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ナイチンゲールの霊言 感想(3) 過去の転生と、今世のご両親の思い出
- 2011-04-30 (土)
- 大川総裁講義シリーズ
●今世のナイチンゲールのご両親の思い出
ナイチンゲールの転生についても、触れられている。
実は、ご本人の魂の一部が幸福の科学の職員に出ていると言う。
そのご本人である職員さんも、質問者の一人として呼ばれていた。
映像の中で、画面の一番手前に座っていた方であったが、そのお人は、古い会員さんたちにとって、非常に懐かしい人物、南原宏治の娘さんであった。
俳優の故・南原宏治氏。
氏は、幸福の科学最初期の最高の個性派講師で、もうこれで一冊本が書ける、楽勝で書ける、というぐらいの武勇伝と面白さのあるキャラクターだった。
初期の泊まりがけの研修会で、会がガチガチになりかけたとき、総裁の「南原さん、グシャグシャにしてください」の号令で、演壇に立って、研修会の雰囲気を変えてしまったこともあった。
地方にもよく講演に来て、南原節が炸裂したものだった。
講演の内容はだいたい決まっていた(これは南原氏に限ったことではなく、一般的に文化人の講演というのは、そんなものである、と申しあげておく。大川総裁が飛び抜けているのである)。
が、みな喜んで幾度でも同じ話の「南原節」を聞きに来た。
……なお、当時は講師の講義といっても、指導局が職員に用意するレジュメなど一切無く、一般会員も講師も、つねに同時に先生の御法話が開示になっていたので、自分の気づきや悟りでお客さんを呼ぶしかなかった。
その結果、初期の講師は、人柄や悟りの香りが明らかに常人と違う実力派がわりと出ていて、同じ話を何度聞いても飽きさせないどころか、何度も聞きたくなる人がけっこういたのだ。(ちなみに、小生はもう一度、初期の応用本部講師・T講師の「長者窮子」が聞いてみたい。)
それにしても、南原さんの講演は役者さんらしくツボにはまっていて、古い会員さんは、「タンポポ」「屠殺場のウシ」「神戸海軍総連所」「関西のホテルの夫婦の寝室についてきた坂本龍馬」とかいうキーワードを出すだけで「ああーっ、南原さんね、そうそうそうそう!」と膝を叩いて喜ぶ人も多かろうと思う。
ナイチンゲールの魂は、その南原氏の一人娘として生まれ、現在、職員として総合本部に勤務しているとのことだったのだ。
(古い会員さんは、南原さんが亡くなったとき、霊言で「妻と娘をよろしくたのみます」とわざわざ総裁に言いに出てこられた話を思い出したにちがいない。
そして、「いや、よかったよかった、レプタリアンに混じって無事、職員してらっしゃったんだなあ」、と安堵の声も聞かれたことを付記しておく)
当日は故・南原さんも霊言会場に来ておられたとのこと、あの苦み走った美形悪役の顔をほころばせて、うんうんと頷いている姿が目に見えるようだった。
なお、質問者のお母様、南原さんの奥様に関して、「同様に女神の世界の方」というリーディングがなされた。
このリーディングを聞いたとき、知っている人は「ああ、やっぱり」と納得したはずだ。
南原さんの奥様であり、質問者のお母様にあたる方に関しても、古い会員さんにとっては懐かしく、暖かい思い出に満ちている。
南原夫妻は、今で言う「年の差カップル」で、よく講演会にご夫婦で並んでいらしては親子と間違えられていたものだった。
この方は、最初、婦人部のたちあげのころに、「仏のために生命をすててもいい」と言った女性の中の一人であった。
この方が20年以上前、リーダーとして活躍していたとき、地方に、婦人部に講演と、座談会をしに来たときのこと。
当時、間借りしていた狭い本部は婦人部でいっぱいになった。
雑用係の中には、その婦人部の女性たちが連れてきた子供たちをつれて行事の間中近所の公園で遊ばせるという、かなり疲れる、それでいて、講義の一部すら聞くことが出来ない役割をした若い人たちがいた。
その人たちが子供たちをつれて、外から帰ってくると、いきなり、本日の主役である南原さんの奥様が、出迎えてくれて、一人一人に手を取らんばかりにして、
「ありがとうございます。ありがとうございます。
ほんとうに、私などよりあなたがたのほうがずっと尊い人々なのです」
と、びっくりするような台詞を、心からの真情をこめた本気の声でおっしゃったのだった。
本部から来て講演をしたリーダーの中でこんな台詞を言ったのは、後にも先にもこの方一人である。
……ほんものの女神とはこうしたものなのだろう、と思う。
霊言の中で、「今世のお母様も女神」という言葉があったが、まさに『女神の格』、というものを現すエピソードなので、紹介させて頂いた。
●ナイチンゲール、魂の兄弟との対話
さて、南原氏の娘さんのみろくさんが質問をはじめられると、霊言は中盤からは「ご自身の魂の兄弟との対話」という様相を呈する。
ご本人の質問は内容的にしっかりしていて、たいへん耳に心地よい。
後半の、医療と宗教に関する見解は、
「震災のケア」や「鬱について」など、時流に合わせた質問の答えも聞くことが出来た。
「先生がお元気なるために私たち信者が何かできることは」
という質問に対して、
「弟子の皆様は、主に多くを求め、頼り切っている。
ですから、まず自立性を持って主を些細な仕事、些事から解放してさしあげよ。
多くの願いを受け止めるというのは大変、重いストレス。
ですから、それを助けるための一番、早い道は皆様が自立性を持って毎日の小さな仕事から主を解放して差し上げることです」
というのも、言葉は優しいが、霊人たちが共通して語る、厳しい職員指導への一環と思われる。
なんにせよ、この、「ご本人との対話」のくだりは、聞き応えがあったので、じっくり読みたいところだ。
是非とも原文つきで書籍化していただきたいものである。
●ナイチンゲールの転生
それにしても、最初、「えっ。あんなおっとりした南原夫妻のお嬢さんと、話に聞くナイチンゲールの激しさは結びつかんぞ」と思ったのだが、さらにびっくりする転生の記憶が語られる。
衣織姫(そとおりひめ)としても転生している、とのこと。
「そとおりひめ」といえば、それはそれは、古事記で一番の派手な大悲恋に出てくる「そとおりひめ」に関係があるのだろうか。
いやちょっと待て。古事記の悲恋の主人公の姫と、その母上は同じく「そとおりひめ」と呼ばれていたというが、どちらの女性なのかも語られていない。
霊言後の総裁解説によれば、日本神道関係の「踊りと癒し」の文化の創出のために、過去に日本人として生まれた、という感じだ。
さらに、総裁は、霊言後、「祭り」に関して言及しておられた。日本の祭りは鬱の治療行為だとの解説である。
日本には、老若男女問わず、「祭りが好きでたまらない」「盆踊りが好きで好きでたまらない」、という人たちも多いと思うのだが、確かに、盆踊りに参加していると、雑念が消えて鬱が去り、独特のトランス状態になる、というのは経験がある。
あれは、姿を変えた治癒行為だったわけだ。
そういえば、以前、小泉八雲のエッセイで、この世のものとは思われないような、日本の一行事への美しい記述があり、「なんだ、これはなんだ」と読んでいくと、なんとそれは盆踊りのことで、軽いショックを受けたことを思い出した。
鋭い目を持った作家のような人が見れば、それらはこの世のものならざる、女神の麗しい癒しの文化として、きちんと見えていたのだなあ、感心していた。
ところで、霊言では「源氏のプリンセスでもあった」、というが、三代しかない源氏の系譜で、姫は初代と、二代目、あわわせて三名程度しかおらず、どうにも話を聞いていると、一人に絞られるような気がする。
また、じつは、この霊言では、質問者がもうお一方いた。
それは、今年1月収録の「宇宙人リーディング⑥」で、魂の転生が「人魚の大将」という霊査を受けた、某局長女史。
某局長女史と、南原夫妻の娘さんが並んで質問をしていたのだが、ナイチンゲールの弁によると、某局長はこのナイチンゲールの魂の転生に少なからずかかわっており、ナイチンゲールが衣通姫として生まれたときは母親で、源氏のプリンセスとして生まれたときはその父親であったという。
ということは、某局長女史は、源氏三代の誰か、ということになる。三代目の源実朝は結婚したが子供がいなかった。ならば、初代頼朝か二代頼家のどちらかということになるのだが……。
これについて、総裁は、霊言後の解説で、
「どっかで、ご立派なご活躍が『カミング・スーン』かも(笑)」「それはあなたにとって、嬉しいか、嬉しくないか……」「その活躍をどこかで誰かが喋ることになるかも」
等々の言葉を、局長女史にかけておられる。
それを聞いた拝聴後の会員さんは 「もしかすると、『北条政子』あたりの霊言が収録予定なのでは」という声も出て、歴史好きな人達にとっては楽しみが一つ増えた形になった。
末筆ながら、今世のナイチンゲールのご兄弟、今後のご活躍をば、心より、ご祈念申し上げます。
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