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2011-04

ナイチンゲールの霊言 感想(2) 本物の「徳」と「格」

●高級霊のしめす「徳」

 さて、当日の総裁の服装は、黒に近いグレーの背広、紫のタイに白金系の半袈裟。
 合掌なしで、「ふーっ、ふーっ」と、息を整え、やがて手を組み合わせて合掌し、大きく身体が横にかしぐのをまっすぐに直して、霊人が語りはじめた。

 現れたナイチンゲールという方は、生前の激しい気質の伝説とはうってかわって、とても淡泊な感じがして、意外な感がある。

 降臨されたナイチンゲールご本人曰く、「亡くなってからは、Red closs、赤十字の活動の指導をしていた」という。
 総裁のもと夫人についての感想を聞くと、
 「my assistantとして自分のそばにいた人物だろう」といい、彼女が自分に寄せて嫉妬やあこがれを抱いたことに関して、「自分は忙しかったので、そんな感情はあまり考えなかった」とさらりと答える。

 今回の新潮社の件に関しては、
 「common person(凡人)の、 jerousy(ジェラシー)である」と、一蹴する。
 さらに、
 「彼女は決して大川総裁先生には釣り合いはとれていなかった。彼女はあまりにも存在が小さすぎた。
 実際、エル・カンターレに対しては十分な信仰が立っていなかったし、地位、権力、そしてお金、こちらの方を使いたかった」。
 といい、
 今世に関して、「総裁はshould be single(結婚されるべきではない)」、と言葉が続く。

 また、もと夫人の魂の素性は、「レッドクロス(赤十字)ではなく、リアルクロス(十字架)に関係している人物」だが、It’s dengerous(危険)なので、言うのはhesitate(はばかられる)。
 職業は、lending money(金貸し)に関連ある人物、クリスマス・キャロルのスクルージ(もちろん改心前だろう)のような存在であるとも語っている。
 もと夫人に関しては、おおむね、今までのリーディングの裏が取れた形になる。

 なお、もと夫人がご自分の名をかたっていることに対して「50%だけ語ります」と言い、たいへん理性的な返答がなされたが、残り50%は霊界のシークレットと言うだけでなく、実はかなり心中穏やかではなかったのだろうかな、と思ったりした。

 ここで思い知らされたのが、高級霊の「徳」。
 ナイチンゲールの名と実績をもと夫人が語っていると知ったとき、正直、
「生きている人に自分の実績を騙られ、名誉を簒奪されるのは大変な苦痛だろう」と思われた。
 「そんなことに耐えられるのはエル・カンターレの分身ぐらいではあるまいか」という説を会員さんから聞いたとき大変ありうることだと思っていた。
 だが、霊界にはそのぐらいの徳のある人々がまだまだいる、ということが、この淡々とした語り口から分かる。
 これまで、ひとえに、幸福の科学、という団体を守るため、当時の「用心棒」の顔を立てて、どのような騙りも黙っていてくださる魂がいるのだ。
 その徳に、ひとえに頭が下がる。
 この徳と、格。
 これは、いくら実績や名前を騙ることが出来ても、ニセ者にはとうてい騙ることが出来ない部分ではあるまいか。
 今回の騒動にも、もと夫人には、「レプタリアン」と言われる魂軍団の特徴が現れている。
 幸福の科学でいまも収録・公開され続けている、レプタリアンやその密偵をつとめるホワイトグレイの霊言、というものがある。
 彼らは、もともと爬虫類や翼竜のような姿形をしていて、それが、地球に来て、人間の肉体に宿って転生を続け、「進化の神」を名乗っている、という。
 もと夫人もその魂の系譜であろう、といわれている。
 だが、その彼らの霊言の特徴をきいていると、
 平気で他人の手柄をわがものとして公言してはばからぬ「簒奪癖」、
 自分を飾るために平気でウソをつく「虚言癖」、
 さらに「傲慢さ」などを感じることが多い。
 それが人から嫌われるのだろう。
 (もちろん、そうでないレプタリアン種もいて、昨年夏の「レプタリアンの逆襲Ⅱ進化の神の条件」では、K氏らの魂が、見事な武人として霊言をなし、尊敬したくなるような、皆が憧れるレプタリアンの姿を見せてくれたことは、記憶に新しい)

 ……だが、それに対して、このナイチンゲールの霊言の後半は、devotion(献身)という単語が情熱をこめて幾度も使われている。 
 きわめつけが最期の言葉で、聞き取れた分だけでも、

Give everything,
every devotion to your God, El cantare, your light,your hope,and your future.
Give everything for him.
That’s your mission.That’s your mission and another disciples mission.

 (全てを捧げなさい。全ての献身をあなたの神、エル・カンターレに捧げなさい。あなたの光、あなたの希望、あなたの未来、全てを主に捧げなさい。それがあなたの使命、全ての弟子の使命です。)

 ……マザー・テレサの言葉を聞いているような、熱のこもった純粋な信仰。
 このすきとおった無私の献身こそ、騙りを使う魂の種族にとって、習得が難しい高貴な感情といえるのかもしれない。
 一視聴者として、願わくば、自らの名誉を奪われ、手柄を奪われ、騙られても、淡々と人々のために尽くしていく人々のように生きてみたい、と思わざるを得ない気持ちに満たされるひとときだった。

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