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2011-11

凡将にあらず! 国民の英雄「乃木将軍」の霊言(2)

 ところで、乃木将軍の旅順攻略の意味について、幸福の科学的観点からまとめておさらいさせていただきたい。

  まず、幸福の科学・幸福実現党は、先の戦争について明確な史観を持っている。
 それは、

 『戦後の「自虐史観」は間違っている。
 日露戦争・第二次世界大戦での日本の戦いぶりは、アジアを白人支配から解放する役目を果たしたのだ。』

 というスタンスである。
 渡部昇一教授の読者にはおなじみの思考だろう。
 つい百年前まで、世界、いや、地球の文明を支配していたのは「白人たち」だった。
 白人こそ、進化した人類とされていて、黄色人種や黒人は猿の仲間、みたいに思われていた。白人が有色人種の土地を植民地にし、奴隷にするのは当たり前のことだったのだ。
 だが、今、地球の人々の多くは、そんな考えに支配されることはない。
 なぜか。
 日本が戦ったからだ。
 日本が白人と戦い、白人の軍隊に勝ったことで、アジアの人々はみな驚き、
 「有色人種が白人に勝てるのか!」
 「白人が生まれながらに優れているなんてのは、ウソなんじゃないか」
 「俺たちも白人と対等なのだ!」
 と気付いたのだ。

 言い換えれば、日本の戦いは、結果的に、黄色人種たちの白人支配に対する「開放戦争」とも言うべき効果を人類にもたらしたのだ。
 日本は、先の大戦で、多くの血を流すことで、地球の歴史を変えた、といえる。

 では、当時の日本が、白人社会に最も強くインパクトを与え、歴史を変えた戦争とはいつだったのか。

 ……じつは、それこそが、日露戦争で、明治天皇が支持し、乃木将軍の指揮した、この「旅順攻略戦」ではなかったかと思う。

 旅順要塞。
 ここが落とせなかったら、日本はロシアに負けていた。
 日本がロシアに負けた場合について、大川総裁が説いている。
 1997年3月30日に宗教法人設立六周年記念講演として、総本山・正心館で説かれた「繁栄への道」によれば、
 「もし日露戦争で日本がロシアに負けていたら、歴史はどういう風に展開したか。
 99%、朝鮮半島はロシアの植民地となり、日本がロシアの属国になっていた。

 その結果、第二次大戦に相当するものはやはり起きたが、それはロシア対アメリカで、日本が戦場になり、朝鮮半島のロシア勢力を駆逐できるかどうかの戦いになっただろう」(要約 小生)
 という。
 (なお、総裁は「第二次世界大戦後、日本を統治しに来たマッカーサー元帥は、朝鮮戦争で自分も同じ立場におかれ、ようやくこの戦の真の意味を悟った」という話もされている。
 渡部昇一教授はさらに、マッカーサーは母国で「日本人は防衛戦争をしたのだ」との意見を発表したが、これは日本のマスコミが報道していない、という趣旨のことも語っている)

 この旅順での負けは、日露戦争の負けを意味した。日露戦争の負けは、アジアの人々が解放されずに未だに苦しんでいたことを意味する。

 つまりは旅順での数ヶ月の戦闘は、つくづく、その後の世界史、地球の文明の流れに、一つの扉を開いたのだ。

 だが、その扉は、簡単に開かれはしなかった。
 扉をひらくためには、数万人の日本の男たちが死なねばならなかったのだ。
 ……無理もなかった。
 このとき日本軍が攻めた「旅順要塞」は、とんでもない当時の最先端の技術によりガードがなされていて、白人にとっても、攻略など、最初からとうてい不可能な要塞と化していたのだ。
 普通なら、戦死した日本人数万人は犬死にに終わっただろう。
 ところが、ここに、乃木希典という将軍がいて、「乃木よ、戦え、そして勝て!」と勅命を出した明治天皇がいた。
 その命を受け、乃木将軍は、ありえないことに、その膨大な犠牲の果てに日本軍を勝たせてしまったのである。

 この事実は世界中を仰天させた。
 「世界史の奇跡」……人々はそう呼んだ。
 このとき、日本のみならず、その後の地球の文明史は、間違いなく変えられた。

 変えたのは、ほかならぬ、乃木将軍に率いられた陸軍で、日本を守るという意志の元に戦い、死んでいった数万人の男たちだ。
 乃木将軍と、彼に率いられた日本陸軍は、多くの命と引き替えに、確かに世界を変えた「英雄」たちだったのである。

 余談ながら、大川総裁は、初めての衆院選で実現党が全敗したときに、このときの旅順を引き合いに出して、実現党の候補者たちは「(旅順の)203高地に突撃して戦死した男たち」のようなものだと説かれた。
 そんなことも頭に入れながら、この関連の更新を続けてみたい。

(……なんだか、今回のシリーズも長くなりそうな嫌な予感がします。政治ネタなどの合間にぼちぼちできる限り更新しますので、お暇な方はおつきあい下さい)

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