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2011-09

野田首相 守護霊霊言に隠された、二つの強烈なトピック(2)

 前回の続き。
 新首相の就任と同時になされた、幸福の科学・大川隆法総裁の「野田首相スピリチュアル分析」にて、一般に触れられていないもう一つの論点を書かせていただく。

【公開霊言 「沈みゆく日本をどう救うか」 抜粋映像】
http://www.youtube.com/watch?v=EpLy6JfIxPs
 内容の要約はこちら。
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2754

 もう一つの注目点とは、野田首相ご自身に関すること。
 これは映像にも要約にも語られていないが、野田首相守護霊の霊言後半で、

 「野田首相は、以前、幸福の科学の船橋支部に来た。
 そして、大川総裁の話を聞き、『松下幸之助氏のいいところをとったような教え』と讃辞を残している」

 という内容が語られている。

 そこを指摘されて、
 野田守護霊は、「マスコミに載せられたら大変なことになるじゃないか」「その話、活字とか、ニュース駄目だよ」
 「タブーは踏まない。踏まない。地雷は踏まないことにしないと。地雷だらけなんだ、今」
 といいつつ、司会のS職員(書籍「宇宙からの使者」第1章に登場」)が
 「あなた船橋の支部に来ましたよね」
 と再三問いただすと、「君、何か嫌なタイプ。CIA長官か」
 「自分の基本的戦略は『敵を減らす』。味方は増やせないけど、敵は減らす。自分は味方を増やすにはルックスが悪すぎるので、味方は増えないけど、敵は減らせるんだ」(←これ、面白い思想ですね)
 などとさかんに牽制しながらも、 
 「幸福の科学は幸之助さんの思想の、ほんとにいいところだけ取ったみたいな偉大な団体。賢い」
 と語っている。
 もっとも、幸福の科学のことを「偉大な」、と彼が言うのは、誰が見ても彼のリップサービス。
 そこで、さらにS職員が
 「他の宗教と区別はついてないですよね。票だけみてますよね。」
 と厳しく問うと、
野田守護霊「いや、他の宗教だと経営なんてわからない」
 と答えたが、結局、宗教団体としての教えは理解していない様子である。
 ただし、幸福実現党に関しては
 野田「自衛隊を応援してくれるのは、私は心から、ほんとに感謝してる」
 という感想が引き出された。

 ……これを聞いて、「ついに出た」、と感慨深かった。
 「ついに、幸福の科学の支部で法話を聞いた首相が出現した」、と。

 個人的に、これはかなり大きなトピックだった。
 ……ここのくだりは、幸福の科学サイドでも全く触れていないし、野田首相もこの話はなかったことにしたいから、とりあげられないではあろうと思う。
 
  この数年間、あるいは、幸福実現党発足以降の動きだけを見た人たちは、たいしたことではない、と思うかも知れない。
  しかし、幸福の科学発足とほぼ同時期から、総裁の話を聞いてきた人びとにとっては、この小さなエピソードに深い感慨を抱いているのではないか。

 ……昔話になる。
 二十年前。
 幸福の科学ができて数年のころ。
 確か名古屋だったと思うのだが、大川総裁は「郵政民営化」をはじめとする、政府のありかたに関する提言をいくつか行った。
 ……大川総裁という人は、政治をも変えるつもりなのだ、具体的にその方法を説ける人なのだ、と衝撃と共に知った、はじめての講演だった。
 それ以降、総裁は政局に対する指示や政策をも、数は少ないが、講演会で語るようになった。
 やがて、かなり大勢の、それこそ百名をゆうに超える議員秘書たちが総裁の講演会に座るようになった。
 しかし、なかなか総裁の政策は成就されることがなく、その後、その時の「郵政民営化」は、(幸福の科学とは無縁ながらも)小泉元首相という人が成就してくれたとき、我々にとっては、それだけでも「おおーっ」という感慨があった。
 ようやく一つ、である。
 
 もっとも、知る人ぞ知る話だが、野田首相に限らず、大川隆法総裁と自民系の政治家というのは、かなり縁が深まっていた。
 二十年前からすでに、中曽根元首相が、大川総裁に人を介して手紙を預け、国家の行く末に関して問い、総裁はそれに対して人を介して返答を渡していた。
 自民党が泥舟に沈むような最低の時に、総裁の支持で自民をバックアップしたこともある。
 安倍もと首相、麻生もと首相も、大川総裁から間接的に助言を得ていた。 

 しかし、それでも、幸福の科学をパブリックに認める勇気のある議員は現れなかった。
 安倍さんも麻生さんもマスコミにつぶされてしまい、政策の成就どころではなかった。
 宗教が徹底的にマイナスに働くが故に、彼らは直接、支部で総裁のビデオを拝聴し、感想を人前で語ることさえできなかった。
 秘書や、人を介して、幸福の科学の政策や思想を学んできたのだ。

 二十年、幸福の科学は、大川総裁の卓越した政策をつねに内包しながら、おもてだって政治には全く関与できなかった。
 このままで終わるのだろうか。
 政治は次世代に託すことになるのだろうか。
 二十年前、私たちの度肝を抜いた、大川総裁の恐るべき政治への手腕は、私たちが生きている間は、見ることができないのかも知れない……と、会員さんの中にはそう思っていた人も多いだろう。
 ところが、二年前、幸福実現党ができた。
 負け戦にもかかわらず、堂々としてひるまず、その勢力は伸びている。
 そして、その政策を次々に民主党が盗むようになり、政権党で大川総裁の政策が次々と検討されているという事態になっている。

 そして今回、現総理(←守護霊ではない、肉体のご本人のほう)が、幸福の科学の支部に足を運んで話を聞いた、という話が出てきた。
  しかも、単なる票読みだけではなく、幸福の科学に好意をもち、一目置いていることをはっきり語ったという。
  霊言では野田首相は、「経営について強い宗教」「その政治団体の自衛隊支援に感謝」と、内容に関する認識をも持っていて、首相が自衛官のお宅出身であることを考えると、ひどくありうるもののように思われる。
 (首相の「国難」発言も、幸福実現党のパクリだそうである)
 ……正直、感慨深い。

 ここ数年で参加してきた幸福実現党の支持者たちや信者さんたちは、幸福実現党がいっかな公認されず、活動がなかなか前に進まぬように見えることを、焦れているかもしれない。
 だが、二十年、総裁を見続けているものにとっては、そうではない。
 ……ここまで来たのだ。
 なにもなかった、あの二十年前の若き総裁の理想は、ついにここまで世界を動かすところまで来たのだ。

 考えてもご覧なさい。
 今回の、野田首相の守護霊は、自分が守護霊であることを自覚していると言い、「自民から見れば左翼だろうが、左翼と一緒にするな」と語った。
 (前の管総理の守護霊は全く自覚がなかった)
 そして、
 「政経塾は、一応、あの世を信じてないような人は、はいっとらん」「幸之助さん自体が宗教つくりたかったぐらいの人だから、宗教心はあるんだよ」
 と語っている。
 現在の政局でもかなりの人数をしめる政経塾は、唯物無神論ではなく、信仰のある人たちである、というのだ。
 そして彼らはこぞって幸福の科学の政策を盗み、やっきになって実現しようとしている。
 こんなこと、十年前には想像もできなかった。
 想像もできない光景が、総裁の言葉に従って開かれ続け、ここまで来た。

 二十年かけて、もはや止めようもない大きな山が盛り上がるような、巨大な波が盛り上がって押し寄せてくるような、そんな確かな高まりを、観測している手応えを、あらためて感じる。
 明らかに時代が動いているのが見えた、とでも言おうか。

 ……さて、この現職総理と幸福の科学の関係。
 野田首相の守護霊の狼狽に反して、マスコミは無視するだろう、と思う。
 左翼のマスコミは、宗教のポジティブな力など絶対にこの日本で認めるわけにはいかないのだ。
 大川総裁がここまで実政治に影響力を持っている、などということは、マスコミとしては、一言も喧伝するわけにはいかずタブーにするに違いない。
 だが、彼らがどれほど無視しようと、三十年をかけて、松下幸之助氏の政経塾は日本の政界で大きな派閥となった。
 そして、大川総裁と実現党の言論の力は、マスコミが蓋をしても蓋をしても、地下の伏流水が吹き出してくるように流れ出て人目に触れてきはじめている。
 その結果、この夏、一冊の霊言の書籍が、国会の不信任決議案よりも、総理に効いて、退陣させた。
 期を一にして、左翼の政権下ではあるが、総裁の話を支部で聞き、好感を持ったと表明する総理が出現した。
 ……すべて事実だ。
 一つ一つは一見、小さな出来事。
 だが、ここにゆるやかな、とてもゆるやかな兆しを感じることができる気がする。

 このうねりを知らない人の中には、こう思う人もいるだろう。
 『【野田首相誕生】 「もう、日本を脱出したほうがいい」・・・駒澤大学経済学部准教授の飯田泰之氏 http://nikkan-spa.jp/52318 』
 ……と。
 だが、最悪の状況に陥りかけている日本だが、復活の兆しがここにある。
 それらは、この国が、まだ一般の人びとが思ってもみないような方向に変わっていこうとしていることの、確かな証に感じられる。
 それはまるで、厳しい長い冬の中で、あきらめずに注意深く見守っていると、かすかな春の気配をいち早く感じることができるような、そんな感覚にも似て、「あなたがた実現党を支持する人たちの活動はけして無駄ではありませんよ」と、つぶやきたくなるような「兆し」なのだ。

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