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2013-02
中国が未だ日本に軍を進められぬ理由(1)
- 2013-02-20 (水)
- 幸福実現党観察日記
アルジェリアの人質事件が一段落付いたと思ったら、北の核実験に、中国の汚染(それも、中国当局が、「すべて日本のせいだ」というキャンペーンにしてしまうから恐れ入る
【「日本に元凶」中国ネットメディアが“責任転嫁”2013.2.7】 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130207/chn13020720110006-n1.htm)。
さらにはロシアの隕石と、次々にショッキングな出来事がニュースの見出しを飾る。
その中に、看過できない動きが紛れ込んでいる。
【習近平総書記、AUのズマ委員長と会談 2013-02-18 11:28:05】という、新華社通信の見出しだ。(http://jp.xinhuanet.com/2013-02/18/c_132175590.htm)
おや、と思った。
以前、
【習氏、3月にアフリカ歴訪へ 投資拡大アピール 2012/12/15 23:57 情報元 日本経済新聞 電子版】 http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1503Z_V11C12A2FF8000/
というニュースを見かけた記憶があるからだ。
そのときは、習金平総書記は、3月26、27日に開くBRICS首脳会議に出席すると同時に、複数のアフリカ諸国を回って金をばらまく約束をするような話であった。
一ヶ月、早い。
これはどういう動きだろうか、と考えたとき、
「ああ、習氏が、破ろうとしているな」、という気がした。
「中国包囲網」を、である。
最近、中国は、すでに世界を制した気でいるのではないか、と思うときがある。
無理もない。
オーストラリアの巡錫で、大川総裁は、「中国人は世界を征服する気でいる」「オーストラリアもかなり押し込まれている」という発言をされた。
【アフリカで高まる中国の影響力、中国人がいない都市はないほどに―香港紙 Record China 2月1日(金)9時20分配信 】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130201-00000005-rcdc-cn
によれば、百万人の中国人がアフリカに入り込んでいるという。
中国では、「アメリカのできなかった開発や事業を中国人がやった」と鼻高々の記事が出回っているようだが、
その実態は、現地の人々を奴隷のように使い、産業を食いつぶし、政府高官はワイロで喜ぶものの、現地の住民には、 反中(シノフォビア)が広がっているという。(参考記事http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1210/04/news005_3.html)
有名な書籍『中国人の世界乗っ取り計画』河添恵子氏著など読むと、背筋が寒くなる。(Amazonの書評だけでもかなり読み応えがある)
中国が「投資」「開発」「友好」を表明しようものなら、大量の中国人がなだれ込み、町を汚し、治安が悪化して、住民が逃げ出し、結果的に乗っ取られる。そんな事例を見聞きするだに、もはや中国人が無敵のやくざかエイリアンに見えてくる。
そんな現象が、今や世界中で起きている。
そこに軍備力まで備わり、さらに、経済力でも世界第二位となった。
それらの条件を考えれば、本当に世界を征服するまであと一歩、ぐらいに思っていても無理はない。
だが、その彼らは、こともあろうに、「包囲網」をかけられてしまっているのだ。
その発信源は、日本にある。
法律上、軍すら持てない、攻撃もできない、しかも危機意識もないような、そんなふぬけた、きわめて与しやすい日本の、ただ一人の人物の仕掛けに、なんと、イナゴのような中国の侵略は、包囲網で絡め取られているのである。
習氏の動きは、なんとかそれを破ろうとしての、アフリカへのてこ入れに見えるのだ。
日本はまことに、しゃくの種だといっていい。
さぞや悔しいことだろう。歯がゆいことだろう。
できるものなら、いっそ、軍を差し向けて、さっさと占領してしまいたいと思っていることだろう。
中国が攻めてきたら、日本などひとたまりもない。彼らは国内ではそんな風にあおっているはずだ。どう攻めてやるか。
ところが、彼らはまだ、その日本へ、軍を侵攻させてこない。
彼らに言わせれば「いや、それはいま、楽しみに考えているところなのだ」、というかもしれない。
だが、そうだろうか。
実は、これは、「しない」のではなく、「したくても、できない」のではないか。
そう強く感じさせられたのが、先月の「中国機信号射撃方針」の時の中国の対応である。
最近のハードなニュースの連打で、もう印象が薄れているが、当ブログでの前々回の更新で引用した記事を、再度引用してみたい。
【朝日新聞「中国機信号射撃方針」記事 防衛相が抗議、「誤報ではないか」との声 2013/1/18 18:16 】
http://www.j-cast.com/2013/01/18161867.html
記事をもう一度簡単に要約する。
2013年1月15日の会見、小野寺防衛相は、尖閣について、「国際的な基準に合わせ間違いない対応を備えている」とのみ語った。
ところが、朝日は「うちの大臣は、中国が領空侵犯してきたら、きっちり一発ぶっ放すぞ、といいました」(←意訳です)と報道してしまった。
これを聞いた中国はどう対応したか。
記事によると、このニュースは、
『朝日の中国語版でも報じられ、中国では「大臣の発言」だとして大きな波紋を』呼び、大手メディアも紹介。
一方、この質問に関係した台湾メディアの記者は、『朝日の報道は間違っている』とミニブログに書き込んだ。
すると、中国共産党の機関紙、人民網が『台湾の記者がこうミニブログに書いている。「朝日が誤って伝えている」と異例の記事』を出したというのだ。
妙な話だ。
中国が、わざわざ、一台湾記者のミニブログまでひっぱり出してきて、朝日新聞を否定した。
その理由は何か。
さまざまな理由が取りざたされているが、端的に言えば、
『中国はまだ日本とは開戦するわけにはいかない』と思っているのではないか、ということなのだ。
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