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「イラン空爆」の予告に慌てた、野田内閣

 大川総裁の法話でなされている予言というのは、だいたい発表後、三年ぐらい経つと現実化してくることが多かったように記憶しているが、
 幸福実現党の発足後、総裁の予言が、公開されてから成就するまでのスパンが非常に短くなったような感がある。
 政局に関しては半年以内、はやいと一ヶ月から二週間で動きがある、といったところだろうか。
 今回のこれも、つい先日公開された総裁の法話を思わせて、「もう始まったのか!」と、会員さんたちをぎょっとさせたにちがいない。

【イラン核施設で爆発か 英紙報道
2011.12.1 01:22 [イラン]】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111201/mds11120101250001-n1.htm
『爆発の原因や被害の詳細は不明だが、同紙は施設が何らかの攻撃を受けた可能性もあるとしている。イラン政府は爆発を否定したという。
 同紙は、爆発は偶発的な事故ではないとするイスラエル情報機関筋の見方も伝えた』

 ……「偶発的な事故ではない」と、イスラエルが言っているのが非常に不気味だ。

 なぜ、幸福の科学の会員さんがこのニュースで驚いたか。

 それは、一週間前のこのニュースについて、総裁が指摘していることがあるからである。

 そのニュースというのがこれ。

【円借款供与 イラクに670億円、油田開発など協力 フジサンケイ ビジネスアイ 11月23日(水)8時15分配信】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000022-fsi-bus_all

 要するに、日本政府はイラクに670億円の円を貸しますよ、と約束した、というニュース。
 これで、野田内閣は、すでに韓国に5兆円、ASEANに2兆円、そしてイラクに670億円出したことになる。

 「やれやれ、また国内で増税して、海外にばらまくのか」……と、眉をひそめた人も多かろうが、この援助は、いささか趣が違う。
 なにしろ、この「お金出しますよ」は、イラクの「バスラの製油所やペイジ製油所のプラント建設」と「病院、通信網整備」に出されているのだ。
 これはつまり、「設備とインフラを改善して、日本に石油を運べるようにしてほしい」というふうに読める。

 しかし、なぜ、この時期に、突然野田内閣はイラクに石油のテコ入れをしようとしているのか。
 「いよいよ、『イスラエルによるイランへの空爆があるぞ』と、アメリカが日本にリークしたのではないか」
 という読みが、幸福の科学の中で一般化しているのだ。

 ……詳しくは、大川総裁の支部公開での最新法話、「伝道の原点」でご確認いただきたい。最後のほうでふれられている。

 たしかに、事実、最近頻繁に英米のイスラエル関係のマスコミが「空爆があるぞ」と報じているようだ。
【イラン原子力施設をイスラエルがXマス迄に空爆!? Israel to attack Iran!?(字幕) 】
http://www.youtube.com/watch?v=fGEM4p12RdA 

 これまで核施設の一は正確に分からなかったのではないかと思っていたが、
【米軍イラク撤退で再燃するイラン核問題】http://blogos.com/article/21861/

 によると、国連のIAEAは、「イランは、テヘランの郊外で核兵器を作っている」のを、衛星写真の解析でわかった、と言う。
 アメリカがこの話を野田内閣にリークしてきた意図はわからない。素直に日本を同盟国として見てくれている、というのであればありがたい限りだ。
 日本としては、脱原発の冬に、石油がストップしたら難儀なことになるのだ。どんな吝嗇内閣でも、これは対処しなければならないと思うだろう。

 ……しかし、イラクに援助できたことはよかったなァと思いつつも、やはり日本人としては切ないものがある。
 なぜなら、イランはアメリカとは仲が悪いが、日本との関係は悪くない。
 いや、それどころか、以前に「百パーセント親日だ」、という話を聞いてとても驚いたことがある。
 以下は数年前、ネットの掲示板に書かれた話だが、
 「イスラム教国で教えを守る国はほとんどないが、日本はイスラム教国ではないのにイスラムの教えが守られている」、のだそうである。
 ここでいうイスラムの教えとは、「姦淫しない」「人を騙さない」「人を傷つけない」「街をきれいにする」「他国の文化を尊重する」……など、仏教の在家の五戒めいた内容なのだ。
 確かに、イスラム圏を飛ぶ飛行機に乗ったら、通路にゴミを散らかして騒いでいる人たちがいてまるきり地獄だな、と、顔をしかめた、という話を、幸福の科学のセミナーで故・景山民夫さんがされていた。
 しかも、イラン人から見ても、日露戦争の奮闘ぶりによって、黄色人種が白人に一矢報いたことや、敗れても経済大国として復興してきたことなどから非常に評価が高く、
 「生まれ変われるとしたら日本人になりたいか」と聞いたら、百パーセント「イエス」という答えが返ってくるほど日本は敬意を受けている、というのである。
 日本人旅行者だと分かると、大変親切にしてくれるのだそうで、一ダースでしか売らないナシを、三個だけ欲しくて困っていた日本人の旅行者がいたが、通りすがりの人が「日本人だ」とわかったら、店と交渉して「旅行者だから売ってやれ」といって、特別に売ってもらえた、などという話が現実にあるのだそうである。
 (当時の記事の内容がこちらのブログに残っていたのでご参考までに。http://ttjtkhs.at.webry.info/200712/article_40.html アドレスはコピー・貼りつけで、ご覧下さい……探せばまだ出てくるような気がします。)
 ……こんな話を聞くと、正直泣けてくるぐらい嬉しい。
 日本人はイランのことを何も知らないのに、イランではこんなに日本を思ってくれているのだ。
 そんな国であると聞いていたので、イランで幸福の科学の信者が現在急増している、という情報を得たときも大変納得した。
 だが、そんなイランが大変な戦争をしなければならないかもしれないときに、日本人は冷たくも無関心で、自国の油の心配ばかりしている。
 確かに自国の石油の確保も必要ではあるが、じつは日本には、本当にしなければならない役割があるはずなのだ。
 実現党は常に言い続けている。
 「アメリカと中東の国々の仲裁は、日本が行うしかないのではないか」
 「それを中東の国々は日本に望んでいるのではないか」
 まったく、こんなとき、ズバッとアメリカ・イスラエルを説得できたら、どれほど日本は頼もしい国に見えることだろうか……。だが、民主党にはそれを望むべくもない。

 ここ数日、日本の北はすっかり寒くなり、もはやストーブなしではいられない季節に突入している。
 ガソリンスタンドで、めっきり高くなった価格表を見ながら、この油はどこから来たのだろう、その国の人々はこれからどうなってしまうのだろう、と考えては、申し訳なく思うことしきりだ。
 ……もう少し待っていて下さい。と、西方に向かって内心で手を合わせる思いでポリタンクに油を入れ終わり、
 『じつは、日本の立て直しを待っているのは、日本の人々だけでなく、世界の黄色人種たち全てではないか』と、そんなことを考えながら帰宅する、師走の一日目である。

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