソードが語られていた。
おそらくその日も、車を運転してきた、というのに、飲酒させられてしまったのであろう、若き総裁。
酒は飲まされたが、車を置いて帰るわけにいかないので、仕方なく運転して帰った。
しかし、ハンドルが取られてまっすぐに走れない。
そこへ、パトカーが走ってきた。
後ろについて、なにやら怒鳴っているがよくわからない。
まっすぐ走れと言うらしいのだが、どうしてもうまく走らせられない。
車の蛇行は続いている。
すると、バカにされたと思った警官がなんと、
……発砲してきた。
大川総裁に。
(思わず「蛇行運転で拳銃を発砲って、どんな国だよ!」とつっこみたくなりますな。つくづく、日本はまだ平和である)
この鉄砲の弾、外れたから良かったようなものの、当たっていたら、いま、エル・カンターレの法が説かれなかったのだ、と思うと、背筋に鳥肌の断つ思いがする。
話の結末は書いてないのだが、おそらく、無事にアパートまで帰り着かれたことであろうと拝察する。
以上、こうした労苦や、豊かな体験が、いま説かれている法の多様性やユニークさに生きているのだなあと素直に感心できる一書。
このあたり、総裁は、まだまだ面白い話を無限に持っておいでのような気がする。
今年あたり、こうした英語の講義もCDやDVDにして、是非販売していただきたいものだと思うし、社会人にも見せて頂きたい。
(「私の英語勉強法」というご講義もあったと聞くが、未だ、こちらは聞くことが出来ない。どこかで音声だけでも聞くことが出来たら、ブログに感想をあげさせていただきます)
こどもたちは受験を控え、書籍が出るごとに勉強が大変だろうが、じつは、楽しみにして刊行を待っている大人は結構いるのではないか。
社会人はお金を持ってますから、教団としても一つの財源になることは間違いない。
少なくともここに一人、熱心なファンの社会人がおりますぞ、と、小生、小さな声で申し上げたいのである。
次回、この英語シリーズが続くことがあれば、小生が短時間でネットのTOEIC模試600点をクリアした勉強法の中心、「瞬間英作文」「瞬間暗唱」について、更新したいと存じます。
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