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2012-09

 「世界を変える宗教の力」補足(2)……弟子に宿る師の力

 九月十四日。
 なんといってもトップニュースはこれだろう。

【さらに4隻が侵入、6隻同時侵入は過去最多 尖閣諸島領海 2012.9.14 11:04 [尖閣諸島問題] 】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120914/plc12091411050009-n1.htm
 沖縄に「黒船」……いや、中国の海洋監視船がやってきた。
 海洋巡視船である。
 当然、武装している。
 武装船が6隻、堂々と日本を侵略してきたのだ。

 総裁の語っていた「沖縄県の人々の洗脳がとける出来事が起きる」というのは、まさにこの事態に違いない。
 この事態には、さすがに、 『米軍でていけ』と言い続けた急先鋒、沖縄県の仲井真弘多知事も 
 「領海侵入は国と国の間の問題。外交上の課題なので政府にお任せする」
 と言い出す始末だ。(【「6隻も」海保に驚き 沖縄県知事「国と国の問題」 2012.9.14 13:06 [尖閣諸島問題]】http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120914/plc12091413080014-n1.htm )
 (それにしても、こんな事態になったら、「国にお任せする」とは……沖縄県知事のこの発言に関しては、「いままでさんざん国益を損なう言動をしてきた責任を取れ!」 と怒る日本人は多いだろう)

 総裁の九月二日の獅子吼は、対中国に対して効果はなかったのだろうか?
 いや、十分に効いている、と管理人は推測する。
 (【補足】9月17日、この予測が外れていたことが判明。真相は次の更新で書いたとおり。記録のため、このまま残しておきます)

 どういうわけか、総裁の法話があった九月二日から、習近平国家副主席が、公の場所に姿を見せていないのだ。
 記事によれば、
 『習副主席は、クリントン米国務長官など各国首脳や高官との会談を相次いでキャンセル。9月1日を最後に公の場に姿を見せておらず、その動静について政府が情報を明かさないことから、背中を負傷したとの説や心臓病を発症したなどの憶測が飛び交っていた』 【習近平国家副主席の「動静」、中国国営メディアが報道http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE88C02S20120913
 ネットでは、健康不安説どころか、不審車に追われて事故を起こしたという話まで流れていた。実際、この時期に習副主席が雲隠れする必要は何もない。事故にしろ、入院にしろ、何かあったと見るべきだろう。もちろん総裁が呪いをかけたなどということはないが、もし、習氏が本当に倒れていたなら、中国当局から見れば、総裁の獅子吼と同時期のこの副主席の不運には、あたかも呪われたような、なんとも不気味な気分になったのではないか。 (【以上、推測ここまで】)
 

 そして、米軍の動向である。
 この事態になる直前、米軍は
【嘉手納:F22飛来、最多22機 嘉手納基地/沖縄 毎日新聞 2012年09月13日】
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20120913rky00m010002000c.html(さらに、その前日、FNNによれば、山口県の米軍岩国航空基地に2機が緊急着陸)

 オスプレイは輸送機だったが、F22Aラプターというステルス戦闘機はステルス性が強力で、ロングレンジの空対空ミサイルを搭載し、敵が見えない距離から一方的にミサイル攻撃が可能な機体。
 「これが22機! シナの空軍が壊滅できるぞ!」
 とネットの軍事オタクたちは喜びながらも、
 「一体何が起きているのか」「中国が何かやらかすのでは」と案じていた一方で、
 左翼の皆さんは、「許すまじ!」と怒り、上掲の記事によれば、『嘉手納町長は「今回の飛来が嘉手納駐留の布石になるのは許されない。これが恒常的に(嘉手納で)運用されるならとんでもない』と言っていた。
 しかし、さすがにこの事態には、「米軍出て行け」とは言えないだろう。
 それにしても、この時期、よくぞ反米渦巻く沖縄に、最新鋭ステルス戦闘機をかくも大量に置いてくれたものだ。
 ヒラリー・クリントンの霊言では、
 「日本が自国を守る気がないのなら、アメリカも手出しはできない」
 という言葉があった。
 しかし、九月二日、明確に大川総裁は日本を守るの言を発していた。日本最大の宗教家が、このとき、意思表示をしたのである。
 さらに、幸福実現党が、文字通り、北海道から沖縄まで、「ありがとう米軍」をアピールし、米軍に心からの感謝の念を絶やさなかった。
 こうした実現党のフォローがなかったら、22機の最新鋭ステルス戦闘機は、いま、日本にはいなかったかもしれないのだ。
 それどころか、ヘタをすれば、鳩山・菅といった民主党の首相らによって、米軍そのものすら、日本にいてくれたかどうかはあやしい。
 そうしたら、今ごろ6隻の武装船はたやすく尖閣に上陸していただろう。
 ……考えるだに、ゾッとする。

 さらに、野田首相の動きである。
 彼は、この機を逃さず、国防を固めようとするだろう。
 (自民党の総裁選でマスコミが最も押している石原氏が、『尖閣に中国は攻めてこない』『(自分は)外交・安保は素人』などの大ポカ発言をやらかしているのとは正反対だ。一方で、幸福の科学に最も親和性の高い安倍 晋太郎 元首相は、外交・経済共に見事なビジョンを展開している)
 その背後には、「幸福実現党の『「国防論』を丸ごといただいてしまおうという野心がある」と、『源義経の霊言』で指摘されている。
 なんと、この2年間の幸福実現党の追い上げをかわすため、あの民主党が、国防をきっちりやってくれようというのだ。

 2年間の実現党の活動、さらには、20年にわたる、幸福の科学の会員さんたちの活動が、この国難の時に効いている。
 中国が、動き出す。
 それは、日本にとっても、実現党にとっても、いよいよ「その時」が近づいているということにほかならない。

 ついに、日本の国論が、変わらねばならない時が来た ……そんな事情を頭に置きながら、前回の続きを書かせていただきたい。

 前回の更新では、
 「『宗教的言論が、軍事国家の銃を下ろさせる』という、映画ファイナル・ジャッジメントのクライマックスを、大勢の人々が行いうる日が来るのではないか」
 ということを書いてみた。

 そんなことができるのだろうか。
 ……できる。
 人間はひとたび、「可能だ」と思えば、するりと、それまでできなかった事の成就をしてしまう。
 その最も有名なものは、コロンブスの卵の例だろう。「あ、こうすればいいんだ」と分かった人々は、それ以降、全員が全員、タマゴをたてたことだろう。
 もっと最近では、たとえば、体操のムーンサルト(別名ツカハラ)という技は、初めて塚原選手がオリンピックで成功させたとき、奇跡のように言われたが、いまではちょっと腕の立つ高校生が普通に練習している。

 この場合で言えば、「宗教者の言論が、銃口を下げさせる」などということは、どう考えても現代では不可能なはずだった。
 だが、その「不可能」を「可能」に変える働きをしている人物を、目にして、認識しているいる人々がいる。
 それは、大川総裁の弟子たちであり、愛読者たちだ。
 彼らの心には、「宗教者の言論が、銃口を下げさせる」ことが、既成の事実として、゛「可能なこと」として認識されたに違いない。
 「できる」と思えば、人間はトライする。そして、その結果、本当になしとげてしまうものなのではないか。
 しかし、それでも、ここで、
 「いや、それでも、これはタマゴやスポーツと訳が違う。いくらなんでもこんなこと、大川総裁のような特殊な人物にしかできないだろう」といわれてしまうかもしれない。
 ……なるほど、確かにそうかもしれない。
 事は、人間の思想や信条に関することで、これをくつがえさせたり、軍事行動をとめたりすることは、スポーツとはいささか訳が違う。
 しかし、ここに重要なファクターが一つある。
 それは、幸福実現党が、ただの政治結社ではなく、その支持者の多くが、信仰のある宗教者たちだ、と言うことだ。
 信仰に疎い日本人だが、じつは、この事実は、とんでもないパワーを秘めているのである。
 信仰者の最大の武器は、信仰である。
 なぜ、信仰が「武器」になりうるのか。
 それは、信仰が立った瞬間、師の力が、教祖の力が、そのまま弟子に宿るという、驚異の現象が出現するからである。
 ……2000年前。
 イエスの弟子は、医者ではなかった。
 薬の勉強もしたことがなかった。
 常識で考えれば、彼らにすがってくる病人たちを、どうできるはずもなかった。
 信仰の力を知らない人々は、嘲笑っただろう。
 インチキがあるに違いない、と疑っただろう。
 だが、彼らは、信仰の秘密を知り、それを実践して見せた。
 すなわち、自らの心にある、「信仰」という名の心のドアを開け、師と同じ力を自らに流れ込ませて、師と同じ奇跡を起こすことができた。
 すなわち、病人たちを治したのである。
 それはイエスの高弟でなくとも、普通の市井の人々ですら、できたことだ。
 有名な「百卒長の信仰」のくだりがそれである。
 (マタイ伝8章5節、ルカ伝7章1節によれば、イエスがカペナウムに滞在しているとき、ある百卒長のしもべが病気で死にかけていた。
 イエスがその病人を直しに家の近くまで来たとき、百卒長は友人を使って、イエスにことづてた。すなわち、『イエス様、この家の中にご足労いただく必要はありません、お言葉だけを下さい。私にも部下の兵卒は、命じれば、言葉通りに動いてくれます。同じように、イエス様が「治れ」というお言葉を下されば、わたしのしもべは治ります』という趣旨の事を伝えたのだ。
 イエスはこれを聞いて非常に感心され、「これほどの信仰は見たことがない」と言い、実際、使いが帰ると、しもべは治っていた、という話)

 聖書に限らず、仏典には弟子の説法に光を感じて帰依した話や、弟子による病気治しの話は、それはそれは数多く出てくる。
 信仰には、信じた者に師の力が臨む、という作用があるのだ。
 だからこそ、数千年を経ても、信仰ある「中興の祖」たちが、教祖が起こしたのと同じ奇跡をもって、その宗教を建て直し続けることができた。

 ならば、今回の法話を聞いた聴衆たちにも、同じことができはしないだろうか?
 信仰のドアを開いた瞬間、師と同じように、言論で銃口を下げさせ、世界を変える、その奇跡を、起こすことができないだろうか?
 できる。
 いや、もう、それは、現実に起きている。
 その一つの有名な事例を、すでに幸福実現党のウォッチャーは知っている。
 それが、幸福実現党・あえば直道氏の、アメリカ共和党・アジア担当顧問就任である。
 それを奇跡と言っては失礼かもしれない。本人の実力にとっては当然のことかも知れない。しかし、やはり、あえば氏の大川総裁との対談で、その経緯を聞くほどに、そこに信仰の力が介在しているような気がしてならないのである。
 (……続きます。次回で終われそうです)

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