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憲法九条を変えることなく、軍を動かす実現党の「一手」

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 もしも、今日、中国が日本に侵攻してきたら……。
 憲法九条に縛られた日本は、ギリギリまで抵抗できずに、むざむざと占領されてしまうのだろうか。
 「いや、それでも日本には、即座に軍を動かして守る方法がある」
 ということを、大川総裁は少し前に説いている。
 今回の更新は、その「驚愕の一手」について、最近の講義からの解説とともに記しておきたい。

 ……この三月三日。
 国会が、ストップした。
 その理由は、なんと与党の審議拒否。

予算案、4日の参院審議入り要求=拒否なら委員長解任決議案-自民
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2011030300396 

 繰り返すが、審議拒否をしていたのは、「与党」である。
 こんな話、聞いたことがない。
 なんとか、4日には審議が再開されることになったようではある。
 この事情について、ネットのニュースでさまざまなことが流れたが、最も簡潔にまとめていたのはこの方のつぶやき。

【@ecoyuri 小池百合子】
参議院では与党による審議拒否! という前代未聞の事態。前原、野田、
蓮ホウ各氏のマネースキャンダルに対する答弁作りのため、時間稼ぎ
しているんですよとは、事情通の解説です。
http://twitter.com/#!/ecoyuri/status/43178207184293888

 予算はどうなってしまうのか、ここで予算だけが成立したとしても、関連法案が通らなければ執行できないのではないか……と一人やきもきしていたが、ニュースは全く報じようとしなかった。

 日本の国民は、こんな大変な事態になっても、「大学入試問題がインターネットの質問サイトに投稿されたこと」を、トップ事件として扱うマスコミによって目隠しされていたのである。

 そこに乗じて、【中国の軍用機が2日に尖閣諸島に接近】。
 中国軍の動向注視=官房長官
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011030300430&j1

 これまたニュースでは無視に近い。

 中国はほくそ笑んでいるだろう。
 シナリオ通りだ。
 このまま、日本の政治が機能をストップした時点で、尖閣諸島を自国の領土だと宣言してしまえば、日本は獲れる。
 今の政権が続けば、日本を中国領にするのはいともたやすい。
 中国に攻められたら、「平成の無血開城」とかなんとか、本気で言い出して白旗をあげ、あっさり日本を属国にしてしまいそうな民主政権である。

 だが、日本には、そんな自国の凋落を、指をくわえて座している勢力ばかりではない。

 もうご存知であろうが、大川総裁が一つの提言をしている。
 二月十一日の産経新聞に載った意見広告。
http://www.hr-party.jp/pdf/sankei_hrp.pdf
 「憲法九条の適用除外」

 である。要するに、憲法九条はそのまま変えない。
 ただし、「平和を脅かす諸国には、憲法九条を適用すべきではない」、という解釈を付け加える。

 ……これは、凄い。
 これをはじめて聞いたときには総毛立つ思いがした。
 さらに、大川総裁は、これに関して解説している。
 二月十三日、「セルフ・ヘルプと愛国心」という講義の中である。

 大川総裁「万が一、日本が侵略を受けたとき、今の政府は機能しないだろう。
 機能不全でどうしようもなくなると思う」
 (……いや、もう、侵略を受けなくても機能不全になっている気がするが)

 大川総裁「そこで、「憲法の変遷」ということで、憲法九条の解釈をくわえる。」

 この「憲法の変遷」という単語について、

 大川総裁「憲法は本来、国民の生命・安全・財産を守らなければいけないもので、国民を潰してしまう憲法であったらそれはいらない憲法。
 そうすると、憲法の変遷という考え方が出てくるわけで、一定の解釈をくわえていかなければならない」
 と、解説を加えている。

 そもそも、憲法九条の欠点は何か。
 それは
 大川総裁 「憲法九条は、日本が侵略国家になることを許してはいないが、国民たちを守ると言うことを果たしているわけではない」
 ということ。
 これは誰の目にも明らかである。
 
 大川総裁「憲法九条は、憲法の前文にあるように、「平和を愛する諸国に囲まれていた」時代にできた、そうしたことを前提に作られた憲法なのだろう。」
 (……ここのところ、かなり皮肉が効いているように感じた。
 「平和を愛する諸国に囲まれていた時代」なんて、そんなもの、いつあったのか、と言いたくなり、憲法九条の「荒唐無稽」性に、思わず苦笑してしまう。)

 大川総裁「だが、平和を必ずしも愛している国ばかりではない、そうした国々に囲まれ、想定していなかった侵略国家が出て来た場合には……。
 前文から見て、この憲法はこういう解釈をすべきだ、という政府の統一解釈をおろせば、自衛隊だって動けるようになる。」

 そして、その解釈が冒頭に述べた、
 「平和を脅かす諸国には、憲法九条を適用すべきではない」
 という部分である。

 ……改めて言うが、これは、すごい。
 憲法を変えることも、廃止することも必要なく、議会での投票すら必要ない。
 単に、首相が決断すれば、その瞬間から、自由自在に軍を動かすことが出来る。
 日本にとって最後の、護国のカードの一枚だ。
 よくぞ言ってくださった。
 大川総裁はこうも語っている。

 大川総裁「今の政府が続くのだったら、万一のとき、に国民がいちばん危険にさらされるので、宗教家のほうから、憲法解釈についての意見を述べました。」

 総裁は、「民主党だろうと、自民党だろうと、共産党だろうと、占領を拒む政府が窮地に立たされたときに、このカードを使え」、というおつもりなのだろう。

 ……確かに、どの学者も、どの政治家も、この解釈を発言することなく、大川総裁が言うまで誰も考えつかなかった。
 大川総裁の一手に感嘆すべきなのか、それとも、この一手に誰も気がつかないまでに混迷を深めた日本を嘆くべきなのか。
 とりあえず、日本に大川総裁という方がいてくださって、本当に助かったと思わざるを得ない。
 まだまだ、日本は生き延びる芽がある。
 そう信じて、私たちは努力を重ねていくしかない。

 ……日本の再起をめざし、幸福実現党がこの建国記念日から五月の憲法記念日の間に行う、 「国難突破運動」の特設ページはこちらである。http://www.hr-party.jp/2011_topic02a.html

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