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2012-09
『国を守る宗教の力』(2) 中韓が最も恐れる日本人
- 2012-09-07 (金)
- 幸福実現党観察日記
8月10日。
……日本人にとっては、外患内憂がそろって露わになった、まことに忌むべき日となった。
まず、国会では日本人を限りなく苦しめるであろう、消費税増税が裁決された。
午後の参院本会議で、消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案が、民主、自民、公明三党の賛成多数で可決、成立してしまったのだ。
野田首相の頭の中は、もうこの法案のことでいっぱいいっぱいだったに違いない。
その絶妙なタイミングを狙って、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が、8月10日、竹島に上陸した。
大統領は、派手なパフォーマンスによって、自国の領土であることを主張。
韓国の日本への侮辱は、それだけではなかった。
8月11日。ロンドン五輪のサッカー男子3位決定戦、日本-韓国の試合後に韓国の朴鍾佑選手が竹島(韓国名・独島)領有を主張するメッセージを掲げた。
その後、14日には、李明博大統領が、「天皇は土下座して謝罪せよ」と公言。
ハラワタの煮えかえるような一連の事件であったが、仕掛けてきたのは韓国だけではなかった。
中国がこの機に乗じてきたのである。
8月15日に香港と台湾の活動家が尖閣諸島に上陸、中華人民共和国と中華民国(台湾)の旗を立てた。
これを機に、反日感情は燃え上がり、19日起きた反日デモは人々が暴徒化し、さらに、8月27日、丹羽宇一郎駐中国大使の乗る日本大使館の公用車が、北東四環路を走行中、民間の乗用車の妨害を受け、車に掲げてあった日本の国旗が奪い取られるという事件が起きた。犯人は「愛国無罪」でおとがめなしだそうだ。
同時期に、ロシアもまた、仕掛けてきた。
8月25日には、北方領土に向け、ロシア揚陸艦が出港している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120825-00000555-san-int
中・韓・ロ。
……このお隣さんたちに、日本はなすすべもなく、ひたすらやられ放題の8月であったわけだ。
(ちなみに、中国の領事館問題で、絶好の「軍港」になる場所を中国に売り渡してしまったのは新潟市であるが……参照:当ブログ【中国に売りとばされた新潟~「中国領事館予定地」立地の危険性】http://www.manjusri.net/archives/2012/03/17/08/49/
……その新潟県は、ことあるごとに、官民一体となって「中・韓・ロに門戸を開いた国際都市」を目指すことを謳っている。この夏の出来事で、この三国に、「門戸を開いた」らどうなるか、少しは理解できただろう。さすがに少しは目が覚めただろうか?)
これに対して、最初のうち、日本の対応は、いつもの通りだった。
すなわち、首相がひたすら「遺憾」をあらわすだけ、という、もう、映画「ファイナル・ジャッジメント」そのもののシーンが展開したわけである。(このあたり、あまりの映画との酷似ぶりに、会員さんは大笑いしていた)
しかし、いつもなら、ひたすら平身低頭しておしまいの日本だったが、今回は違った。
なんと、日本人は、怒った。
野田内閣も、(民主党にしては比較的) 毅然とした態度を示した。
そして、マスコミもまた、隠蔽することなく、中・韓の暴挙に関する報道を行った。
中韓は驚いたことだろう。
日本を、徹底的にはいつくばらせるために仕掛けた、この夏の有事。
それは、逆に日本人を奮い立たせてしまったのだ。
特に韓国にとっては、一連の事件が起きたタイミングが、すべて最悪だった。
まず、対外的に無頓着な日本人が、唯一、愛国心らしきものをたぎらせて、日本中で注目するオリンピックという国際的な行事。
そこでの韓国のふるまいは、日本人もさすがに我慢の限度を超えるものだった。
オリンピックで日本人が嫌悪感を募らせたと同時期に、韓国大統領の竹島上陸が行われた。間髪入れずに、年配の人なら絶対に許し難いであろう、大統領の天皇陛下への侮辱発言が飛び出す。
……間の悪いことに、これらが起きたのは、すべてちょうどお盆のころだった。
お盆というのは、日本のあちこちで親戚が集まって墓参りし、一年で唯一、先祖に思いをはせ、酒と肴でおしゃべりする時期だ。
集ってくるのは、みなさん、日頃、ろくに本を読まずネットもやらず、テレビのコメンテーターの言うなりで、民主党に投票し、次は維新に投票しそうな、シルバー世代たちである。
そんな彼らが、この件に関しては、口々に、
「いままで騙されてた。韓国はとんでもねぇ国だ」と語り、話し合ううちに怒りを増幅させたのだ。そのため、なんとなく、盆明けには日本全国、「中韓はひどい国」という意見で、国民がゆるやかに団結してしまったように思われた。
中韓にとって、さらに大きな誤算はもう一つあった。
日本は、たとえ国民がいかに怒っても、マスコミと民主党だけは絶対に中韓に土下座するはずの国であった。
ところが、自分たちの下僕であったはずの民主党内閣、そして、左翼マスコミまでもが、自分たちに牙をむくかのような風向きになったのだ。
韓国は、うまくすれば従軍慰安婦で賠償金が取れそうだったのに、もはや、とてもそんな雰囲気ではなくなってしまった。
……韓国の大統領は、困ったことだろう。
じつは、8月26日、大川総裁は、「世界を変える不滅の勇気」の法話の中で、韓国の大統領の守護霊が総裁の下に現れた話をしている。
韓国の大統領は、当てが外れたことに関して、あれこれ怒っていた、という話である。よほど弱り果てたのだろう。
ところで、この時期に韓国の大統領の守護霊が、大川総裁のもとに現れた、とはどういうことか。
韓国、そして、おそらくは中国も、その「番狂わせ」を起こした「震源地」を探っていた、ということではないか。
今回、中韓の予想に反して、語気が荒い、意外な日本の姿。
「なぜこんなに日本は語気が荒い?」 と、彼らは思ったことだろう。
そして、その日本には、ただ一人、八月の、この外交問題が現れたとき……いや、それ以前から、「霊言」という形で、毎日のように、韓国と中国の隠しておきたいであろう機密事項 (ゴビ砂漠にある中国の秘密の核の発射基地と各ミサイルごとの標的となっている日本の各都市名から、韓国大統領の保身計画まで) を、すべて公開し、出版し、白日の下に晒し続けた、大宗教団体のトップにしてベストセラー作家の人物がいることに気づいたはずである。
この2年間、民主も、自民も、その人物の説く政策をこっそりと、まるまると、盗んでいる。
さらに、マスコミは、その人物の説く法話を、政権批判のタネ本としている。
あの左翼の急先鋒の朝日新聞までが、その人物の書籍を大々的に広告に載せている。
そして、映画ファイナル・ジャッジメント……。あんな映画が動員数で上位にずっとランクインし続けていたのだ。たまったものではない。
ここで、困り果てた韓国の大統領守護霊が、大川総裁のもとに来た、ということは。
彼らは、今回の日本の感情的な「震源地」は、たった一人の宗教家にある、と分析しているのではないか。
しかも、その大川総裁は、国内より、国外で華々しい活躍を行っている。
総裁の講演した国は、その後、手のひらを返したように世論がかわり、反中ムードが高まる。そこへまるで申し合わせたように米国のヒラリー女史が入り、中国の身動きが取れなくなっていく。
あたかも、大川総裁が、日本のマスコミ、日本の政府、そして世界をも、ただ一人、言論で動かしているようではないか。
……韓国も、中国も、そんな大川隆法という人物の言動に、警戒心を強めていたに違いない。
しかし、大川総裁は、微塵も手を緩めなかった。
九月に入ってから開示された、「今上天皇」の、聞いた者を慄然とさせる守護霊霊言も、相当な爆弾であった。
あの鋭さ、厳しさ、明晰さ。
あれが、平成の天皇陛下ご自身の真意であることが知れわたれば、宮内庁や外務省はおろか、民主党は震え上がる。出版されたものを読んだ日本人は、まちがいなく、天皇家に再び深い敬意を抱き、こうべを垂れることだろう。
それに加えて、この週末、福岡での怒濤のような講演会。
その場で総裁は、獅子吼した。
激しく、韓国に、中国に、ロシアに、怒り通しの四十分だった。
そのこころは、「日本人よ、いまこそ立て! 侮辱を受けて黙っているな!」ということであろうか。八月収録された「神武天皇」の霊言を思わせたが、それよりはるかにその口調はすさまじい。「これほど怒った総裁を見たのは初めてだと楽屋で言われた」という話もあったほどだ。
……これを九州で、すなわち、中国と韓国の目と鼻の先で行ったのだ。
「日本に手を出してみろ。大川隆法は、その行為を許さない!」
というメッセージが、中国と韓国にはっきり伝わったのではないだろうか。
……二日後、韓国が折れた。
直前になって、やはり面子を重んじ、上陸するのではないかとの懸念もあったが、
【独島防御訓練、7日から実施…日本極右勢力の奇襲上陸を想定】2012年09月07日09時41分 [ⓒ 中央日報日本語版] http://japanese.joins.com/article/054/159054.html
> 今回の独島防御訓練で予定されていた海兵隊の独島上陸作戦は中止になった。
>日本を不必要に刺激する必要はないという政府の方針に従ったものと分析される。
(記事より引用)
「日本を」のところを、「大川隆法を」、と読み替えると、この裏事情は読めてくる。
韓国は、大川総裁ただ一人に、負かされてしまったのだ。
映画「ファイナル・ジャッジメント」を見た人は、「いくらなんでも、説法で銃口を下げることができるはずがない」と、皆が思った。
だが、九州の四十分の法話で、事実、日韓米の亀裂が決定的になるのが防がれ、中国が付け入ろう、としていた隙が、一つ、塞がれたことになる。
いままで、こんなことができた日本人はいなかった。
「言論なんか武力の前には役に立たない」「宗教に何ができる」などと、もう言えない。
言論で、宗教家のただ一度の説法で、演習とはいえ他国軍の上陸を防いだ実例が、ここに厳然と現れたからである。
……しかし、この講演の意味は、それだけではない。
おそらく、この講演は、「外憂を防ぐ」というだけでなく、日本人にとって、「内患を打ち破る」という意味で、大きな「チャンス」が含まれているのではないかと推測されるのだ。次回はそれについて書かせていただきたいと思う。(……続きます)
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