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貧乏神にとり憑かれた野田首相を止めろ! 実現党、「反増税」デモ

 「いったい、野田首相は、何かに取り憑かれたのか?」 ……ここ二日のニュースを見ていると、そう思わざるを得ない。

【野田首相、消費税増税を「国際公約」(動画あり) 】
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4869408.html

 なんと、野田首相は勝手に、20カ国地域(G20)首脳会議の全体会合で、消費税を「2010年代半ばまでに段階的に10%に引き上げる」と宣言してしまった。
 このやり方、覚えがある。
 ……これは、国際会議で鳩山もと首相と全く同じやり口ではないか。
 (一昨年、鳩山もと首相は、CO2を90年比25%削減すると「国際公約」。もっとも、民主党は今やCO2をガンガン出す火力発電を進めて、国際公約なんてそっちのけなわけだが)
 そして、そのあとに、

【野田首相、消費税増税法案成立前の衆院解散否定 信問うのは成立後】 2011.11.4 09:35 [野田首相]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111104/plc11110409360002-n1.htm

 これはマスコミが上手く隠しているが、要注意の発言だ。
 テレビ朝日などは、野田首相の公正さをアピールする如くに、
 【野田総理「消費税引き上げ実施前に信を問う】 テレビ朝日
http://www.youtube.com/watch?v=kb9w7v6SMfY  
 と報道して、首相が一見、民意を聞き入れるかのように報道しているが、これに騙されてはいけない。

 よく聞くと、これは首相が、「消費税増税の法案が通らなければ、解散はしない」と公言したわけである。
 普通、「信を問う」、というのは、法案を通す前にやることである。
 それなのに、ここでは、強引に法案を通してから「信を問う」などといっているのだ。
 いわば、「予算を人質」に取った、卑劣なやり口と言われても仕方がない。
 ……これにも、我々は覚えがある。
 すなわち、この夏、「言うこと聞かなきゃ辞めてやらない」とごねまくった菅前首相のやり方と同じである。

 (さらに言えば、この「実施前に信を問う」とき、当然首相は野田さんではないのだ。いや、民主党ですらないだろう。
 ……このまま行けば、それは自民党である確率が高いのだ。
 野田首相のこの談話は、その時の政権を「信を問え」といって、解散させるための戦略に使うこともできる。
 いや、それ以前に、二年後に総選挙があるのでそこで「信を問う」ことにしてもよいわけだ)
 なんという強気。
 「絶対増税法案を通してやるぞ」、と言う固い意志、いや、執着にも似たものが感じられる。
 これを受けてか、官房長官までが
【消費増税分、来年度予算編成に織り込み 官房長官見通し】
http://www.asahi.com/politics/update/1104/TKY201111040146.html
 などと言いだし始めた。(いいのか、そんな甘い予算組んで!)

 ……事情を知らない人からは、「ええっ、野田さん、突然暴走し始めたのか。どうなってしまったのだ」と言いたくなるだろう。
 だが、この思惑は、すでに、大川総裁の「野田首相リーディング」を読んでいれば、「予言」されていることであった。
 書籍の中では、
 「増税が確定すればかけこみ消費で景気が良くなる。実行するのは自分ではない。だが増税を発表しただけで税収は増える。なんとすばらしい政策だろうか」
 という野田首相守護霊が自画自賛して、「増税」に酔ったかのような発言を繰り返しているのである。
 
 これに対しては、さっそく自民党から
【自民・谷垣総裁、消費増税法案提出前の解散を要求】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111104/stt11110416180005-n1.htm
 『谷垣氏は「立場をはっきりさせて国民に信を問うことが必要だ。民主党のマニフェスト(政権公約)は消費税を増やさないという前提だった。その点をどう整理するかが不可欠だ」と指摘』(記事より)

 ……うん。これが普通だよなあ。どうしてこういう報道を「野党が難癖つけて予算を通さない」と報じるかなあ、マスコミは。
 ただ、残念ながら、自民党の谷垣さんも、「景気対策」と抱き合わせではあるが、増税論者であることには変わりない。

 現時点で、財源をきちっと提示しながら「増税する必要はないのだ」と叫んでいる唯一の党が、幸福実現党。(http://www.hr-party.jp/new/2011/13331.html)
一切報道はされていないが、なんと、この人達は、11月に入って、外務省の前で街宣を行っている。
 党のメルマガHappiness Letterにて、「野田首相の4つのウソ」(Happiness Letter701,702)として、非常にわかりやすい「財源」についての論考を出した小島一郎さんの街宣動画はこちら。
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 さらに、実現党、11月5日(土)の一時から、日比谷公園野外大音楽堂にて、反増税のデモを行うそうである。
http://www.hr-party.jp/new/2011/13027.html

 あたかも、これまでの「民主党の指導霊」に指導を受けはじめたかのごとき野田首相。

 だが、今までの民主党の愚策を、寸前でことごとく阻止してきた実現党も、まだまだ意気軒昂にして元気がよい。
 ……特に、実現党のデモは、インパクトが大きい。なにせ、五月のデモでは永田町をふるわせて不信任決議案を出させ、菅首相の首をはねる寸前まで言ったほどだ。

 日本に取り憑こうとしている貧乏神に、「そうそう思うとおりにはなりませんぞ」、と申し上げたい。

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