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英語力増強法(4) 日本再興のための「英語のいくさ」
- 2011-05-17 (火)
- 英語学習法
引き続き、英語の更新です。
……ついで、総裁は、普通の英会話学校や塾が絶対に言わないことをさらりと言う。
それは、「英検だのTOEICだのは、所詮外国人向けの資格であって、外国で仕事をするにはまったく足りない」
という日本人にとって非常に痛い事実。
強烈なのが、
大川総裁「インドに行ったら、そこの電化製品が、すべてサムスンに制覇されていた」
「パナソニックもきちんと売られているのに、それでもサムスンしか使われていない」
「その理由は英語力にある」
というご自身の体験談と、分析。
これは、幸福実現党の母体となるであろう、HS政経塾二期生のための講義「救国の志」の中でも触れられていた。
(政経塾の講義よりも、この英語の講義のほうが後であって、わりと話がだぶっているので、そちらもよろしければ精舎で拝聴されるといいのではないかと思われる。)
大川総裁「サムスンの新入社員は、平均TOEIC950点だが、日本のメーカーにおいては、大卒の新入生で300点、パナソニックは管理職550点。
商社でさえ、住友商事で730点。
この点数の差で、メーカーの英語力が低い分だけ、商社が飯を食えている。メーカーの学力が上がると、自分たちで交渉・売り込みできてしまうから商社が要らない」
という厳しい話。
(ここで出てくるサムスンとは、ご存知サムソン、三星(SAMSUNG)電子。韓国の「三星財閥」の電子部門だが、財閥の収入の大半をこの電子部門が稼いでいる、といわれている。
英語力をもって現地密着のグローバル展開をしたり、経営陣を思いきり若返りさせる、などの運営が有名。また、日本企業が問題発生の後に重い腰を上げる「事後処理型経営」だとすると、危機意識をたえず強く持った、いわば「準備経営」を心がけている、などと言われていて、それらが勇躍の秘訣だと言われている。)
大川総裁「日本がもう一度、経済的に再興するためには、海外のマーケットを取れるか失うか。その英語力にかかっている。」
「中国・韓国・インドと、英語を使える国が多くなっていて、アフリカもとても英語が出来る。」
「世界中で英語が使える中、日本人のレベルが低かったら、海外の市場をドンドン取られていく。これは日本が二流国に転落していくと言うことを意味」
「ミサイルの撃ち合いだけが戦じゃない。英語力もいくさの一つ。圧倒的にここに差があった場合、勝てない。」
といい、同時に「外資系の企業が日本で商売を拡げない理由は日本語をしゃべれない外国人を相手にしないから。」
という話もされている。
これは本当に、次から次へと日本の痛いところをつく言葉だ。
生産品が負けているわけではない。
民族の質が劣っているわけでもない。
ただ、言語を知らない。
それだけで、日本は負ける。
これは、わざわざ海外に出て行かなくても、ニュースなどから、それらを実感することがある。
たとえば最近、拙宅でも、某アジア製の携帯用音声プレーヤーを購入して使っている。
なぜ国産でないかというと、しょっちゅう持ち歩いて落としたり無くしたりするので、とにかく安いものが欲しかったのだ。
そこで、まず店頭で、一番安い、メイドインチャイナのものを買ってみたら、こちらは初期不良で使う前にアウト、即返品。
そこでつぎに安い某アジア製のものを買ったのだが……。このプレーヤー、確かに多機能で堅実、いいつくりなのだが、スイッチの入り具合がいつもすんなりいかず、起動に時間がかかり、「かなり」ストレスを感じる。
「ううー、やはり日本産のもののほうがモノが良いんだよなー、やっぱ、高くても日本産にしたほうがよかったかなあ」、などと思いつつ使っていると、ある日、テレビのニュースかなにかで、海外の電化製品事情が流れているのを見かけた。
画面の中では、アメリカだと思うが、太ったあんちゃんが、拙宅で買ったのとよく似た商品を持っていて、「ああー、もう、サイコーだね。日本製なんかいらねェよ」と褒めちぎっている。
サムスンの名前も出ていて、家電品を見に来たおじさんおばさんが、「うちの電化製品はみんなサムスン。日本のなんてもう全然使わないよ」と、口々に言う図も写っていた。
その時は愕然として、「なんで? 絶対に日本のほうがモノがいいのに……世界中が安物買いに走っているのか?」と画面を見ていたのだが、これらの総裁の講義を聴いた後では大いに得心がいった。
ようは、売り込みやサポートで、英語力がないために負けているのだ。
また、同様のことがらは、理系の分野だけに留まらない、という事象を耳にした。
最近、日本の十年ぐらい前の深夜アニメがサム・ライミ監督によってドラマ化されるというので、ちょっと話題になっていた。
そのとき、「日本のアニメやコミックが海外でドラマ化されても、東洋人の役として起用されるのは韓国や中国系の俳優・女優」「凄く口惜しい」という記事や書き込みをけっこう読んだ。
「……そういわれればそうだな、なせだろう」と思っていたが、それも「英語の壁」のためだ、と考えると納得がいく。
精神的に「開国」するつもりで、英語力をつけ、どんどん怖じずに世界に出て行ったり、日本に来た海外のレポーターなどに意見が言えないと、技術だけでなく、文化においても、すぐれたものを持ちながら、近隣の他国に美味しいところをもっていかれてしまっている現状が続いていくのではないか。
総裁の言われるとおり、これはもう戦争なのだ。
その際に、世界に商業戦、言論戦で打って出るには、英語というツールが必要なのだ。
ここを読み間違えると、日本人はこのままずるずると民主党・菅政権や日本のマスコミに引きずられて、あっさり二等国に転落していく未来が待っている。
そんな未来を回避するために、老若男女、すべてのひとが個々人で出来ることの一つが、「英語の学習」ということになる。
……個人の勉強・努力が、国を救う。
勉強好きな団体・幸福の科学らしい「日本の世界戦略」論である。
そして、大川総裁曰く
「TOEICを990点満点なんて思わず、2000点満点だと思って勉強していただくと、ちょうどいい。2000点満点として考えて、990点とったら、「ちょうど真ん中、半分ぐらい」と思って勉強を続けると、大体、国際基準に合うレベルになる」
という。
非常にわかりやすい基準で、得心がいった。確かにTOEICのヒアリングなんて、耳が慣れて聞き取れるようになると「受験者ばかにしてんのかい」みたいな選択肢の問題が多い。
やっぱりあれは初歩の英語だったのだ。
では、そのための勉強のコツ、そして、現地での会話のコツについて、総裁は何と仰っているか……次回、更新できたら、させて頂きたいと思います。
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