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2014-05
「理研のSTAP細胞否定」 雑感 ……「されど、水田に稲は育つ」ということ
- 2014-05-11 (日)
- 幸福実現党観察日記
まずは今年の田植えの写真をどうぞ。
(以下、画像はクリックで拡大します)
ゴールデンウイークの連休は、ご当地の米作農家、特に兼業の人にとっては「田植え」の時期。
もし、この時期に田植えという仕込みを失敗したら、数ヶ月して実りの秋になっても、その年、日本にお米はどこからも現れることはないのだと、毎年毎年、一面の湖のようになった水田を見ては痛感します。
農家の皆さん、本当にご苦労様でした。
その田植えをあらかた終えた時期に、いよいよ「忍耐」の年らしき事象がいくつか世界中に持ち上がってきた。
……タイの希望、インラック首相の弾劾審議と辞任。
……南シナ海の中国艦船によるベトナム艦船への体当たり。
……ロシア軍が退いたとたん、ウクライナ治安部隊が親ロシア派の殺害をはじめた。
……そしてオバマ大統領の下、迷走するアメリカ。
そんな中で、日本においては、STAP細胞のこのニュースが耳目をひいたのではなかろうか。
【小保方氏の不正認定が確定 理研が再調査しないと決定 2014年5月8日13時47分】http://www.asahi.com/articles/ASG583R28G58ULBJ003.html
さらに、5月9日の新聞には不正「認定」ではなく、
「STAP細胞 不正確定」
と、いう言い方に変えた各メディアの見出しが躍る。
共同通信デジタルなど、
【「STAP細胞できず」香港の研究者が報告 2014年05月09日 08:48 】
【英科学誌、STAP論文撤回も 「結論近い」と表明 2014年05月09日 09:02】
と、はっきりSTAP細胞をニセモノと断じた報道ぶり。「日本の科学分野における信用の失墜」という言葉も使われていた。
なんだかこれを見ていると、「二ヶ月ほど前の魔女狩りの火を再燃させよう」という意図を感じずにはいられない。よほど日本人に栄誉を与えることがおいやと見える。
ところが、この報道、意外に盛り上がらない感がある。
あたかも、ひとたび雨で湿った魔女狩りの薪を、もう一度なんとかして再燃させようとしているのだがうまく火がつかない、という印象である。
それもそのはず、このニュースの核は、単に
『理研が小保方氏を処分する』
というだけのこと。
上記の朝日の記事では書いていないが、下記の産経の記事は、同じ短さでありながら、事情がはっきりわかるものとなっている。
【理研、小保方氏処分へ 「不正は明らか」懲戒委設置 2014.5.8 18:06 [STAP細胞]】http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140508/waf14050818060025-n1.htm
この記事によれば、なんと理研は、
>「STAP細胞の有無と関わりなく、研究に不正が認められた。科学的問題とは切り離して考えた」
ということだ。
……これは、マスコミの論調と違う。
STAP細胞の存在が不正なわけでもなんでもない。
相変わらず、STAP細胞はあるかないかわからないまま、小保方氏を処分する、というふうに読める。
さらに、記事では、
>理研の規定によると、研究不正が認定された場合は諭旨退職か懲戒解雇の処分が原則だが、場合によってはそれより軽い処分もあり得る。
とある。
妙だ。
重いのか軽いのか、処分すら玉虫色ではないか。
整理するために、理研側のこれまでの経緯を振り返ってみる。
【STAP理研調査委員長が辞任 自身の論文で画像加工】2014年4月25日12時05分http://www.asahi.com/articles/ASG4T3CM6G4TULBJ003.html
と、調査委の委員長が論文加工を理由に辞任するのを皮切りに、
【STAP論文:理研調査委にまた疑義 研究者3人】毎日新聞 2014年05月01日 20時34分(最終更新 05月01日 22時02分)http://mainichi.jp/select/news/20140502k0000m040069000c.html
あげく、ノーベル賞を受賞した山中教授までも画像の切り貼りが疑われるしまつ。
そのため、一般には
「なんだ、論文の切り貼りって、理研では誰でもやってるんじゃないの」
というイメージが定着してしまった。
小保方サイドのいうとおり、「調査委の信用性はなくなった」のだ。 (【小保方氏代理人「訴訟も選択肢の一つ」STAP論文2014年5月8日06時09分】http://www.asahi.com/articles/ASG576QRGG57ULBJ010.html)。
そうこうするうち、一部の報道やネットの声は、すでに
「もう、論文がどうとかはいいから、STAP細胞があるのかないのかきちんと実験させてやれよ」
という声も聞かれている。
これに対して、「STAP細胞は無い」派の報道は、「再現できない」ことをもって、存在しないのだ、という。
しかし、「再現できない」のには理由がある。
小保方霊言によれば、それは、小保方氏が、「STAP細胞の核心のレシピ」を意図的に守ろうとしているからだ、という。
実際、これは日本にとって大変有難いことである。
さきほど、【「STAP細胞できず」 香港の研究者が報告 2014年05月09日 08:48 共同通信デジタル】という見出しを上げたが、これ、もしも「中国領の香港」で、一番乗りに再現されたりなどしていたらどうなっていたことか。
この研究、おそらく、まるまる中国のものになっていた可能性が高いのではないか。
……考えただけでぞっとする。
再現実験がどこも成功していないというのは、要は、現在、「小保方氏は、レシピを守りきることに成功している」ということである。
しかし、この状況が理研にとって楽しからざるものであることを、理研の野依理事長の守護霊霊言では語られている。同書では
『理研の施設をさんざん使い倒して成果だけ独り占めするとはゆるせない』
『「レシピを全部出せ」と言っている』
という野依理事長の本音が書かれていた。
……以上のことから考えて。
もしかすると、今回の発表は、理研がいよいよ業を煮やして、小保方氏に「レシピを出せ」と、より強烈なゆさぶりをかけてきているのではあるまいか。
実は、STAP細胞の存在は、理研内で確認が取れているのではないか。
だが、相変わらず小保方氏はレシピの肝心な部分を秘している。
それをはき出させるため、一方で、
「お前は不正をやったんじゃ! 覚悟しとけ! 苦しめてやるからのぉ!」
というヤクザの脅しのような言い回しと、
「細胞があるかないかは別」「レシピを出せば許してやる」
という、変に懐柔するような言い回しが同居しているのではないか。
おそらく、理研は、小保方氏を処分しても、STAP細胞の研究結果に関する「利権」を「理研」に残させるような形に持って行くに違いない。
それまでは、針のムシロのように、徹底的に彼女をいたぶり、締め上げるつもりだ。
……まことに、「野依理事長守護霊霊言」に書かれてある、この業界の汚さ、あくどさをまざまざと裏付けるような、保身と権威主義、嫉妬と脅しに凝り固まった、理研の発表であったと感じられる。
このままでは、ラチがあかない。
小保方氏が自暴自棄になって研究をやめてしまうことがあれば、STAP細胞によって助かるであろう大勢の人々の未来が消えてしまう。
我々にできることといったら、理研の嫌がらせのような処分に心が折れないように、氏への激励を続けていくことだろう。がんばれ、小保方氏。
そして。
心ある企業、大学、研究機関は、このさい、小保方氏に、獲得のオファーをどしどし出されたらどうだろうか。
もう理研は、これだけ研究者にひどい扱いをして、それが「当然のマナー」だと言い張る腐った体質をお持ちであることを世間様に示してしまったのだ。
理研には、「STAP細胞成功」の栄誉を、いさぎよく辞退していただこう。
おりもよく、せっかく理研側から「論旨退職」だの「懲戒解雇」だのと、腐った組織と縁を切っていただける、まことに有難い申し出を、向こうのほうからしてくれている。
小保方氏は、このさい、理研相手に
「STAP細胞が成功しても、理研にはひとかけらの『利権』もない」
という法的に有効な誓約書をとるなりして、理研に辞表を叩きつけ、とっととそんなところはやめて出てこられたらいいのである。
理研を辞めた場合、小保方氏はこの実験の継続先として、海外を考えているようだ。
……なるほど、日本の既成の大学や研究機関は、本心では「ぜひうちがやりたいなあ」と思っても、理研との、しがらみで身動きとれないのかもしれない。
だが、この技術を海外に流出させるのは国益からみて大変な損である。
そこで、日本の企業、団体は、どんどんオファーをかけたらいかがであろうか。
たとえば、その事実を真っ先に指摘した大川総裁の発案で新設される、幸福の科学大学などには、是非、小保方氏の獲得に、やはり真っ先に名乗りをあげて動いていただきたいものである。
最初は施設がなかろうと、スタッフがいなかろうと結構。
とりあえず、まずは大学に招聘して給料を出し、数ヶ月から一年かけて、小保方氏と相談しながら研究所を敷設、そこで、最低でも3年から5年、バッシングに耐えて、小保方氏に研究を続けさせる場所、さらに、論文作成に長け、緻密な記録や証明を形にすることのできる有能で信頼のおけるスタッフをつれてくればいい。
いや、STAP細胞の研究ができるとなったら、自分から志願してきてくれる人もいるのではないか。
おそらく、この時、集まるスタッフの質によって、STAP細胞の証明・汎用化までの時間は短縮することができる。
小保方氏には、十年でも二十年でも、人類の夢を実現化させる大きな研究を続け、成果を出してもらえばいいのである。
これは幸福の科学大学でなくても、どこの機関でも同じことだろう。
「いや、STAP細胞研究所の創設と維持にはかなりのコストがかかる。幸福の科学と違ってうちにはそんなお金はないぞ」、というなら、一般に広く、「STAP細胞 成就の夢基金」を募れば、意外と資金は集まるのではないか。
この場合、「STAP細胞なんてないんだ!」という大々的なアナウンスをマスコミがかけてくれればくれるほど、かえって好都合。そうなれば、小保方氏のほかに、STAP細胞を研究するライバルが減り、あるいはSTAP細胞の研究にお金を出す人々が減るので、小保方氏の先行者としてのリードは保たれる。より楽にSTAP細胞の権利を手に入れることができるだろう。
チャンスは今である。
実は、この「小保方氏に大々的にオファーすること」というのは、実は、オファーに失敗し、小保方氏がよその研究所、あるいは他国にいってしまっても、その大学・機関に取っては大変なメリットがある。
この件は、おそらく、踏み絵なのだ。
たとえば、この研究を素直に認めなかった理研について、その未来を考えてみるといい。
小保方氏に対する理研の処遇を、秘めた才能や、志のある研究者たちが固唾を呑んで見守っていたとしたらどうか。
理研には、もはや独創的な若い天才や研究者は、絶対に寄りつかないだろう。理研では、内部で世界を変えるような発明をしても、小保方氏のような扱いを受けることは目に見えているのだ。 「理研は研究者を守ってくれない」「使い捨てにされるのがオチだ」ということがはっきりしたら、誰がそんなところへ行きますか。また理研内部にいる人も、有能であれば有能であるほど、こんな組織を見限るのがはやいのではないかと思われる。この件によって、理研が終わりを迎える可能性は高い。
逆に、これをよしとして、世間になんと言われようと、本気で熱烈に獲得に動いた研究機関があるとしたらどうか。
それを見た次なる若い天才たちが、「へえ、そういう研究機関が日本にもあるのか。なら俺の研究も認めてくれるんじゃないか」と、集まってくるはずである。
遠慮はいらない。
日本のために、未来のために、勇気ある国内の研究機関が名乗りを上げてくれることを、日本人として切実に願うものである。
……最後にもう一度、水田の稲について。
冒頭の水田に稲が植えられた翌日からしばらく、大気はひどく冷え込んだ。
毎年、田植えの後に、春先に逆戻りしたような寒さが水田を襲うたび、小さな苗たちはさぞや切なく震えているだろうなと思う。
けれど、苗は育っている。
ひとたび植えられた小さな苗は、本当にちいさな、寒さに震えるただの草にしか見えない。
けれど、彼らは、寒さに耐え、酷寒に耐え、虫に耐え、病気に耐え、これからの数ヶ月を水田に黙々と育つ。
だが、その苗は、ほうっておいて、豊かな実りを人に与えてくれるわけではない。
それらを懸命に守るのは、金色の実りの日々を信じる人々である。彼らがいなければ、小さな苗は、豊かな稲へと育つことはない。
誰にあざ笑われようと、金色の実りを信じて、今日も水田に苗は育ち、今日もそれを守る人々がいる。
人の世の「希望」もまた、それとよく似たものかもしれない。
小さな小さな緑の苗から、想像もできないような金色のうねりが世界を埋めつくさんことを心にありありと見ることのできる人のみが、忍耐の年月をくぐり抜けて、苗を守り、世界に豊かさをもたらしてゆくのだろうと思う。そしてそれは、どんな立場の人、どんな立場の企業や機関であっても、なしうることなのだろうと思います。
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