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2011年12月6日 エル・カンターレ祭(1)
- 2011-12-09 (金)
- 幸福実現党観察日記
2011年12月6日、火曜日。
小雨のふる中、夜の京浜東北線の車窓から外を眺めていると、巨大なドームが目に飛び込んできた。
埼玉スーパーアリーナ。
……なんとか、今日、ここに来ることができた。
平日のエル・カンターレ祭開催に、伴侶と二人、数日前から時間をやりくりして仕事を早めにきりあげ、一ヶ月前に買うことのできた切符をにぎりしめ、必死に新幹線に飛び乗って埼玉までやってきたのだ。
……仕事次第では来れないかも知れない、子供達に何かあったら来れないかも知れないと、正直、当日、新幹線に乗るまで気が気ではなかった。
さらに、かなり厳しく時間をやりくりして、間に合う最後の新幹線に乗ってきたため、もし、一発でかい地震や事故などあって、新幹線が止まったら、それでもう間に合うことはないだろう、頼むから無事に着いてくれよ、という気持ちもあった。
……だが、無事にここまでたどりつけたのだ。
「やっと駆けつけた」という思いが強かったためか、京浜東北線から巨大なドームを見た途端、おおー、ほんとにここまで来たんだ、来たんだぞぉーっ と、感無量。
さらに、「今回は、少しだが時間の余裕をもって着いたぞ!」と、ほっとする。
じつは、夏の御生誕祭、前日に泊まったディズニーランドから、あろうことか幕張に行くはずの電車を間違えて逆方向の電車に乗ってしまった。
何駅か行ったところで気がついて慌てて降りて、今来た方向の電車に乗ろうとじりじりしながら待つと、事故があって電車が遅れたというアナウンスで、もう、間に合うか間に合わないかの瀬戸際に陥って、大人二人の血相が変わり、子供二人抱えるようにして駆け込んだのを覚えている。(……屋台村にいけなかったのが未だに口惜しい管理人である)
雨は降っているが、気分は高揚している。
電車を降りると、駅にはスタッフが道案内の矢印のカードを持って立っていて(もう少しカードが大きいとわかりやすかったのだが)、それを頼りに木々や頭上に電飾の飾られたきらびやかなモールを急いで通り過ぎる。
すでにこのあたりから通勤風景のような混雑ぶりだ。
通りすがりに一軒だけ屋台を見かけて、夏のうらみがあったのでふらふらと寄っていきそうになったのを、伴侶に腕をつかまれて受付へ赴いた。
じっさい、寄り道などしている場合ではなく、受付も大変な混雑をしていた。
逆光で見えないが、上の光る半円にエル・カンターレ祭の文字が入っている。
チケットは記念の写真を撮るひまもなく受付で一枚そっくり預かられ、資料を貰って中へ入った。
人、人、人にまじって、経典売りのみなさんの威勢の良い声が響いている。
トイレは大行列。これは知り合いを捜すどころではない。
そして、焦ったのは、空席がどこにあるかわからないということだった。
次々と入り口を入っては「こちら満席でーす」「こちら親子席でーす」と言われ、一体どこがあいているのか焦りに焦ることとなる。
「三階四階が空いておりまーす」と言うスタッフの叫び声が聞こえるのだが、道行く場内スタッフを三人捕まえて聞いても、三階、四階への上がり方を誰も知らない。(汗)
仕方なく階段と見るや駆け上がるのだが、どこも行き止まりで、いくつも階段の上り下りをしている間に、寒い地方からがっつり厚着してきた体は汗でぐっしょりである。
結局、一番はじの二階席入り口から入場、比較的高めの席まで上がって座ることができた。やれやれ。
場内はすでに天井あたりまで満席近い。
嬉しいのは、場内飲食が可であること(といっても、うちは買っている余裕はなかったが)、そして開演まで写真撮影が可だったことである。
さらにありがたいのは、こちらのアリーナは、夏の幕張メッセと違って、柱で遮られて、舞台が見えないという席が一つもなかったことだった。(夏は体をかしげて見ていた人も多かったからなあ……二十年ぐらい前も幕張で講演会があったときはそんなだったから、苦労しつつも懐かしかったのだが)
かなり高い席だったので場内の様子が一望に見渡せた。
それにしても、本当に天井までお客さんが入っているのがよくみえるなあ。
大スクリーンでは場内の様子を映している。客席では、大スクリーンに映るカメラがまわってくると、いっせいにハンカチらしきものを振る会員さんの一団や、海外からなのだろうか、赤いシャツ、赤い旗で一階の通路を練り歩いて、拍手を浴びている人々の列が見えた。
舞台上は数本の高さの違うギリシャ風の円柱と、模様の入った太陽にも似た円盤からこちらに階段が広がっているような背景。
場内が暗くなって、静まりかえった客席にオープニング音楽が鳴りはじめると、舞台、そして逆に舞台側から客席をさまざまなライティングで照らし出すのがよく見えて楽しかった。
エル・カンターレ祭は1時間ということだったが、30分ほどはセレモニーで、そのあと総裁の法話となる。
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